ダンジョンチケット

夏カボチャ

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12章 新たなる世界・幻想界へ

ダンジョンチケット122

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ネクロはそう言うと。

スケルトンを一斉に解き放ったのだ!

普段剣と盾を装備している、スケルトン達が斧を手に異空間から次から次に歩いてくる。

ネクロ『この森を切り開いて進みやすくしてください!スケルトンナイツ』

スケルトン達が、ネクロの命令のままに鬱蒼と生い茂る森の木々に斧を降り下ろした。

スケルトン達が森を縦横無尽に伐採していく。

其のときだった。

島全体が激しく揺れ、声が聞こえた。

……『お前ら……何てひどいことを?許せぬぞ!』

拓武『少しヤバイな、おい?ネクロ!一旦スケルトン達を止めてくれ!』

だが拓武が振り向いたときに、さっきまで生き生きと広がっていた森は、無惨に切り開かれ、大量の切り株と引っこ抜かれた切り株の穴がひろがっていた。

正直、やりすぎだ。森に短期間でこれ程の被害を与える事になるなど考えても見なかったが其を拓武は目の当たりにした。

ネクロ『終わったよ!御主人様やりましたよ!』

嬉しそうに話すネクロ。

ベルウッド『キサマラ!よくも、大切な子供達を許さな』

島中の木々に、いきなり顔が現れたのだ!

拓武『なんだよ?あの気味の悪い顔』

リトルリザード『とりあえず海岸に!』

拓武『いや?逃げる必要はないな?』

拓武は大声をあげた。

拓武『よくきけぇぇぇぇ!これ以上やり続けるなら、此方も本気で島事吹き飛ばす』

返事はなく、人面樹と為った木々に手と足のように、根っこと枝を器用に使いながら向かってきたのだ。

拓武『やっぱりだめか?仕方ないな』

拓武は戦うことを決めたのだ!
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