ダンジョンチケット

夏カボチャ

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13章 王の戦い

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「何なんだこれは!」
大地は沸騰しまるで熔岩のようになっていた。
余りの高温にオクシードは、もとより海王族の誰もが中心に浮遊している島までたどり着けないでいた。

「く、これでは何も調べられん!」
オクシードがそう言った瞬間、後方から声が聞こえた。
「オクシード王!我ら竜人族が中心を調べよう、海王族は周辺に生存者がいないか探しては貰えないか?」

それはリュトルの部下達であった。
光の炎から拓武はオクシード達だけだと相性が悪いと感じリュトルの部下達に応援に行くように頼んだのだ。

「すまないな、我ら海王族では悔しいがこの高温では、身動きがとれない、素直に感謝する」

そう言うとオクシード達は生存者が居ないか捜し始めた。
竜人族も中心を調査したが生存者は皆無だった。
そして、島を調べようとした時だった。

いきなり島の下半分が回転を始めたのだ。
「なんだ、島が回り始めたぞ?」
竜人族は何が起こるのかまだ理解していなかった。
そして回転が止まると島の中心が輝きだしたのだ。

「全員逃げろォォォ!」
輝き出した瞬間に竜人族は理解した。
光る炎が降り注ぐ前に逃げようとしたがそれは輝いてから一瞬の出来事で、あった。
中心を軸に再度、光る炎が降り注いだのだ。
竜人族は逃げる間も無く巻き込まれ、蒸発したのだ。

「生存者は無しだ、被害報告と島の事を皆に伝えねばならない。急ぎ戻るぞ!」     
オクシードは今だに目の前で起きた光景が信じられなかった、溶岩の中でも活動できる竜人族が蒸発したのだから無理もなかった。

島が動き出す前に急ぎ拓武達の元に戻ったオクシードは有りの儘を話した。
その言葉にリュトルと拓武の頭にある言葉が浮かんでいた。

【ビーム兵器】

未だにSFの中だけの兵器だと思っていたが、 それ以外に思い当たるモノはなかった。

その時、島が再度、移動し始めたのだ。 

「何なんの、凄いのが来るよ!ご主人様」
キーメイス達もその巨大な島が空を移動する光景に目を奪われていた。

「あれを落とさないと、この巨兵城ごと吹き飛ばされそうだな」
拓武の言葉に皆が頷き、やることは決まった。
「あの島を叩き落とすしかないな」   
拓武はそう口にしたのだ。
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