ダンジョンチケット

夏カボチャ

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14章 種族と理由

ダンジョンチケット172

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オークの王は直ぐに態度で示した。
「残念ですが、我らオークはアインにつきます!だから、お前達を帰すわけにはいかなくなった!」
そう言うと武器を手にオークの集団が竜也とバーダを取り囲んだ。
「1つ聞くが?本気なんだなオークの王よ、今なら引き返せるぞ?」
「御親切にどうも、聞いていたより優しい王子様の様で大変心苦しいですが、諦めて頂きたい!」
そう言うとオーク達は一斉に二人に襲い掛かった!
竜也とバーダは其れを見て笑みを浮かべた。
「拓武から、話し合いで解決するように言われてたが!攻撃されたら反撃を許されててな、全力でやらせてもらうぜ!」
竜也はそう言うと剣を構えオークを次々に叩き斬った。
バーダも竜也に負けじと次々にオークの集団を切り裂いていく。
あっという間にオークの山が積み上がる。
その光景はオークの王を絶句させた。
多勢に無勢の筈だった戦況はあっという間に逆転し、その刃先はオークの王の喉元まで届こうとしている。

「わ、わかりました、我らの敗けです!我らオークはスルト王に従います」  
オークの王はそう言うとオーク達は武器を置き戦闘をやめた。
しかし、竜也はオークの王に剣を振り上げた。
「降参したのだから、命だけは!」
オークの王は必死に命乞いをする。
「オークの王よ、お前はケジメを着けるべきだ。お前の判断が仲間を死に追いやったのだからな」
竜也はそのまま、オークの王を切り裂いた。
その光景にオーク達は言葉を失った。
「お前達もよく覚えておけ!戦いにおいて着く方を誤れば、こうなる!俺も同じ道を経験した。本当にスルト王に従うものは覚えておけ!スルト王は拓武と言う冥界の王と共にあるとな」

そしてオークのコロニーでの戦闘は呆気なく終了した。

その他の者達も、アインに従う種族を次々話し合いと時には武力を通しこちら側に引き戻していった。

 そして、大昆虫族を残し全てのアインに従う種族を元のスルトのしたに戻したのだ。

そして、スルトと拓武は大昆虫族のコロニーに向かっていた。
スルトはどうしてもアインに彼等が何故従ったのかを確かめたかったのだ。
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