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17章 魔王と冥王
ダンジョンチケット219
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皆が絶望を感じる中、バティーンが目を覚ます。
「此処はいったい?私はどうしたんだ」
バティーンが周りを見渡すと見慣れない者達が暗い表情で座り込んでいるのが分かる。
「起きたか、先ずは命が助かってよかったな、我はギルガデム。お前の処置をしてくれたのがナノだ」
ギルガデムがそう言うとバティーンはフルカッスの毒でやられた事を思い出す。
「それは済まなかった、とんだ醜態をお見せした。そちらの主に挨拶がしたい、今は何処におられるか」
その問いにギルガデムは言葉を詰まらせた。
「王はいない…… お前達が戦っていたもう一人の男と共に……」
其れを聞いたバティーンは唇を噛み締めた。
「そうか…… 我等はあの男がベルゼに勝利する者と予言があり、ベルゼに戦いを挑む筈であったが残念だ」
「我等?二人で何が出来る!」
「二人じゃない!俺らも参戦する筈だったんだよ」
そんなバティーンとギルガデムの会話に後ろから声を掛ける者が居た。
それは、カトラであった。
カトラ達、地下を拠点にする魔族達がベルゼを討つ為にバティーンと手を組んでいた。
ギルガデム達はバティーンとカトラから詳しい話を聞くことにした。
そしてバティーンの予言には、数多の種族を従え、黒い衣を纏い、赤き刃にてベルゼを討ち取る者が現れると記されている。
それは紛れもなく拓武の姿と重なっていた。
その事実をギルガデム達が知ったと同時期、無限凍結空間の中に不適に笑う少年の姿があった。
「まったく?こんな脇役と心中なんて笑えないよ拓武、こんなに真っ黒になっちゃって?」
焼け爛れた拓武の前に立っていたのは、アースであった。
拓武の隣にはサブナックが鎖に繋がれ唐牛で息をしている。
「まったく、操り人形が余計な仕事を増やさないで欲しいなぁ、きいてる?」
アースがサブナックの頬を叩く。
サブナックは目を覚ますと目の前に立つアースに声をあげる「貴様は何者だ……」
「僕は、アース。君達操り人形にこれ以上話す事はないよ」
サブナックはその意味が分からなかった。
「操り人形……この俺がベルゼ様の人形だと言うか!ベルゼ様とは同士だ」
其れを聞きアースは哀れみの笑みを浮かべる
「此処はいったい?私はどうしたんだ」
バティーンが周りを見渡すと見慣れない者達が暗い表情で座り込んでいるのが分かる。
「起きたか、先ずは命が助かってよかったな、我はギルガデム。お前の処置をしてくれたのがナノだ」
ギルガデムがそう言うとバティーンはフルカッスの毒でやられた事を思い出す。
「それは済まなかった、とんだ醜態をお見せした。そちらの主に挨拶がしたい、今は何処におられるか」
その問いにギルガデムは言葉を詰まらせた。
「王はいない…… お前達が戦っていたもう一人の男と共に……」
其れを聞いたバティーンは唇を噛み締めた。
「そうか…… 我等はあの男がベルゼに勝利する者と予言があり、ベルゼに戦いを挑む筈であったが残念だ」
「我等?二人で何が出来る!」
「二人じゃない!俺らも参戦する筈だったんだよ」
そんなバティーンとギルガデムの会話に後ろから声を掛ける者が居た。
それは、カトラであった。
カトラ達、地下を拠点にする魔族達がベルゼを討つ為にバティーンと手を組んでいた。
ギルガデム達はバティーンとカトラから詳しい話を聞くことにした。
そしてバティーンの予言には、数多の種族を従え、黒い衣を纏い、赤き刃にてベルゼを討ち取る者が現れると記されている。
それは紛れもなく拓武の姿と重なっていた。
その事実をギルガデム達が知ったと同時期、無限凍結空間の中に不適に笑う少年の姿があった。
「まったく?こんな脇役と心中なんて笑えないよ拓武、こんなに真っ黒になっちゃって?」
焼け爛れた拓武の前に立っていたのは、アースであった。
拓武の隣にはサブナックが鎖に繋がれ唐牛で息をしている。
「まったく、操り人形が余計な仕事を増やさないで欲しいなぁ、きいてる?」
アースがサブナックの頬を叩く。
サブナックは目を覚ますと目の前に立つアースに声をあげる「貴様は何者だ……」
「僕は、アース。君達操り人形にこれ以上話す事はないよ」
サブナックはその意味が分からなかった。
「操り人形……この俺がベルゼ様の人形だと言うか!ベルゼ様とは同士だ」
其れを聞きアースは哀れみの笑みを浮かべる
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