ダンジョンチケット

夏カボチャ

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17章 魔王と冥王

ダンジョンチケット220

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「まったく、なら特別にもう少しだけ教えてあげるよ。君もベルゼもアインの人形に過ぎないんだよ」

アースはそう言いとサブナックに見えるようにテレビを向けた。
それはアインが魔族の知力向上の為にベルゼとサブナックに対して人体改造と脳手術をする生々しい記憶であった。

「此れは…… いったい!」

サブナックは落胆の声をあげる。

「分かるかい?君もベルゼもアインのモルモットでした!ふふふっ、なのに自分の意思だと勘違いし人間界に攻撃するなんて?操り人形以外に何て言うんだい?」

その言葉にサブナックは歯を食いしばる。
「黙りか…… 残念、あ!わかった。道化って言葉があったね。まさに今の繋がれて手足をバタつかせる君はそれだね」

「くっ!キサマ、名は何と言う!サブナックの名において!絶対にその首を頂く!」

睨み付けるサブナックに対して呆れた表情をするアース。

「話は終わりだ、遣ることがあるんだ。バイバイ、哀れなパッペトマン……」

サブナックの頭上から巨大な石の柱が真っ直ぐに下に向けて伸びてくる。

「ヤメロォォォ……」

サブナックの体を押し潰しなから更に下まで伸びていく柱、サブナックが繋がれていた鎖だけが千切れて微かに揺れている。

「さて魂の回収っと、何て僕は優しいんだろ、サブナックに真実も教えてあげたし、拓武へのプレゼントも二つ出来た」

そう言いとアースは拓武の方に歩き出す。
「はぁ、まったく世話が焼ける子ほど可愛いとかって言葉があるけどさ、拓武?君は真っ黒じゃないか」

アースは小さな小瓶を取り出すと中味は真っ赤な血のような液体が入っている。
拓武にまだ息がある事を確認したアースは、その液体を拓武の口を流し込んでいく。
「拓武、此れは君とサブナックの戦いを見てて思いついた思考なんだ。聞いてるんだろハデス。それとも拓武を守るために力を使い果たしたかな?」
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