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夏カボチャ

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18章 霊界と天界

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 拓武達が黒雲の中に突入すると同時に放たれる稲妻。
 その稲妻を前にナノと飛雷魔が前方に飛び出し雷を拡散していく。
 拡散した稲妻をナノがエネルギーとして吸収しそれを黒雲の神兵に向けて撃ち放つ。

 ゼウスの強大な力から作られた稲妻を利用して撃ち放たれた稲妻がナノの腕から放出された瞬間、光が一筋の槍の如く黒雲を二つに切り裂きゼウスの真横を掠れて空の彼方に消えていく。

 ゼウスの力は全知全能であるが、七界において、ゼウス自らが出陣したことはなかった。天界の神々のみがゼウスの力を知りえ、その力を天界の外に漏らすことを禁じられていた。

 唯一の例外こそが人間界であった。七界の誰もが知り得なかったゼウスの力を知る者それは人間、更に拓武は二人の神の魂を吸収しその記憶からゼウスの技や癖を把握していた。

 拓武の未来を占ったヴァサゴも同じく対策を把握し第二陣の魔族に飛雷魔の大部隊を加えていたのだ。

 拓武違が雲の切れ目から一気に突入すると同時に地上から巨兵族が次々にギガンテス達を黒雲に向けて投げ放つ。

 巨兵族の怪力で投げ放たたれたギガンテス達は次々に黒雲の中に姿を現し、巨兵族の王スルト自身も黒雲の中に突入したのだ。

「北欧の悪気巨兵が何故にこのゼウスに逆らうか!」

 その問いにスルトがゼウスを睨みながら口を開く。

「神は皆、気に食わん! 北欧と貴様らが争うは愉快きわまりないが! 我が同志を前に立ちはだかる貴様が邪魔なだけだ!」

「言葉が理解できぬは、哀れな巨人よ! ならば我が稲妻の前に燃え尽きよ!」

 スルトとゼウスが睨み合うなか、至る所で開始される戦闘。そんな戦禍の中、スルトが拓武に叫んだ。

「目的を果たせェェェッ! 拓武!」
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