64 / 152
七空間目
4 R-18
しおりを挟む「……俺に飽きたのかよ?」
布団に顔を埋めてボソリと呟いた声は、誰の耳に届くこともなく消え失せた。
……だってそうだろ?あれだけ欲求不満を訴えて俺なんかに手を出してきた人が、こんなにも呆気なく手を引くなんて、それしか考えられない。
もしくは正気に返ったとか。
「……ふんっ」
ま、まあ、別に理由なんてどうでもいいけどさ。こっちは変なセクハラが止んで、万々歳だ。
頭なんかは……ほら!自分の手で撫でればいいだけの話だし。
そう思いながら、自分の手で自分の頭頂部を擦ってみる。
「………」
そうすれば虚しさと不快感が湧き上がってきた。全然気持ち良くない。嬉しくない。髪の毛がモサモサするだけだ。
「っ、」
………自分では駄目だ。
他の人じゃないと…、神田さんじゃないと、ダメだ。
あの大きくて温かくて、乱暴だけど、優しい手じゃないと。
「…んっ、……ふ、ぁ…ッ、」
スウェットの中に手を入れて、下着越しに自身の物に触れる。自分でココに触るのは何時ぶりだろうか。今まで性欲らしい性欲も働かず、たまーに溜まったものを事務的に吐き出すだけだった。
「ぁ、っ…ん……は、ぅ」
……だけど今は、自分の意思で気持ち良くなりたいから触れている。神田さんにされていたことを思い出しながら、触れている。
「んっ…ひァ、ッん」
シーツを噛んで声を押し殺す。
「ふぁ…っ、ん、ッ、ん」
だけど鼻から漏れる声は完全に押し殺すことが出来ない。
……でも、きっと大丈夫。神田さんの寝起きは悪いから。だから、大丈夫。気付かれはしない。
「あ、ん……っ、ふ、ぁ……ッ」
そう安心してから俺は、下着越しから触れていただけの手を、更に中に入れ込んで直接触れた。
「っ、ッ、んっ、ん、ッあ」
神田さんが気に入ってくれていた手で、根元から先端まで勢い良く擦り上げる。それだけで俺の手の中の物は、大喜びで涙を流している。ぬるぬるの液体の力を借りながら、更に手の動きを速める。
「…あ、っ、ッ…ん、っ……きもちぃ」
漏れる声、ぬちゃぬちゃと鳴る水音。この声と音のせいで、横で寝ている神田さんを起こしてしまったらどうしよう。
そう不安にはなるけれど、今更手の動きを止める事は出来そうにない。
「……ん、ッ、ん、っ、ん、っんん!」
…頭の中が蕩けてしまいそうだ。
そう思ってしまうほどに、久しぶりの刺激は強過ぎた。
「(……こ、こんなの、絶対、頭バカになる…っ)」
神田さんが俺にしてくれたことを思い出しながら、先端部分に爪を立てて尿道を軽く弄り、雁首を強く擦る。
「ひっ、っ、んん、ッ」
人前でオナニーをしているという事実が、更に興奮剤となっており、俺は口を半開きにして舌を出しながら喘いだ。隣に神田さんが居るとかそんなことどうだっていい。
今はもっと、もっと気持ち良くなりたい。
0
あなたにおすすめの小説
BL 男達の性事情
蔵屋
BL
漁師の仕事は、海や川で魚介類を獲ることである。
漁獲だけでなく、養殖業に携わる漁師もいる。
漁師の仕事は多岐にわたる。
例えば漁船の操縦や漁具の準備や漁獲物の処理等。
陸上での魚の選別や船や漁具の手入れなど、
多彩だ。
漁師の日常は毎日漁に出て魚介類を獲るのが主な業務だ。
漁獲とは海や川で魚介類を獲ること。
養殖の場合は魚介類を育ててから出荷する養殖業もある。
陸上作業の場合は獲った魚の選別、船や漁具の手入れを行うことだ。
漁業の種類と言われる仕事がある。
漁師の仕事だ。
仕事の内容は漁を行う場所や方法によって多様である。
沿岸漁業と言われる比較的に浜から近い漁場で行われ、日帰りが基本。
日本の漁師の多くがこの形態なのだ。
沖合(近海)漁業という仕事もある。
沿岸漁業よりも遠い漁場で行われる。
遠洋漁業は数ヶ月以上漁船で生活することになる。
内水面漁業というのは川や湖で行われる漁業のことだ。
漁師の働き方は、さまざま。
漁業の種類や狙う魚によって異なるのだ。
出漁時間は早朝や深夜に出漁し、市場が開くまでに港に戻り魚の選別を終えるという仕事が日常である。
休日でも釣りをしたり、漁具の手入れをしたりと、海を愛する男達が多い。
個人事業主になれば漁船や漁具を自分で用意し、漁業権などの資格も必要になってくる。
漁師には、豊富な知識と経験が必要だ。
専門知識は魚類の生態や漁場に関する知識、漁法の技術と言えるだろう。
資格は小型船舶操縦士免許、海上特殊無線技士免許、潜水士免許などの資格があれば役に立つ。
漁師の仕事は、自然を相手にする厳しさもあるが大きなやりがいがある。
食の提供は人々の毎日の食卓に新鮮な海の幸を届ける重要な役割を担っているのだ。
地域との連携も必要である。
沿岸漁業では地域社会との結びつきが強く、地元のイベントにも関わってくる。
この物語の主人公は極楽翔太。18歳。
翔太は来年4月から地元で漁師となり働くことが決まっている。
もう一人の主人公は木下英二。28歳。
地元で料理旅館を経営するオーナー。
翔太がアルバイトしている地元のガソリンスタンドで英二と偶然あったのだ。
この物語の始まりである。
この物語はフィクションです。
この物語に出てくる団体名や個人名など同じであってもまったく関係ありません。
久々に幼なじみの家に遊びに行ったら、寝ている間に…
しゅうじつ
BL
俺の隣の家に住んでいる有沢は幼なじみだ。
高校に入ってからは、学校で話したり遊んだりするくらいの仲だったが、今日数人の友達と彼の家に遊びに行くことになった。
数年ぶりの幼なじみの家を懐かしんでいる中、いつの間にか友人たちは帰っており、幼なじみと2人きりに。
そこで俺は彼の部屋であるものを見つけてしまい、部屋に来た有沢に咄嗟に寝たフリをするが…
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる