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38、侯爵家の最後
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二日が経ちオーギュストは、ニナリアのことで王宮に呼ばれた。申請が通ったのかは不明だった。騎士が前後に付き、奥にある軍議の間に通された。ここは、秘密の話がされる部屋でもある。中は石造りで中規模の広間だ。ドアから左手にある、正面中央の壇上の壁には、王家の紋章のタペストリーが飾られていた。王の椅子と、左右に王の椅子より背もたれの少し低い椅子が置いてある。
左側の椅子に王子が座っていた。椅子の右側に執事と護衛が二人立っている。中央に赤い絨毯が敷いてあり、左側にニナリアとアレンが立っていた。ニナリアの今日のドレスは、マリーが選んだものだった。今の自分に一番ふさわしい気がした。
兵士が両脇に並んでいた。オーギュストは、聖女の話をするのに人が多いと思った。嫌な予感がする。
(ニナリアが聖女ではないということか?)
一度閉まったドアがまた開いて、マコールと、ローサ、シェイラが入って来た。ドアが閉まり兵が二人ドアの前に立った。そして、四人の後ろにも兵がついた。オーギュストは三人の登場に驚いた。
「どういうことだ⁉」
「分かりません。突然迎えが来て、王宮からの呼び出しだと……」
オーギュストの問いにマコールが答えた。三人は王宮から来た馬車に乗せられて来た。
「さて、審議を始めよう」
王子が冷たい声で宣言すると、手を前に出して合図した。
「ニナリアが侯爵を告訴した。傷害罪で捕らえろ」
オーギュストは、その言葉にギョッとした。兵士がオーギュストを捕らえ、持っていた杖が落ちた。マコール家族はその様子に驚いた。
(くそっ、これは罠だ! ニナリアの奴、クリストファーの娘だからと生かしておくんじゃなかった!!)
(お祖父様が捕まった⁉ これからどうなるの? お父様では侯爵家はもたない)
(やった! 父さんが捕まった。やっと俺の代が来た!)
それぞれが、思いめぐらした。ローサは両手で口元を抑えて、おろおろした。
「それから、侯爵からニナリアが聖女ではないかとの話があった」
それを聞いてシェイラは驚いた。
(ニナリアが聖女ですって⁉ なんであの子ばっかり!)
(お祖父様は、それに気が付いて呼び戻したのね)
マコール夫妻は何のことだか分からないので、ポカンとしていた。オーギュストは、他の人間にも知られてしまったので内心、舌打ちをした。王子は続けた。
「本人に聞いたところ違うそうだ」
「嘘だ! ではなぜクリストファーが長生きしていたんだ」
オーギュストはすかさず声を荒げた。
(そういうことか!)
ニナリアは納得して、反論した。
「それは、違います。父が余命少ないのは、嘘だったんです。父は回復していたからです」
「なんだと⁉」
ニナリアは続けて、祖父に真実を告げた。
「父は、マーゴットに毒を盛られていたことに気が付いて逃げたんです」
「!」
(マーゴットがなぜだ⁉ あの女!)
オーギュストは初めて聞く事実に驚いた。
「父が薬草を作っていたのは、体調を戻すためでした。そして万が一のために、私に毒の試薬を作って持たせてくれました」
ニナリアはメイド時代にも、料理の違いでマーゴットに毒を盛られているかもしれないと考えたが、聖女の力で何とかなるだろうと思った。実際、まったく体を壊すことはなかった。少量ずつのため、マーゴットも効いていないことに気付くことはなかった。
「マーゴットに命じたのは、叔父様です」
「! ……なんだいきなり! そんなの出たら目だ!」
マコールは突然名前を出されて、なんとか声を出した。オーギュストは、激しい怒りがこみ上げた。
ドアが開き、マーゴットが兵士に連れられてやってきた。後ろ手に縛られている。兵士が報告した。
「マーゴットとマコールの部屋から、毒が見つかりました!」
「私はやっておりません。マコール様助けてください!」
マーゴットが叫ぶ。マコールはまずい顔をして焦った。
(俺の名前を呼ぶな! メイドの分際で)
マーゴットはニナリアを見つけて、睨みつける。
(ニナリアめ、やはり殺さなければならなかった。私の存在を脅かす者!)
マーゴットはニナリアが侯爵邸に来た時、自分が殺そうと思った男の娘が戻ってきたことに驚愕して、不吉なものを感じていた。マーゴットは、ニナリアのほうを向いて叫んだ。
「あの女は嘘付きです!!」
その言葉にニナリアは眉をピクッと動かした。
(最後まで腹の立つ。お父さんを苦しめた張本人のくせに!)
だが、ニナリアは誰も恨んでいなかった。父が最後まで誰も恨んでいなかったからだ。王子は淡々と命じた。
「連れて行け。牢に入れろ」
マーゴットは両脇を抱えられても、振り返りながら無実を叫んでいた。オーギュストは下を向いてつぶやいた。
「お前が、クリストファーを……」
「父さんあいつの言うことを信じるのか?」
マコールはニナリアを存在しない者として、あいつとしか呼ばなかった。
「お祖父様が体を壊したのも恐らく、叔父様が毒を盛ったからです」
『!!』
ニナリアの言葉に、全員が驚いた。王子もそれは初耳だった。
「お前……」
オーギュストはマコールを睨みつけた。マコールは、オーギュストが捕らえられているので安心していた。確かに、自分を後継者にしないことにイラだって、マーゴットに毒を盛らせ、少し体を弱らせることにした。
王子が手を顔の横に上げると、兵士が用意していた剣を、オーギュストに柄を向けて差し出した。オーギュストは、自分がもう終わりなのを分かっていた。剣の柄を握って鞘から引き抜くと、マコールのほうを向いた。マコールはギョッとした。オーギュストは杖がいるとは思えないほど、しっかりとした足取りで近づいた。
「待ってくれ、父さん! 俺は父さんに似ているだろ。兄さんは父さんの子供じゃなかったんだ。だからあいつも関係ない」
「! その噂もお前が流したんだな……」
マコールはニナリアを指差したが、父の言葉にギクッとした。そうだ、学生の時に級友にその話をしたのはマコールだった。オーギュストは、マコールが自分に似ていると言われるのが心底嫌いだった。
「お前にはもう、うんざりだ!!」
そう言うと、マコールの腹を一突きした。引き抜くとマコールは大量の血を流して倒れた。オーギュストは今まで自分の手を汚したことはなかったが、ここにはもう自分しかいない。ローサとシェイラが悲鳴を上げる。オーギュストはローサのほうを向いた。
「お前は何もしなかった。マコールにも、シェイラにも」
ローサは悲鳴を上げて逃げようと後ろを向いた。後ろに立っていた兵士は、さっとよけた。オーギュストは背中を斜めに切りつけた。ローサは倒れた。シェイラは倒れて動かない父と母を見て絶望した。涙を流し両手を合わせて震えた。もうこの場にいる誰も、自分を助けてはくれない……。
「やめてください。お祖父様!」
「お前は役立たずだった」
オーギュストは前からシェイラを切りつけた。
「きゃーあぁぁぁ!」
シェイラの悲鳴が室内に響き渡った。シェイラは倒れ、目は開いたままだった。オーギュストはフーと肩で息をする。
王子が再び手を上げると、槍を持った兵士が三方向から、オーギュストを串刺しにした。オーギュストはこと切れた。全てが終わり、辺りは静寂に包まれた。
ニナリアは血だまりを避けて、シェイラのところまで歩いていった。シェイラの目は恐怖で見開き、涙の痕があった。きれいな顔は血が少し飛んだだけだった。ニナリアはかわいそうに思い、しゃがんで目を閉じさせた。
ニナリアは静かにアレンのもとに戻る。祖父の見せた最後に言葉がなかった。アレンはニナリアの両腕に手を置いて支えた。王子は口を開いて宣言した。
「ニナリアを、バートン家の当主に任命する」
アレンとニナリアはそれを聞いて驚いた! もう侯爵家には自分しかいない。ニナリアは目線を下に向け、貴族の礼をした。
「謹んでお受けします……」
ニナリアの返事を受けると、王子は次の命令を下した。
「これよりバートン侯爵邸と侯爵領を制圧する!」
兵士がそれぞれ持ち場に移動し始めた。アレンがニナリアに言った。
「俺たちも侯爵邸に行こう。すでに領のほうも包囲されている。ストラルトの騎士はニナリアを補佐する」
「分かりました」
国の兵士とストラルトの騎士は、すでに配置についていた。二人も急いで広間を出た。
(またあの、場所に戻る……)
ニナリアは、早足で歩きながら思った。
左側の椅子に王子が座っていた。椅子の右側に執事と護衛が二人立っている。中央に赤い絨毯が敷いてあり、左側にニナリアとアレンが立っていた。ニナリアの今日のドレスは、マリーが選んだものだった。今の自分に一番ふさわしい気がした。
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(ニナリアが聖女ではないということか?)
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「どういうことだ⁉」
「分かりません。突然迎えが来て、王宮からの呼び出しだと……」
オーギュストの問いにマコールが答えた。三人は王宮から来た馬車に乗せられて来た。
「さて、審議を始めよう」
王子が冷たい声で宣言すると、手を前に出して合図した。
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オーギュストは、その言葉にギョッとした。兵士がオーギュストを捕らえ、持っていた杖が落ちた。マコール家族はその様子に驚いた。
(くそっ、これは罠だ! ニナリアの奴、クリストファーの娘だからと生かしておくんじゃなかった!!)
(お祖父様が捕まった⁉ これからどうなるの? お父様では侯爵家はもたない)
(やった! 父さんが捕まった。やっと俺の代が来た!)
それぞれが、思いめぐらした。ローサは両手で口元を抑えて、おろおろした。
「それから、侯爵からニナリアが聖女ではないかとの話があった」
それを聞いてシェイラは驚いた。
(ニナリアが聖女ですって⁉ なんであの子ばっかり!)
(お祖父様は、それに気が付いて呼び戻したのね)
マコール夫妻は何のことだか分からないので、ポカンとしていた。オーギュストは、他の人間にも知られてしまったので内心、舌打ちをした。王子は続けた。
「本人に聞いたところ違うそうだ」
「嘘だ! ではなぜクリストファーが長生きしていたんだ」
オーギュストはすかさず声を荒げた。
(そういうことか!)
ニナリアは納得して、反論した。
「それは、違います。父が余命少ないのは、嘘だったんです。父は回復していたからです」
「なんだと⁉」
ニナリアは続けて、祖父に真実を告げた。
「父は、マーゴットに毒を盛られていたことに気が付いて逃げたんです」
「!」
(マーゴットがなぜだ⁉ あの女!)
オーギュストは初めて聞く事実に驚いた。
「父が薬草を作っていたのは、体調を戻すためでした。そして万が一のために、私に毒の試薬を作って持たせてくれました」
ニナリアはメイド時代にも、料理の違いでマーゴットに毒を盛られているかもしれないと考えたが、聖女の力で何とかなるだろうと思った。実際、まったく体を壊すことはなかった。少量ずつのため、マーゴットも効いていないことに気付くことはなかった。
「マーゴットに命じたのは、叔父様です」
「! ……なんだいきなり! そんなの出たら目だ!」
マコールは突然名前を出されて、なんとか声を出した。オーギュストは、激しい怒りがこみ上げた。
ドアが開き、マーゴットが兵士に連れられてやってきた。後ろ手に縛られている。兵士が報告した。
「マーゴットとマコールの部屋から、毒が見つかりました!」
「私はやっておりません。マコール様助けてください!」
マーゴットが叫ぶ。マコールはまずい顔をして焦った。
(俺の名前を呼ぶな! メイドの分際で)
マーゴットはニナリアを見つけて、睨みつける。
(ニナリアめ、やはり殺さなければならなかった。私の存在を脅かす者!)
マーゴットはニナリアが侯爵邸に来た時、自分が殺そうと思った男の娘が戻ってきたことに驚愕して、不吉なものを感じていた。マーゴットは、ニナリアのほうを向いて叫んだ。
「あの女は嘘付きです!!」
その言葉にニナリアは眉をピクッと動かした。
(最後まで腹の立つ。お父さんを苦しめた張本人のくせに!)
だが、ニナリアは誰も恨んでいなかった。父が最後まで誰も恨んでいなかったからだ。王子は淡々と命じた。
「連れて行け。牢に入れろ」
マーゴットは両脇を抱えられても、振り返りながら無実を叫んでいた。オーギュストは下を向いてつぶやいた。
「お前が、クリストファーを……」
「父さんあいつの言うことを信じるのか?」
マコールはニナリアを存在しない者として、あいつとしか呼ばなかった。
「お祖父様が体を壊したのも恐らく、叔父様が毒を盛ったからです」
『!!』
ニナリアの言葉に、全員が驚いた。王子もそれは初耳だった。
「お前……」
オーギュストはマコールを睨みつけた。マコールは、オーギュストが捕らえられているので安心していた。確かに、自分を後継者にしないことにイラだって、マーゴットに毒を盛らせ、少し体を弱らせることにした。
王子が手を顔の横に上げると、兵士が用意していた剣を、オーギュストに柄を向けて差し出した。オーギュストは、自分がもう終わりなのを分かっていた。剣の柄を握って鞘から引き抜くと、マコールのほうを向いた。マコールはギョッとした。オーギュストは杖がいるとは思えないほど、しっかりとした足取りで近づいた。
「待ってくれ、父さん! 俺は父さんに似ているだろ。兄さんは父さんの子供じゃなかったんだ。だからあいつも関係ない」
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マコールはニナリアを指差したが、父の言葉にギクッとした。そうだ、学生の時に級友にその話をしたのはマコールだった。オーギュストは、マコールが自分に似ていると言われるのが心底嫌いだった。
「お前にはもう、うんざりだ!!」
そう言うと、マコールの腹を一突きした。引き抜くとマコールは大量の血を流して倒れた。オーギュストは今まで自分の手を汚したことはなかったが、ここにはもう自分しかいない。ローサとシェイラが悲鳴を上げる。オーギュストはローサのほうを向いた。
「お前は何もしなかった。マコールにも、シェイラにも」
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「きゃーあぁぁぁ!」
シェイラの悲鳴が室内に響き渡った。シェイラは倒れ、目は開いたままだった。オーギュストはフーと肩で息をする。
王子が再び手を上げると、槍を持った兵士が三方向から、オーギュストを串刺しにした。オーギュストはこと切れた。全てが終わり、辺りは静寂に包まれた。
ニナリアは血だまりを避けて、シェイラのところまで歩いていった。シェイラの目は恐怖で見開き、涙の痕があった。きれいな顔は血が少し飛んだだけだった。ニナリアはかわいそうに思い、しゃがんで目を閉じさせた。
ニナリアは静かにアレンのもとに戻る。祖父の見せた最後に言葉がなかった。アレンはニナリアの両腕に手を置いて支えた。王子は口を開いて宣言した。
「ニナリアを、バートン家の当主に任命する」
アレンとニナリアはそれを聞いて驚いた! もう侯爵家には自分しかいない。ニナリアは目線を下に向け、貴族の礼をした。
「謹んでお受けします……」
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「これよりバートン侯爵邸と侯爵領を制圧する!」
兵士がそれぞれ持ち場に移動し始めた。アレンがニナリアに言った。
「俺たちも侯爵邸に行こう。すでに領のほうも包囲されている。ストラルトの騎士はニナリアを補佐する」
「分かりました」
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