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突然のファンミ
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「本当に来た……嘘だろ……」
目の前の推しがポツリと呟く
これは一体どういうことだろうか
目の前にいるのは紛れもなく推し。
我の推しの神木涼。
サラサラの金髪に、輝くグリーンの瞳、
いやなんか少しくすんでいるような気もするが……
あたりを見回すと彼のそばに本が一冊落ちていた。題名は「初心者のための神の召喚方法」ふむ……今まで我が人間に召喚されることなどなかったはずだが、現に召喚されしまったからには仕方ない。
しかし我はこんな簡単な本で召喚されてしまうような神ではないぞ?忘れている奴もいるだろうが、一応全知全能の神、天界の王ゼウスだ。とりあえずあの本は燃やそうそう簡単に王が召喚されてたまるかと考えていると
「あんた神様なんだよね、僕こんな生活もう嫌なんだ。願い叶えてくれるんでしょ?
僕のことを誰も知らない世界へ連れて行ってよ。アイドルなんてやめたいんだ」
推しが我に話しかけてきたではないか
推しが願いを叶えるために我を召喚したのか……だが、今なんといった?アイドルを辞めるだなんて
「それはならん!!」
思ったより大きな声が出てしまった。
推しがびっくりしてしまったぞ
謝らねば
「す、すまない。あ…っと、えーっと
その……どっ、どうしてやめたいのだ?
何か嫌なことでもあったか?」
くっ、今になって推しが目の前にる実感が湧いてきた……共同不審になってしまう。もっと神らしくすまーとに振る舞わねば
「別に……アイドルなんてやりたくてやってたわけじゃないから……金が必要なタイミングでスカウトされただけ」
「なんと!アイドルをやりたかったわけではないのか!?」
「そうだよ。弟の学費を稼ぎたかっただけ、もう十分稼げたし。僕は他の二人と違って歌ったり踊ったりするのは苦手なんだよ……。
何回も辞めさせてって言ってるのに辞めさせてくれないから、神頼みしたってわけ」
推しがあいどるをやめたら、もうテレビに映ることがなくなるということか、あのふぁんさという攻撃にやられなくなるのか……
それは絶対に阻止せねば!!!
「やっぱり願いを叶えるなんてできない?
それならそれでいいよ。別にダメ元でやってみただけだし、まさか本当に召喚されるなんて思ってもないから」
と、とりあえず説得するしかないよな
洗脳してもいいが、それは推しの意思を無理やりになくしてしまう。それはよくない。こんなにも活動を楽しみにしているんだということを伝えればよいか?
いや、でも召喚した神様が自分のふぁんとか、きもいとか思われないだろうか…
だが、推しと対面なんて絶対叶わぬことだよな。この状況…行きたかったふぁんみというやつではないのか!?
これを逃せば二度と会えないかもしれぬ。
自分の思いを伝えなければ後悔するだろう
「わ、我はこの半年間、ずっとお前を応援していた!!退屈な生活からお前が我にときめきというやつをくれたんだ!毎日お前のアカウントをみて、コメントもした!今日だって祭壇を一緒懸命用意して……はっ!ケーキを食べ損ねたぞ!蝋燭もだ!来年こそは全て完璧に……」
我の話をきいている推しの目のくすみが少しとれたような気がした。そして食い気味に
「毎日コメントって……え、神様ってもしかして……我の推しってアカウントだったりする?」
こう聞いてきた。
なぜ我のあかうんとを知っているんだ!?
まさかこれが俗にいう推しに認知されているというやつか!?
目の前の推しがポツリと呟く
これは一体どういうことだろうか
目の前にいるのは紛れもなく推し。
我の推しの神木涼。
サラサラの金髪に、輝くグリーンの瞳、
いやなんか少しくすんでいるような気もするが……
あたりを見回すと彼のそばに本が一冊落ちていた。題名は「初心者のための神の召喚方法」ふむ……今まで我が人間に召喚されることなどなかったはずだが、現に召喚されしまったからには仕方ない。
しかし我はこんな簡単な本で召喚されてしまうような神ではないぞ?忘れている奴もいるだろうが、一応全知全能の神、天界の王ゼウスだ。とりあえずあの本は燃やそうそう簡単に王が召喚されてたまるかと考えていると
「あんた神様なんだよね、僕こんな生活もう嫌なんだ。願い叶えてくれるんでしょ?
僕のことを誰も知らない世界へ連れて行ってよ。アイドルなんてやめたいんだ」
推しが我に話しかけてきたではないか
推しが願いを叶えるために我を召喚したのか……だが、今なんといった?アイドルを辞めるだなんて
「それはならん!!」
思ったより大きな声が出てしまった。
推しがびっくりしてしまったぞ
謝らねば
「す、すまない。あ…っと、えーっと
その……どっ、どうしてやめたいのだ?
何か嫌なことでもあったか?」
くっ、今になって推しが目の前にる実感が湧いてきた……共同不審になってしまう。もっと神らしくすまーとに振る舞わねば
「別に……アイドルなんてやりたくてやってたわけじゃないから……金が必要なタイミングでスカウトされただけ」
「なんと!アイドルをやりたかったわけではないのか!?」
「そうだよ。弟の学費を稼ぎたかっただけ、もう十分稼げたし。僕は他の二人と違って歌ったり踊ったりするのは苦手なんだよ……。
何回も辞めさせてって言ってるのに辞めさせてくれないから、神頼みしたってわけ」
推しがあいどるをやめたら、もうテレビに映ることがなくなるということか、あのふぁんさという攻撃にやられなくなるのか……
それは絶対に阻止せねば!!!
「やっぱり願いを叶えるなんてできない?
それならそれでいいよ。別にダメ元でやってみただけだし、まさか本当に召喚されるなんて思ってもないから」
と、とりあえず説得するしかないよな
洗脳してもいいが、それは推しの意思を無理やりになくしてしまう。それはよくない。こんなにも活動を楽しみにしているんだということを伝えればよいか?
いや、でも召喚した神様が自分のふぁんとか、きもいとか思われないだろうか…
だが、推しと対面なんて絶対叶わぬことだよな。この状況…行きたかったふぁんみというやつではないのか!?
これを逃せば二度と会えないかもしれぬ。
自分の思いを伝えなければ後悔するだろう
「わ、我はこの半年間、ずっとお前を応援していた!!退屈な生活からお前が我にときめきというやつをくれたんだ!毎日お前のアカウントをみて、コメントもした!今日だって祭壇を一緒懸命用意して……はっ!ケーキを食べ損ねたぞ!蝋燭もだ!来年こそは全て完璧に……」
我の話をきいている推しの目のくすみが少しとれたような気がした。そして食い気味に
「毎日コメントって……え、神様ってもしかして……我の推しってアカウントだったりする?」
こう聞いてきた。
なぜ我のあかうんとを知っているんだ!?
まさかこれが俗にいう推しに認知されているというやつか!?
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