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後日談(本編のその後の話になります)
モブ騎士は混乱する~モブ視点~
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俺は牢屋にいる罪深い者たちを監視する番人。………とかっこよく言ってはみたが、まあいくらでもいる下級の騎士だ。
とはいえ、城の騎士は平民である男なら誰もが憧れるだけに同じく平民から騎士になり城内にある牢屋の監視に抜擢されたのは正直誉れ高いことであると俺は思っている。
貴族ならしっかりした教育があるだけにかなり才能に恵まれてない場合以外平民より騎士になりやすい。だからこそ貴族だったなら牢屋の監視など……となるかもしれないが、平民から騎士になれた俺みたいなやつはそれだけでも自慢になる。
活躍はできなくとも騎士であれること自体がステータスなのだから。平民にとっては。
だが、だがな。最近物凄く牢屋の監視を代わってほしいと思っている。王族に不敬以上のことを働いて、その仲間と自白して同じ牢に入った二人がいちゃついているから。理由はただそれだけ。
「犯罪者も悪くないよな」
いや、反省しろよ。犯罪者。
「バカですか、あなた」
もっと言ってやれ!あんたが主犯だけどな!
「バカでもいい。好きなやつとずっと死ぬまで二人で一緒にいられるならこんな幸せなことないし」
いや、俺とか俺とか俺とかいますけど?平民騎士なんか見えてないですか?
「………ひっつきすぎです」
本当ね!べったりってくらいね!後ろから抱き締められてますよね、主犯さん!文句言うなら抵抗しろよ!男に抱きつかれて顔赤くしてんなよぉおぉぉ!
「勝手にしろって言ったのサイだろ?」
「呼び捨てを許したつもりはありません」
「勝手に呼んでるだけだからな。勝手にしていいなら勝手に手があんたの大事なとこ触っちまっても許されるよな?」
許されねぇよ?監視いるの無視ですか?マジで見えてねぇの?え、実は俺死んでて幽霊とか?いやいや犯罪者に監視なしはありえねぇし………なあ、頼むからそれ以上は勘弁してくれ。主犯、抵抗しろ、マジで。今だけ応援するから。
「いちいち聞かないで」
抵抗しろよぉおぉぉ!何顔赤くして勝手させようとしてんの?顔を背けるのが精一杯の抵抗ってか?せめてそのだらんとした手で抵抗してくれよ!
「してもない犯罪自白したかいあったな、本当」
うーん?なんかすっげぇ重大なことを聞いた気がしたぞ?
「………しないの?」
主犯さーん、何言ってんの?
「最近よく丁寧口調崩れるサイ、可愛い」
「君は随分素直になりましたね」
「さっきのままでいいのに。抵抗のつもり?」
「……知りません」
「まあいいけど、すぐさっきの口調に戻してやるよ」
「……っぁ」
やーめーてー!俺独身!腐腐腐宗教が広まる中で希少なノーマルラブなんだよ!彼女いない歴年齢なんだよ!マジ誰か代わってくれ!騎士じゃなくていいから!俺の騎士人生にこれは含まれちゃいけないやつだから!
それから数時間交代の時間まで俺は血の涙と心で叫びまくりながら時を過ごした。
神様、これは何の試練ですか?
―作者よりコメント―
サイと元生徒による牢屋に二人入ってからしばらく経ったくらいの話です。
久々の後日談楽しんでいただけましたら幸いです。楽しめたならそれは犠牲者のおかげです、はい。
とはいえ、城の騎士は平民である男なら誰もが憧れるだけに同じく平民から騎士になり城内にある牢屋の監視に抜擢されたのは正直誉れ高いことであると俺は思っている。
貴族ならしっかりした教育があるだけにかなり才能に恵まれてない場合以外平民より騎士になりやすい。だからこそ貴族だったなら牢屋の監視など……となるかもしれないが、平民から騎士になれた俺みたいなやつはそれだけでも自慢になる。
活躍はできなくとも騎士であれること自体がステータスなのだから。平民にとっては。
だが、だがな。最近物凄く牢屋の監視を代わってほしいと思っている。王族に不敬以上のことを働いて、その仲間と自白して同じ牢に入った二人がいちゃついているから。理由はただそれだけ。
「犯罪者も悪くないよな」
いや、反省しろよ。犯罪者。
「バカですか、あなた」
もっと言ってやれ!あんたが主犯だけどな!
「バカでもいい。好きなやつとずっと死ぬまで二人で一緒にいられるならこんな幸せなことないし」
いや、俺とか俺とか俺とかいますけど?平民騎士なんか見えてないですか?
「………ひっつきすぎです」
本当ね!べったりってくらいね!後ろから抱き締められてますよね、主犯さん!文句言うなら抵抗しろよ!男に抱きつかれて顔赤くしてんなよぉおぉぉ!
「勝手にしろって言ったのサイだろ?」
「呼び捨てを許したつもりはありません」
「勝手に呼んでるだけだからな。勝手にしていいなら勝手に手があんたの大事なとこ触っちまっても許されるよな?」
許されねぇよ?監視いるの無視ですか?マジで見えてねぇの?え、実は俺死んでて幽霊とか?いやいや犯罪者に監視なしはありえねぇし………なあ、頼むからそれ以上は勘弁してくれ。主犯、抵抗しろ、マジで。今だけ応援するから。
「いちいち聞かないで」
抵抗しろよぉおぉぉ!何顔赤くして勝手させようとしてんの?顔を背けるのが精一杯の抵抗ってか?せめてそのだらんとした手で抵抗してくれよ!
「してもない犯罪自白したかいあったな、本当」
うーん?なんかすっげぇ重大なことを聞いた気がしたぞ?
「………しないの?」
主犯さーん、何言ってんの?
「最近よく丁寧口調崩れるサイ、可愛い」
「君は随分素直になりましたね」
「さっきのままでいいのに。抵抗のつもり?」
「……知りません」
「まあいいけど、すぐさっきの口調に戻してやるよ」
「……っぁ」
やーめーてー!俺独身!腐腐腐宗教が広まる中で希少なノーマルラブなんだよ!彼女いない歴年齢なんだよ!マジ誰か代わってくれ!騎士じゃなくていいから!俺の騎士人生にこれは含まれちゃいけないやつだから!
それから数時間交代の時間まで俺は血の涙と心で叫びまくりながら時を過ごした。
神様、これは何の試練ですか?
―作者よりコメント―
サイと元生徒による牢屋に二人入ってからしばらく経ったくらいの話です。
久々の後日談楽しんでいただけましたら幸いです。楽しめたならそれは犠牲者のおかげです、はい。
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