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へんた………王太子編ー完結ー
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「貴様とは婚約破棄だ!」
待ちに待った卒業パーティー。ここで私は目の前の婚約者を断罪すべく、多くの卒業生のいる中で婚約破棄を宣言した。
「婚約破棄です……か」
俯く元婚約者。婚約破棄は令嬢にとって不名誉なことだろう。だが!それだけでは終わらせない!こいつは罪深き罪人だからだ!
「それだけじゃない!貴様は身分を盾にニヤーリカをいじめた!」
そうこの女はあろうことか私の愛しいニヤーリカを嫉妬でいじめたのだ。許せるはずもない。
「いじめてませんが………?」
だというのにこの態度。いつもいつも嘘ばかり。婚約者だからと仕方なく許してきてやったが、もう許せない。
「ふんっ言い訳など聞きたくもない!ニヤーリカは私の伴侶となる!つまり未来の王妃!その王妃をいじめたんだ!つまり貴様は処刑だ!」
決まった……。これでニヤーリカは私により惚れて、悪は断罪され、輝く未来が始まることだろう。もうすぐ父上も激励を述べるために来るはず。そのときに事情を説明すれば完璧だそう思った直後だった
「ちょっとまっちゃああああっ」
「は?」
何故かいるはずのない私の弟が乱入してきたのは。
「まあ、リバース殿下ですわ………なんとかわいらしい」
「ですが、何故ここに………王太子殿下を祝いにきたのかしら?」
我が弟のせいで雰囲気が和やかになり、色々な意味で台無しだ。誰もが可愛がる弟だが、私は嫌いで仕方なかった。最初こそ年の離れた弟を可愛がってやろうと思ってはいたが、アマリアばかりになつき、アマリアを大事にしろとうるさいばかりか、ついにはボール遊びで、わざとらしく幼児が蹴ったボールとは思えない力強いボールで、私の大事な部分に思いっきりぶつけてきたあの日。
『おにいしゃま!ごめんなしゃい!……じゃまあみりょ、おねえしゃまをだいじにちないから』
謝罪しながらあからさまに挑発してきた弟に私は痛みに耐えながら怒りを抱かずにはいられなかった。
『ぐ……ぅ………!りばああすうう!』
『うえぇぇん!あやまっちゃのにおにいしゃまおこったあああっ』
そうして怒鳴った瞬間、最初からそのつもりだったとばかりに泣き出した弟に、誰もが兄なのだからと、父も母さえも弟の味方。あの日私だけに見えるようににやりと笑った悪どい弟を忘れた日はない。もしあの中身が悪魔と言われれば誰よりも俺が信じるだろう。
しかもそんな似たようなことが何回も続けば嫌いにならない方がおかしい。にしても今日は父と母だけで弟は参加予定があるはずもないなのに何故いる?
「おに、おにぃ………ふぅ、ふぅ」
中身はともかく、走ってきたのか息を切らす弟。周囲はその姿を可愛らしいと見ているが、正直どこがと思う。周りの視線を集めたいがための演技と言われれば信じるぞ、絶対。
「おねえしゃまをいじめないで!いじめたらゆるしゃないよ!」
なんて思ってみていれば生意気にも私に指を突きつける弟。はっバカなのか、いじめをしたのはそのおねえさまの方だというのに。
正直、まだ結婚していないのに私が嫌っているアマリアを姉として扱う辺りも気に入らなかった。まるでアマリアと既に結婚した気分になって。
「リバース殿下、人に指を差してはいけませんよ」
「あ、ごめんなしゃい」
そんなイライラをさらに逆立てるように、和やかな雰囲気を醸し出し、相変わらずアマリアに対して素直な弟に心底イラついた。謝るなら指を差した私に謝れ!と。
待ちに待った卒業パーティー。ここで私は目の前の婚約者を断罪すべく、多くの卒業生のいる中で婚約破棄を宣言した。
「婚約破棄です……か」
俯く元婚約者。婚約破棄は令嬢にとって不名誉なことだろう。だが!それだけでは終わらせない!こいつは罪深き罪人だからだ!
「それだけじゃない!貴様は身分を盾にニヤーリカをいじめた!」
そうこの女はあろうことか私の愛しいニヤーリカを嫉妬でいじめたのだ。許せるはずもない。
「いじめてませんが………?」
だというのにこの態度。いつもいつも嘘ばかり。婚約者だからと仕方なく許してきてやったが、もう許せない。
「ふんっ言い訳など聞きたくもない!ニヤーリカは私の伴侶となる!つまり未来の王妃!その王妃をいじめたんだ!つまり貴様は処刑だ!」
決まった……。これでニヤーリカは私により惚れて、悪は断罪され、輝く未来が始まることだろう。もうすぐ父上も激励を述べるために来るはず。そのときに事情を説明すれば完璧だそう思った直後だった
「ちょっとまっちゃああああっ」
「は?」
何故かいるはずのない私の弟が乱入してきたのは。
「まあ、リバース殿下ですわ………なんとかわいらしい」
「ですが、何故ここに………王太子殿下を祝いにきたのかしら?」
我が弟のせいで雰囲気が和やかになり、色々な意味で台無しだ。誰もが可愛がる弟だが、私は嫌いで仕方なかった。最初こそ年の離れた弟を可愛がってやろうと思ってはいたが、アマリアばかりになつき、アマリアを大事にしろとうるさいばかりか、ついにはボール遊びで、わざとらしく幼児が蹴ったボールとは思えない力強いボールで、私の大事な部分に思いっきりぶつけてきたあの日。
『おにいしゃま!ごめんなしゃい!……じゃまあみりょ、おねえしゃまをだいじにちないから』
謝罪しながらあからさまに挑発してきた弟に私は痛みに耐えながら怒りを抱かずにはいられなかった。
『ぐ……ぅ………!りばああすうう!』
『うえぇぇん!あやまっちゃのにおにいしゃまおこったあああっ』
そうして怒鳴った瞬間、最初からそのつもりだったとばかりに泣き出した弟に、誰もが兄なのだからと、父も母さえも弟の味方。あの日私だけに見えるようににやりと笑った悪どい弟を忘れた日はない。もしあの中身が悪魔と言われれば誰よりも俺が信じるだろう。
しかもそんな似たようなことが何回も続けば嫌いにならない方がおかしい。にしても今日は父と母だけで弟は参加予定があるはずもないなのに何故いる?
「おに、おにぃ………ふぅ、ふぅ」
中身はともかく、走ってきたのか息を切らす弟。周囲はその姿を可愛らしいと見ているが、正直どこがと思う。周りの視線を集めたいがための演技と言われれば信じるぞ、絶対。
「おねえしゃまをいじめないで!いじめたらゆるしゃないよ!」
なんて思ってみていれば生意気にも私に指を突きつける弟。はっバカなのか、いじめをしたのはそのおねえさまの方だというのに。
正直、まだ結婚していないのに私が嫌っているアマリアを姉として扱う辺りも気に入らなかった。まるでアマリアと既に結婚した気分になって。
「リバース殿下、人に指を差してはいけませんよ」
「あ、ごめんなしゃい」
そんなイライラをさらに逆立てるように、和やかな雰囲気を醸し出し、相変わらずアマリアに対して素直な弟に心底イラついた。謝るなら指を差した私に謝れ!と。
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