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5章
夫婦生活の喧嘩大騒動5~夫視点~
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「なんで見つからない!」
こんなにも苛立ちをぶつけるようで焦りの方が実際上回っている。あの時最後の言葉、何かを言いかけた言葉に苛立ちが消え、心が凍りつきそうになった。
美世自身も思わずだったのか、言いかけては逃げてしまった。言ってはいない言葉を想像して動揺したせいで、オートロックで鍵のかかったドアを開けるのに戸惑ってしまい見失うこととなった。
慌てて動かせる人材を手配したものの、何故か見つからない。いくら見失ったとはいえ、大して時間も経ってないだろうに、何故?
考えられることに『拉致・誘拐』が頭に浮かぶ。星影家の財産目当てにありえることだった。僕自身、小さい頃にそういう危険があったのだから。
よくよく考えると、焦って警察にまで連絡し、メディアを使ってしまったのは犯人を刺激してしまった可能性を考えるとよくなかったかもしれない。悪い考えばかり浮かんでしまい、手が震える。
もし美世に何かあれば僕は美世に合わせる顔がない。美世頼むから無事でいてほしいと願う。星影家にも、会社にも変な電話がないのはいいことか、悪いことかもわからない。
「どこの監視カメラにも映ってない・・・うまいことカメラに映らずに誘拐されたなら本当に手がかりが・・・」
捜索の手がかりが掴めず、家の周辺にあるカメラ全てをハッキングして見てみたものの、美世の姿はどこにも映っていない。
まだ誘拐、拉致で身代金目的ならばそろそろ電話が来てもいいはずの頃合いだ。ないとすれば最悪の状況が思い浮かぶ。
星影家に恨みがあるものの犯行。
大きなものを背負えば、時に必要な決断といえど、恨みを持たれる手段をとることもある。そうなると美世は腹いせに殺されているなんてこともありえた。星影家の血筋のものを殺す以上に残酷な仕打ちとも言えるだろう。
そうなれば、罪人に落ちぶれようと、刺し違えてでも、僕は犯人を殺してしまう自信がある。その上で美世を怒らせて、仲直りもできないままに死なせてしまったことに胸を痛めながら自殺を選ぶだろう。
「だめだ、落ち着け・・・」
最悪な未来ばかり考えてしまう。それぐらいに焦りと共に不安が大きくなりつつあるのだ。
この際責められようと情けないとはいえ、元婚約者にも捜索を手伝ってもらうべきかと増した焦りと不安に思いつく。そして迷わず、すぐ伊集院家に繋いでもらえば了承の言葉。伊集院家は星影家と同等なだけに借りれる手ならば頼りになる他ない。
この時の僕はまさか、その伊集院家でこそ美世が保護されているとは考えず、ただ焦りと不安を抱えたまま捜索を続けるのだった。
こんなにも苛立ちをぶつけるようで焦りの方が実際上回っている。あの時最後の言葉、何かを言いかけた言葉に苛立ちが消え、心が凍りつきそうになった。
美世自身も思わずだったのか、言いかけては逃げてしまった。言ってはいない言葉を想像して動揺したせいで、オートロックで鍵のかかったドアを開けるのに戸惑ってしまい見失うこととなった。
慌てて動かせる人材を手配したものの、何故か見つからない。いくら見失ったとはいえ、大して時間も経ってないだろうに、何故?
考えられることに『拉致・誘拐』が頭に浮かぶ。星影家の財産目当てにありえることだった。僕自身、小さい頃にそういう危険があったのだから。
よくよく考えると、焦って警察にまで連絡し、メディアを使ってしまったのは犯人を刺激してしまった可能性を考えるとよくなかったかもしれない。悪い考えばかり浮かんでしまい、手が震える。
もし美世に何かあれば僕は美世に合わせる顔がない。美世頼むから無事でいてほしいと願う。星影家にも、会社にも変な電話がないのはいいことか、悪いことかもわからない。
「どこの監視カメラにも映ってない・・・うまいことカメラに映らずに誘拐されたなら本当に手がかりが・・・」
捜索の手がかりが掴めず、家の周辺にあるカメラ全てをハッキングして見てみたものの、美世の姿はどこにも映っていない。
まだ誘拐、拉致で身代金目的ならばそろそろ電話が来てもいいはずの頃合いだ。ないとすれば最悪の状況が思い浮かぶ。
星影家に恨みがあるものの犯行。
大きなものを背負えば、時に必要な決断といえど、恨みを持たれる手段をとることもある。そうなると美世は腹いせに殺されているなんてこともありえた。星影家の血筋のものを殺す以上に残酷な仕打ちとも言えるだろう。
そうなれば、罪人に落ちぶれようと、刺し違えてでも、僕は犯人を殺してしまう自信がある。その上で美世を怒らせて、仲直りもできないままに死なせてしまったことに胸を痛めながら自殺を選ぶだろう。
「だめだ、落ち着け・・・」
最悪な未来ばかり考えてしまう。それぐらいに焦りと共に不安が大きくなりつつあるのだ。
この際責められようと情けないとはいえ、元婚約者にも捜索を手伝ってもらうべきかと増した焦りと不安に思いつく。そして迷わず、すぐ伊集院家に繋いでもらえば了承の言葉。伊集院家は星影家と同等なだけに借りれる手ならば頼りになる他ない。
この時の僕はまさか、その伊集院家でこそ美世が保護されているとは考えず、ただ焦りと不安を抱えたまま捜索を続けるのだった。
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