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第二章 やんわりと嫌われましょう
わたくしは怠惰なブタ
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「へぇ、そんでまだ休学は続けるつもりなんだ?」
薄い本を読みながら、未希はひとごとのように言った。
ええ、ええ、そりゃひとごとでしょうともっ。
熱は下がったから、さすがに山田は居座ったりはしなくなった。
ただ毎日花は贈られてくるし、週末になると必ず見舞いにやってくる。
捨てるのはもったいないので、花は孤児院に送ってドライフラワーを作るよう言ってみた。
王家ご用達の花屋だからものはいいし、ポプリとかにすれば孤児院の収益にもなる。
これは未希の提案だったんだよね。
平民に好かれてる令嬢なら、極刑に処されそうなとき非難の声が上がるだろうからって。
そういった訳で悪役令嬢時代の悪行を払しょくするために、人知れず善行を重ねてる毎日だ。
「籠城してるだけじゃ状況は変わらなそうだけど?」
「だって何言っても何やっても、山田、暖簾に腕押しなんだもん」
だったらなんか良い案おしえてよっ。
「それはさておき、華子、あんた最近太った?」
ぎくっ。未希ってば相変わらず言い方容赦ないっ。
「ここんところ、寝てること多かったからさ」
熱出して激痩せした後だったから、余計に体が脂肪を蓄えやすくなってるみたいだ。
少し体が重いなとは思ってたんだけど。体力が落ちたせいにして、見て見ぬふりをしてたのがマズかった。
「それに病弱設定で運動とかもできないし」
「あー、あんたの情報、ケンタ通じて王子に筒抜けだもんねぇ」
なぬっ、ケンタ、お前、いつの間に姉ちゃん裏切ってたんか?
「でもちょうどいいから、そのまま太って王子に嫌われたら?」
「太って嫌われる……?」
確かにゲームの世界だけあって、しゅっとした体形の人間が大半を占めていた。
それに特に令嬢の間では、ぽっちゃり体系は嘲笑の的になる。
(コルセットで締めると、ボンレスハムになるんだよね……)
さながらタコ糸で縛られているアレだ。
「いやぁ、さすがにそれはキツいかも」
「いいじゃん、あとで痩せればそれで済むでしょう? 三段腹でへそ踊りでもすれば、王子だって一瞬で冷めるんじゃない?」
うぬぬ、また他人事だと思いよって。
一度太ると痩せるのが大変なんだよね。
あの空腹に耐える苦しみを味わうくらいなら、最初から太らないよう日々気をつけてる方がましだと思ってるし。
「でも背に腹は代えられないか……」
「そそ、太っちゃえば背も腹もくっ付きようがないし」
くそぅ、これは完全に楽しんでるな。
でもやってみる価値はある。
王子の山田は健康管理で食事にも気を配っているはずだし、節制のできない令嬢は願い下げになるに違いない。
よし、今度こそ山田をぎゃふんと言わせちゃる!
「……ぎゃふん」
意気込んだはいいものの、後日そう根を上げていたのはわたしの方だった。
「はぁ、食べるってこんなにつらいもんだったっけ?」
「もっと根性見せなさい。こんな中途半端なデブで終わったら、違う意味でいい笑いものよ」
「一体誰が笑うってのよ」
「そんなのわたしに決まってるじゃん」
すでに薄ら笑ってるくせにっ。
その後も食事を詰め込む日々が続いた。
次に山田が来る日までに、なんとか肥えきっていたい。
できれば短期決戦で勝負を決めたかった。肥満も定着すると痩せるのがさらにたいへんになるから。
「はい、コレ差し入れ」
「うん、いつもアリガトウ」
バスケットの中身を確認してから、遠い目でわたしはそっ閉じをした。
中身はチョコレートやらドーナツやらのスイーツ詰め合わせ。ハイカロリー爆弾バスケットだ。
実はあまりにも急激に太ったため、公爵家でダイエットメニューが支給されることになってしまった。
なのでこっそり未希の配給を受けて、枕元に隠して夜な夜なムサボり食べている。
「モウナニモクチニシタクナイ……」
「何言ってんの、明日王子が来るんでしょ? ここまで子デブに育ったんだから、大丈夫、あともう一息だよ」
「未希ちゃん、それは励ましの言葉カナ?」
モウロウとした意識の中、わたしはラストスパート、朝までかけてバスケットを空にし尽くした。
「ウフフぅ、シュン様、ごきげんよう。今日も来てくださってうれしいですわぁ」
「は、ハナコ、その姿は一体……」
虚ろな瞳で迎い入れると、さすがの山田も衝撃を受けた様子だった。
シメシメ。これはいい感触だ。
このまま一万メートルはドン引いてくれ。
「わたくしちょっと息苦しくって。座らせていただいてもよろしいですか?」
自分でも笑えるくらいボンレスハムになっている。
普段は口答えなどしないメイドたちに、本当にこれでいいのかと何度も聞き返されたくらいだ。
「あ、ああ、もちろんだ」
「ありがとうございます。ハァ、ドッコイショ」
もはやドスコイの勢いだ。
ひとりがけのソファには収まらないので、長椅子に腰を下ろした。
しかしドン引いたはずの山田が、なぜか空いたスペースにはまり込んでぴったりと寄り添ってくる。
「あの、シュン王子……?」
やたらといい笑顔をしていらっしゃるのはナゼ?
そしてぷくぷくの手を楽しむな。
「ハナコが健康そうな体型に戻ってよかった。実は普段から痩せすぎなのではと心配していたのだ」
「そ、そうでしたの?」
てか、戻ったとか言うな。人生でここまで太ったのは初めてじゃ。
「ああ、わたしはこのくらいがちょうどいいと思うぞ? うん、実に好ましい」
ウインナーのごとしの指先をいじりまくりながら、山田の視線が体のあちこちを移動する。
二の腕とか胸とかお腹とか、舐めまわすように見てるっぽい。
まさか瓶底眼鏡の存在に感謝する日が来るとは思わなかった。
でないと確実に殴りコロしてた。
山田が帰ったあとのわたしは、もはや生きるシカバネだ。
どうか心中を察してほしい。
必死こいて太った結果がこれな上、今から地獄のダイエットが待っている。
「あー、王子、デブ専だったかぁ。華子、ドンマイ」
くっそぉおうぅっ、絶対にモデル体型になってやるぅ!
そこから死に物狂いでダイエットして、翌週山田が来るときには以前以上にスリム体型にもどったわたしだった。
短期間で一気に痩せたせいか、前よりもバストアップを果たしていたのは怪我の功名だ。
でもこんなことやってたら、ホンキで病気になっちゃうからね。
良い子のみんなはマネしちゃダメだぞ。
「は、ハナコ、その姿は……」
「おほほほほぉ、シュン様、今日も来てくださってうれしいですわぁ」
どや顔で出迎えた。
ほらよぉく見ろ、お前の好きなワガママボディは藻屑の泡と消え去ったぞ。
これ以上なくくびれた腰を見せつけると、言葉を失った山田がさっと手を取ってきた。
てか、近すぎる。
そして一体どこ見てるんだ?
いつもならじっと顔をガン見してくる山田が、今日に限っては下を向いたままでいる。
そうかそうか、そんなに痩せたのがショックだったか。
密かにほくそ笑んでいると、俯いた山田が何事かぼそりとつぶやいた。
「……に……らん」
「え? シュン様、今何かおっしゃいまして?」
そのとき山田はぐっと顔を近づけた。
そう、わたしの胸元に。
「実にけしからんっ」
「きゃーっ、シュン王子ぃ……!」
どばっと鼻血が噴き出して、わたしの服にまで飛び散った。
「あー、王子、デブ専っていうよりも、むしろおっぱい星人だったかぁ」
そんな未希のつぶやきは、わたしの絶叫に掻き消されたのだった。
薄い本を読みながら、未希はひとごとのように言った。
ええ、ええ、そりゃひとごとでしょうともっ。
熱は下がったから、さすがに山田は居座ったりはしなくなった。
ただ毎日花は贈られてくるし、週末になると必ず見舞いにやってくる。
捨てるのはもったいないので、花は孤児院に送ってドライフラワーを作るよう言ってみた。
王家ご用達の花屋だからものはいいし、ポプリとかにすれば孤児院の収益にもなる。
これは未希の提案だったんだよね。
平民に好かれてる令嬢なら、極刑に処されそうなとき非難の声が上がるだろうからって。
そういった訳で悪役令嬢時代の悪行を払しょくするために、人知れず善行を重ねてる毎日だ。
「籠城してるだけじゃ状況は変わらなそうだけど?」
「だって何言っても何やっても、山田、暖簾に腕押しなんだもん」
だったらなんか良い案おしえてよっ。
「それはさておき、華子、あんた最近太った?」
ぎくっ。未希ってば相変わらず言い方容赦ないっ。
「ここんところ、寝てること多かったからさ」
熱出して激痩せした後だったから、余計に体が脂肪を蓄えやすくなってるみたいだ。
少し体が重いなとは思ってたんだけど。体力が落ちたせいにして、見て見ぬふりをしてたのがマズかった。
「それに病弱設定で運動とかもできないし」
「あー、あんたの情報、ケンタ通じて王子に筒抜けだもんねぇ」
なぬっ、ケンタ、お前、いつの間に姉ちゃん裏切ってたんか?
「でもちょうどいいから、そのまま太って王子に嫌われたら?」
「太って嫌われる……?」
確かにゲームの世界だけあって、しゅっとした体形の人間が大半を占めていた。
それに特に令嬢の間では、ぽっちゃり体系は嘲笑の的になる。
(コルセットで締めると、ボンレスハムになるんだよね……)
さながらタコ糸で縛られているアレだ。
「いやぁ、さすがにそれはキツいかも」
「いいじゃん、あとで痩せればそれで済むでしょう? 三段腹でへそ踊りでもすれば、王子だって一瞬で冷めるんじゃない?」
うぬぬ、また他人事だと思いよって。
一度太ると痩せるのが大変なんだよね。
あの空腹に耐える苦しみを味わうくらいなら、最初から太らないよう日々気をつけてる方がましだと思ってるし。
「でも背に腹は代えられないか……」
「そそ、太っちゃえば背も腹もくっ付きようがないし」
くそぅ、これは完全に楽しんでるな。
でもやってみる価値はある。
王子の山田は健康管理で食事にも気を配っているはずだし、節制のできない令嬢は願い下げになるに違いない。
よし、今度こそ山田をぎゃふんと言わせちゃる!
「……ぎゃふん」
意気込んだはいいものの、後日そう根を上げていたのはわたしの方だった。
「はぁ、食べるってこんなにつらいもんだったっけ?」
「もっと根性見せなさい。こんな中途半端なデブで終わったら、違う意味でいい笑いものよ」
「一体誰が笑うってのよ」
「そんなのわたしに決まってるじゃん」
すでに薄ら笑ってるくせにっ。
その後も食事を詰め込む日々が続いた。
次に山田が来る日までに、なんとか肥えきっていたい。
できれば短期決戦で勝負を決めたかった。肥満も定着すると痩せるのがさらにたいへんになるから。
「はい、コレ差し入れ」
「うん、いつもアリガトウ」
バスケットの中身を確認してから、遠い目でわたしはそっ閉じをした。
中身はチョコレートやらドーナツやらのスイーツ詰め合わせ。ハイカロリー爆弾バスケットだ。
実はあまりにも急激に太ったため、公爵家でダイエットメニューが支給されることになってしまった。
なのでこっそり未希の配給を受けて、枕元に隠して夜な夜なムサボり食べている。
「モウナニモクチニシタクナイ……」
「何言ってんの、明日王子が来るんでしょ? ここまで子デブに育ったんだから、大丈夫、あともう一息だよ」
「未希ちゃん、それは励ましの言葉カナ?」
モウロウとした意識の中、わたしはラストスパート、朝までかけてバスケットを空にし尽くした。
「ウフフぅ、シュン様、ごきげんよう。今日も来てくださってうれしいですわぁ」
「は、ハナコ、その姿は一体……」
虚ろな瞳で迎い入れると、さすがの山田も衝撃を受けた様子だった。
シメシメ。これはいい感触だ。
このまま一万メートルはドン引いてくれ。
「わたくしちょっと息苦しくって。座らせていただいてもよろしいですか?」
自分でも笑えるくらいボンレスハムになっている。
普段は口答えなどしないメイドたちに、本当にこれでいいのかと何度も聞き返されたくらいだ。
「あ、ああ、もちろんだ」
「ありがとうございます。ハァ、ドッコイショ」
もはやドスコイの勢いだ。
ひとりがけのソファには収まらないので、長椅子に腰を下ろした。
しかしドン引いたはずの山田が、なぜか空いたスペースにはまり込んでぴったりと寄り添ってくる。
「あの、シュン王子……?」
やたらといい笑顔をしていらっしゃるのはナゼ?
そしてぷくぷくの手を楽しむな。
「ハナコが健康そうな体型に戻ってよかった。実は普段から痩せすぎなのではと心配していたのだ」
「そ、そうでしたの?」
てか、戻ったとか言うな。人生でここまで太ったのは初めてじゃ。
「ああ、わたしはこのくらいがちょうどいいと思うぞ? うん、実に好ましい」
ウインナーのごとしの指先をいじりまくりながら、山田の視線が体のあちこちを移動する。
二の腕とか胸とかお腹とか、舐めまわすように見てるっぽい。
まさか瓶底眼鏡の存在に感謝する日が来るとは思わなかった。
でないと確実に殴りコロしてた。
山田が帰ったあとのわたしは、もはや生きるシカバネだ。
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短期間で一気に痩せたせいか、前よりもバストアップを果たしていたのは怪我の功名だ。
でもこんなことやってたら、ホンキで病気になっちゃうからね。
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「は、ハナコ、その姿は……」
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どや顔で出迎えた。
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これ以上なくくびれた腰を見せつけると、言葉を失った山田がさっと手を取ってきた。
てか、近すぎる。
そして一体どこ見てるんだ?
いつもならじっと顔をガン見してくる山田が、今日に限っては下を向いたままでいる。
そうかそうか、そんなに痩せたのがショックだったか。
密かにほくそ笑んでいると、俯いた山田が何事かぼそりとつぶやいた。
「……に……らん」
「え? シュン様、今何かおっしゃいまして?」
そのとき山田はぐっと顔を近づけた。
そう、わたしの胸元に。
「実にけしからんっ」
「きゃーっ、シュン王子ぃ……!」
どばっと鼻血が噴き出して、わたしの服にまで飛び散った。
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