57 / 78
第七章 いざ、最終決戦
あなたが落とした王子はどちらですか?
しおりを挟む
それからというもの、山田とロレンツォがかわるがわるにやって来るように。
バッティングしないのは助かってるけど、登校時、お昼休みに、移動教室のときまで現れるんだもの。
放課後取り巻き令嬢たちとお茶してても来るもんだから、みんなが委縮しちゃってさ。仕方ないから最近はゆいなだけを連れ歩いてる。
そのせいかユイナ・ハセガー男爵令嬢が、ハナコの弟ケンタ・モッリと婚約寸前って噂になってるみたい。
ゆいなにしてみればシメシメだよね。ま、わたしもゆいなを魔除け代わりにしてるから、最近はいがみ合うこともなく上手くやってるって感じ。
「あ、シュン王子だ。王子ぃこっちこっちぃ」
迎えの馬車の待ち時間に教室でゆいなとおしゃべりしていたら、案の定山田がやってきた。
ってかゆいな、当たり前みたく招き入れるんじゃないっての。
「ハナコ、今日もユイナと一緒なのだな」
「ほほほ、話をしてみるとなかなか良い子ですのよ」
攻略対象とふたりきりになるとロクないことないからね。
ゆいなは空気読まずにぐいぐい会話に入って来るから、それでずいぶん助けられてたり。
「お邪魔だったら、ユイナどっかに行ってますけど?」
「いや、邪魔するのはわたしのほうだ。よければ仲間に入れてくれ」
こっちに椅子を引き寄せることもなく、山田はわたしから離れた席に座った。
うんうん、距離感、適切でいい感じ。やればちゃんとできるじゃないの。
「冬休みの間、ハナコは何か予定はあるのか?」
「いえ、特には。わたくし寒いのは苦手ですから、家でのんびり過ごすつもりですわ」
「ユイナはケンタ様とデートいっぱいするんです。今らかどこ行くかふたりで計画立てて」
「あら、たのしそう。でもユイナ、自分のことわたくしと言わなくてはね?」
「はぁい、ハナコお姉様。わたくし気をつけまぁす」
いいぞ、ゆいな。
その調子で話題をどんどん自分中心に持ってって。
「シュン王子は何して過ごすんですかぁ?」
「年末にイタリーノ国から大使が来る予定でな。その件でスケジュールはほぼ埋まってしまっている」
王子ともなると休みも公務でつぶれて大変そうだね。
冬休みの間は顔合わさずに済みそうだから、わたし的にはラッキーだけど。
「そういったわけで、ハナコを城に招くのはしばらく無理そうだ」
「お気遣いなさらずですわ。きっとビスキュイも分かってくれます」
お城に行く目的は、あくまでビスキュイ目当てってことにしておかないと。
っていうか、行くと約束した覚えはひとつもないんデスが?
「ユイナもその犬に会ってみたいです」
「とっても可愛いのよ? きっとあなたも好きになるわ」
ビスキュイの件って、本来ならヒロインイベントだったもんね。
山田に呼ばれたとき、ごり押ししてゆいなも一緒に連れてっちゃおうっと。
そのあとも取りとめのないおしゃべりが続いた。
会話するのはもっぱらゆいなとわたし。その間、山田はずっと黙って聞いていた。
そうこうしているうちに、教室に校内放送鳩が飛んできて。
またリュシアン様かな。今日は何のお呼び出し?
『ぴんっぽんっぱんっぽんっ。シュン・ヤーマダさんに連絡シマスっ。至急、生徒会室にお戻りくだサイっ。繰り返しマス、至急、生徒会室に……』
同じ言葉をさえずりながら、鳩は山田の周りをグルグル飛び回った。戻ってこない山田にしびれを切らして、ダンジュウロウあたりが呼び出しで使ったのかも。
「時間だな」
静かに言って山田はすっと立ち上がった。
「ハナコ、気をつけて帰ってくれ」
「はい。お気遣いありがとうございます」
わたしがうなずいたのを確認すると、山田はすぐに転移魔法で姿を消した。
よしっ、なに事もなくやり過ごせたぞ!
ゆいなってば、健太なんかよりもずっと役に立つじゃない。
「前から思ってましたけど、シュン王子、ハナコ様の前だとすんごくやさしい顔しますよね~」
「なに言ってるの? シュン様はいつもああでしょう?」
瓶底眼鏡だし、やさしい顔もへったくれもないっつうの。
「そんなことないですよぉ? 見ててホントにハナコ様が好きなんだなって、いつも思いますもん」
は? やめてよ、そんなこと言うの。
「ユイナがハナコ様だったらシュン王子とゴールインするけどなぁ」
「だったら今から頑張りなさいよ。この世界のヒロインはあなたなんだから」
「イヤですよぅ。ユイナはもうケンタ様だけですもん♡」
はいはい、それがずっと続くといいけどね。
疑わしい視線を向けると、ゆいなはあざと可愛く唇を尖らせた。
「心配しなくっても裏切ったりしませんってば。ケンタ様はこの世界でユイナのコト、いちばん分かってくれる大事なひとですなんですよ?」
ループ地獄にハマって、ようやくそこから抜け出そうなんだもんね。
ゆいなも少しは学習したってことか。
「ハナコ様も真実の愛に出逢えるように、ユイナ全力で応援しますね♡」
んなコトあんたの口から言われると、無性に腹が立つんですけどっ。
「ユイナ、お待たせ。あ、姉上も」
お姉様をついでのように扱うんじゃありませんっ。
最近の健太はゆいな最優先で、姉ちゃんちょっぴりさびしいよ。
「じゃあ、帰ろうか。ユイナ、今日はうちに泊ってくだろ?」
モッリ公爵家でふたりはすっかり公認に仲になってたり。両親もあっという間に陥落しちゃってさ。
ゆいなのヤツ取り入るのが上手いんだから。そう言うトコロはホント感心するよ。
「あ、姉上、ちょっと遠回りしよう。昇降口でロレンツォ王子を見かけたから」
「ありがとう、ケンタ」
「いや、ユイナまで目をつけられたら困るしさ」
ぐぬっ、腹立つ理由だけど、ロレンツォにもてあそばれた令嬢ってかなり多いって話だからね。
口開かなきゃゆいなも可憐な令嬢に見えるし、健太の心配も仕方ないか。
何事もなく馬車に乗り込んで、ロレンツォに会わずに済んでよかった。
山田は待てのできるおりこう犬になったけど、ロレンツォの方は相変わらずでさ。
まるで手の付けられない野犬みたいな感じ。こっちの言うことはまるで聞かないし、自分勝手で好き放題にしてくるから対応にホトホト困ってる。
「はぁ、卒業までこれが続くのね……」
「姉上、ずいぶんと大きなため息だね。そこまで深刻にならなくても」
「深刻にもなるわよ。下手に不敬を働いて罰せられても困るし……」
「でもさ、冷静に考えてすごいことじゃない? 王子ふたりに言い寄られるなんてさ」
「うふっ、ハナコ様、やっぱりもてもて♡」
ったく、うれしそうに言うんじゃないわよ。
こっちは迷惑してるってのに。
「わたくしの理想の殿方は別にいるの。何もシュン様とロレンツォ様のどちらかを選ばなくっても許されるでしょう?」
「それって、なんかアレだよね。泉に落とした斧の話」
あなたが落とした斧は金の斧? それとも銀の斧? って女神様か誰かに聞かれるヤツ?
で、男は落としたのは錆びた鉄の斧ですって正直に答えるんだよね。そしたら金銀の斧ももらえちゃうって内容。
いや、正直に答えて山田とロレンツォ両方もらっても困るし。
ってか、わたしは泉に王子を落とした覚えはひとつもないっ。
ったく、ふたりとも他人事だと思って言いたい放題だよ。
あと少しで冬休みだし、もうひと踏ん張り、頑張って耐えるんだ華子……!
バッティングしないのは助かってるけど、登校時、お昼休みに、移動教室のときまで現れるんだもの。
放課後取り巻き令嬢たちとお茶してても来るもんだから、みんなが委縮しちゃってさ。仕方ないから最近はゆいなだけを連れ歩いてる。
そのせいかユイナ・ハセガー男爵令嬢が、ハナコの弟ケンタ・モッリと婚約寸前って噂になってるみたい。
ゆいなにしてみればシメシメだよね。ま、わたしもゆいなを魔除け代わりにしてるから、最近はいがみ合うこともなく上手くやってるって感じ。
「あ、シュン王子だ。王子ぃこっちこっちぃ」
迎えの馬車の待ち時間に教室でゆいなとおしゃべりしていたら、案の定山田がやってきた。
ってかゆいな、当たり前みたく招き入れるんじゃないっての。
「ハナコ、今日もユイナと一緒なのだな」
「ほほほ、話をしてみるとなかなか良い子ですのよ」
攻略対象とふたりきりになるとロクないことないからね。
ゆいなは空気読まずにぐいぐい会話に入って来るから、それでずいぶん助けられてたり。
「お邪魔だったら、ユイナどっかに行ってますけど?」
「いや、邪魔するのはわたしのほうだ。よければ仲間に入れてくれ」
こっちに椅子を引き寄せることもなく、山田はわたしから離れた席に座った。
うんうん、距離感、適切でいい感じ。やればちゃんとできるじゃないの。
「冬休みの間、ハナコは何か予定はあるのか?」
「いえ、特には。わたくし寒いのは苦手ですから、家でのんびり過ごすつもりですわ」
「ユイナはケンタ様とデートいっぱいするんです。今らかどこ行くかふたりで計画立てて」
「あら、たのしそう。でもユイナ、自分のことわたくしと言わなくてはね?」
「はぁい、ハナコお姉様。わたくし気をつけまぁす」
いいぞ、ゆいな。
その調子で話題をどんどん自分中心に持ってって。
「シュン王子は何して過ごすんですかぁ?」
「年末にイタリーノ国から大使が来る予定でな。その件でスケジュールはほぼ埋まってしまっている」
王子ともなると休みも公務でつぶれて大変そうだね。
冬休みの間は顔合わさずに済みそうだから、わたし的にはラッキーだけど。
「そういったわけで、ハナコを城に招くのはしばらく無理そうだ」
「お気遣いなさらずですわ。きっとビスキュイも分かってくれます」
お城に行く目的は、あくまでビスキュイ目当てってことにしておかないと。
っていうか、行くと約束した覚えはひとつもないんデスが?
「ユイナもその犬に会ってみたいです」
「とっても可愛いのよ? きっとあなたも好きになるわ」
ビスキュイの件って、本来ならヒロインイベントだったもんね。
山田に呼ばれたとき、ごり押ししてゆいなも一緒に連れてっちゃおうっと。
そのあとも取りとめのないおしゃべりが続いた。
会話するのはもっぱらゆいなとわたし。その間、山田はずっと黙って聞いていた。
そうこうしているうちに、教室に校内放送鳩が飛んできて。
またリュシアン様かな。今日は何のお呼び出し?
『ぴんっぽんっぱんっぽんっ。シュン・ヤーマダさんに連絡シマスっ。至急、生徒会室にお戻りくだサイっ。繰り返しマス、至急、生徒会室に……』
同じ言葉をさえずりながら、鳩は山田の周りをグルグル飛び回った。戻ってこない山田にしびれを切らして、ダンジュウロウあたりが呼び出しで使ったのかも。
「時間だな」
静かに言って山田はすっと立ち上がった。
「ハナコ、気をつけて帰ってくれ」
「はい。お気遣いありがとうございます」
わたしがうなずいたのを確認すると、山田はすぐに転移魔法で姿を消した。
よしっ、なに事もなくやり過ごせたぞ!
ゆいなってば、健太なんかよりもずっと役に立つじゃない。
「前から思ってましたけど、シュン王子、ハナコ様の前だとすんごくやさしい顔しますよね~」
「なに言ってるの? シュン様はいつもああでしょう?」
瓶底眼鏡だし、やさしい顔もへったくれもないっつうの。
「そんなことないですよぉ? 見ててホントにハナコ様が好きなんだなって、いつも思いますもん」
は? やめてよ、そんなこと言うの。
「ユイナがハナコ様だったらシュン王子とゴールインするけどなぁ」
「だったら今から頑張りなさいよ。この世界のヒロインはあなたなんだから」
「イヤですよぅ。ユイナはもうケンタ様だけですもん♡」
はいはい、それがずっと続くといいけどね。
疑わしい視線を向けると、ゆいなはあざと可愛く唇を尖らせた。
「心配しなくっても裏切ったりしませんってば。ケンタ様はこの世界でユイナのコト、いちばん分かってくれる大事なひとですなんですよ?」
ループ地獄にハマって、ようやくそこから抜け出そうなんだもんね。
ゆいなも少しは学習したってことか。
「ハナコ様も真実の愛に出逢えるように、ユイナ全力で応援しますね♡」
んなコトあんたの口から言われると、無性に腹が立つんですけどっ。
「ユイナ、お待たせ。あ、姉上も」
お姉様をついでのように扱うんじゃありませんっ。
最近の健太はゆいな最優先で、姉ちゃんちょっぴりさびしいよ。
「じゃあ、帰ろうか。ユイナ、今日はうちに泊ってくだろ?」
モッリ公爵家でふたりはすっかり公認に仲になってたり。両親もあっという間に陥落しちゃってさ。
ゆいなのヤツ取り入るのが上手いんだから。そう言うトコロはホント感心するよ。
「あ、姉上、ちょっと遠回りしよう。昇降口でロレンツォ王子を見かけたから」
「ありがとう、ケンタ」
「いや、ユイナまで目をつけられたら困るしさ」
ぐぬっ、腹立つ理由だけど、ロレンツォにもてあそばれた令嬢ってかなり多いって話だからね。
口開かなきゃゆいなも可憐な令嬢に見えるし、健太の心配も仕方ないか。
何事もなく馬車に乗り込んで、ロレンツォに会わずに済んでよかった。
山田は待てのできるおりこう犬になったけど、ロレンツォの方は相変わらずでさ。
まるで手の付けられない野犬みたいな感じ。こっちの言うことはまるで聞かないし、自分勝手で好き放題にしてくるから対応にホトホト困ってる。
「はぁ、卒業までこれが続くのね……」
「姉上、ずいぶんと大きなため息だね。そこまで深刻にならなくても」
「深刻にもなるわよ。下手に不敬を働いて罰せられても困るし……」
「でもさ、冷静に考えてすごいことじゃない? 王子ふたりに言い寄られるなんてさ」
「うふっ、ハナコ様、やっぱりもてもて♡」
ったく、うれしそうに言うんじゃないわよ。
こっちは迷惑してるってのに。
「わたくしの理想の殿方は別にいるの。何もシュン様とロレンツォ様のどちらかを選ばなくっても許されるでしょう?」
「それって、なんかアレだよね。泉に落とした斧の話」
あなたが落とした斧は金の斧? それとも銀の斧? って女神様か誰かに聞かれるヤツ?
で、男は落としたのは錆びた鉄の斧ですって正直に答えるんだよね。そしたら金銀の斧ももらえちゃうって内容。
いや、正直に答えて山田とロレンツォ両方もらっても困るし。
ってか、わたしは泉に王子を落とした覚えはひとつもないっ。
ったく、ふたりとも他人事だと思って言いたい放題だよ。
あと少しで冬休みだし、もうひと踏ん張り、頑張って耐えるんだ華子……!
10
あなたにおすすめの小説
【完結】ヒロインに転生しましたが、モブのイケオジが好きなので、悪役令嬢の婚約破棄を回避させたつもりが、やっぱり婚約破棄されている。
樹結理(きゆり)
恋愛
「アイリーン、貴女との婚約は破棄させてもらう」
大勢が集まるパーティの場で、この国の第一王子セルディ殿下がそう宣言した。
はぁぁあ!? なんでどうしてそうなった!!
私の必死の努力を返してー!!
乙女ゲーム『ラベルシアの乙女』の世界に転生してしまった日本人のアラサー女子。
気付けば物語が始まる学園への入学式の日。
私ってヒロインなの!?攻略対象のイケメンたちに囲まれる日々。でも!私が好きなのは攻略対象たちじゃないのよー!!
私が好きなのは攻略対象でもなんでもない、物語にたった二回しか出てこないイケオジ!
所謂モブと言っても過言ではないほど、関わることが少ないイケオジ。
でもでも!せっかくこの世界に転生出来たのなら何度も見たイケメンたちよりも、レアなイケオジを!!
攻略対象たちや悪役令嬢と友好的な関係を築きつつ、悪役令嬢の婚約破棄を回避しつつ、イケオジを狙う十六歳、侯爵令嬢!
必死に悪役令嬢の婚約破棄イベントを回避してきたつもりが、なんでどうしてそうなった!!
やっぱり婚約破棄されてるじゃないのー!!
必死に努力したのは無駄足だったのか!?ヒロインは一体誰と結ばれるのか……。
※この物語は作者の世界観から成り立っております。正式な貴族社会をお望みの方はご遠慮ください。
※この作品は小説家になろう、カクヨムで完結済み。
お人好しの悪役令嬢は悪役になりきれない
あーもんど
恋愛
ある日、悪役令嬢に憑依してしまった主人公。
困惑するものの、わりとすんなり状況を受け入れ、『必ず幸せになる!』と決意。
さあ、第二の人生の幕開けよ!────と意気込むものの、人生そう上手くいかず……
────えっ?悪役令嬢って、家族と不仲だったの?
────ヒロインに『悪役になりきれ』って言われたけど、どうすれば……?
などと悩みながらも、真っ向から人と向き合い、自分なりの道を模索していく。
そんな主人公に惹かれたのか、皆だんだん優しくなっていき……?
ついには、主人公を溺愛するように!
────これは孤独だった悪役令嬢が家族に、攻略対象者に、ヒロインに愛されまくるお語。
◆小説家になろう様にて、先行公開中◆
【完結】モブの王太子殿下に愛されてる転生悪役令嬢は、国外追放される運命のはずでした
Rohdea
恋愛
公爵令嬢であるスフィアは、8歳の時に王子兄弟と会った事で前世を思い出した。
同時に、今、生きているこの世界は前世で読んだ小説の世界なのだと気付く。
さらに自分はヒーロー(第二王子)とヒロインが結ばれる為に、
婚約破棄されて国外追放となる運命の悪役令嬢だった……
とりあえず、王家と距離を置きヒーロー(第二王子)との婚約から逃げる事にしたスフィア。
それから数年後、そろそろ逃げるのに限界を迎えつつあったスフィアの前に現れたのは、
婚約者となるはずのヒーロー(第二王子)ではなく……
※ 『記憶喪失になってから、あなたの本当の気持ちを知りました』
に出てくる主人公の友人の話です。
そちらを読んでいなくても問題ありません。
悪役令嬢に転生したので地味令嬢に変装したら、婚約者が離れてくれないのですが。
槙村まき
恋愛
スマホ向け乙女ゲーム『時戻りの少女~ささやかな日々をあなたと共に~』の悪役令嬢、リシェリア・オゼリエに転生した主人公は、処刑される未来を変えるために地味に地味で地味な令嬢に変装して生きていくことを決意した。
それなのに学園に入学しても婚約者である王太子ルーカスは付きまとってくるし、ゲームのヒロインからはなぜか「私の代わりにヒロインになって!」とお願いされるし……。
挙句の果てには、ある日隠れていた図書室で、ルーカスに唇を奪われてしまう。
そんな感じで悪役令嬢がヤンデレ気味な王子から逃げようとしながらも、ヒロインと共に攻略対象者たちを助ける? 話になるはず……!
第二章以降は、11時と23時に更新予定です。
他サイトにも掲載しています。
よろしくお願いします。
25.4.25 HOTランキング(女性向け)四位、ありがとうございます!
モブ令嬢アレハンドリナの謀略
青杜六九
恋愛
転生モブ令嬢アレハンドリナは、王子セレドニオの婚約者ビビアナと、彼女をひそかに思う侯爵令息ルカのじれじれな恋を観察するのが日課だった。いつまで経っても決定打にかける二人に業を煮やし、セレドニオが男色家だと噂を流すべく、幼馴染の美少年イルデフォンソをけしかけたのだが……。
令嬢らしからぬ主人公が、乙女ゲームの傍観者を気取っていたところ、なぜか巻き込まれていくお話です。主人公の独白が主です。「悪役令嬢ビビアナの恋」と同じキャラクターが出てきますが、読んでいなくても全く問題はありません。あらすじはアレですが、BL要素はありません。
アレハンドリナ編のヤンデレの病み具合は弱めです。
イルデフォンソ編は腹黒です。病んでます。
2018.3.26 一旦完結しました。
2019.8.15 その後の話を執筆中ですが、別タイトルとするため、こちらは完結処理しました。
転生しましたが悪役令嬢な気がするんですけど⁉︎
水月華
恋愛
ヘンリエッタ・スタンホープは8歳の時に前世の記憶を思い出す。最初は混乱したが、じきに貴族生活に順応し始める。・・・が、ある時気づく。
もしかして‘’私‘’って悪役令嬢ポジションでは?整った容姿。申し分ない身分。・・・だけなら疑わなかったが、ある時ふと言われたのである。「昔のヘンリエッタは我儘だったのにこんなに立派になって」と。
振り返れば記憶が戻る前は嫌いな食べ物が出ると癇癪を起こし、着たいドレスがないと癇癪を起こし…。私めっちゃ性格悪かった!!
え?記憶戻らなかったらそのままだった=悪役令嬢!?いやいや確かに前世では転生して悪役令嬢とか流行ってたけどまさか自分が!?
でもヘンリエッタ・スタンホープなんて知らないし、私どうすればいいのー!?
と、とにかく攻略対象者候補たちには必要以上に近づかない様にしよう!
前世の記憶のせいで恋愛なんて面倒くさいし、政略結婚じゃないなら出来れば避けたい!
だからこっちに熱い眼差しを送らないで!
答えられないんです!
これは悪役令嬢(?)の侯爵令嬢があるかもしれない破滅フラグを手探りで回避しようとするお話。
または前世の記憶から臆病になっている彼女が再び大切な人を見つけるお話。
小説家になろうでも投稿してます。
こちらは全話投稿してますので、先を読みたいと思ってくださればそちらからもよろしくお願いします。
転生したら悪役令嬢だった婚約者様の溺愛に気づいたようですが、実は私も無関心でした
ハリネズミの肉球
恋愛
気づけば私は、“悪役令嬢”として断罪寸前――しかも、乙女ゲームのクライマックス目前!?
容赦ないヒロインと取り巻きたちに追いつめられ、開き直った私はこう言い放った。
「……まぁ、別に婚約者様にも未練ないし?」
ところが。
ずっと私に冷たかった“婚約者様”こと第一王子アレクシスが、まさかの豹変。
無関心だったはずの彼が、なぜか私にだけやたらと優しい。甘い。距離が近い……って、え、なにこれ、溺愛モード突入!?今さらどういうつもり!?
でも、よく考えたら――
私だって最初からアレクシスに興味なんてなかったんですけど?(ほんとに)
お互いに「どうでもいい」と思っていたはずの関係が、“転生”という非常識な出来事をきっかけに、静かに、でも確実に動き始める。
これは、すれ違いと誤解の果てに生まれる、ちょっとズレたふたりの再恋(?)物語。
じれじれで不器用な“無自覚すれ違いラブ”、ここに開幕――!
本作は、アルファポリス様、小説家になろう様、カクヨム様にて掲載させていただいております。
アイデア提供者:ゆう(YuFidi)
URL:https://note.com/yufidi88/n/n8caa44812464
転生してモブだったから安心してたら最恐王太子に溺愛されました。
琥珀
恋愛
ある日突然小説の世界に転生した事に気づいた主人公、スレイ。
ただのモブだと安心しきって人生を満喫しようとしたら…最恐の王太子が離してくれません!!
スレイの兄は重度のシスコンで、スレイに執着するルルドは兄の友人でもあり、王太子でもある。
ヒロインを取り合う筈の物語が何故かモブの私がヒロインポジに!?
氷の様に無表情で周囲に怖がられている王太子ルルドと親しくなってきた時、小説の物語の中である事件が起こる事を思い出す。ルルドの為に必死にフラグを折りに行く主人公スレイ。
このお話は目立ちたくないモブがヒロインになるまでの物語ーーーー。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる