悪役令嬢、猫人生を謳歌する※

スナノアリ

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猫に転生!?

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 自分で言うのもなんだけど、私はまるでお手本のような悪役令嬢だった。

 婚約者が思慕する、平民出の素朴な女に嫉妬して、徒党を組んでは悪口や影口。
 歩きざまに突き飛ばしたり、コップの水をわざとこぼして服を汚したりもしたわ。

 そんな悪事を重ねていたせいか、最後は不運に見舞われて。王公貴族のパーティーで、階段から落ち、転落死。
 齢十七歳の短い人生だった。

 そして次に目を覚ましたときには――なんと私の身体は、ふかふかの毛玉に包まれていた。

 転生の話は聞いたことがあったけれど、まさか人間じゃないものになるなんて……。
 ちょっとショックだったけれど、元気はすぐに取り戻した。

 だって、窓ガラスに映った私は、ものすごく可愛い。
 まあるい顔に、エメラルド色の大きな瞳。上品なグレーの艶々とした長い毛並み。ふさふさ揺れるシッポに、可愛らしい肉球。極めつけは、ピンと立った二つのお耳よ。

 そう――私は神が生み出した世界の宝、猫へと転生したのだった!

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