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性癖全開バトル ~ヘキバト~その10

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これは楽しい遠征になるはずだった。まさかこんな事が起こるなんてこの時が誰も知る由もなかった。

「おーい魔野お前の席ここだぞ。」飛行機に乗るなんて人生で初めてだ。
「私もエロットウに行けるんですね。」腐里もノリノリだ。
「NTRの同人誌あるかな。」立見もワクワクしている。
アナウンスが流れる「今回の空の旅を楽しんでください。」
早速、携帯を機内モードにゲームを始める。
離陸した後、江須田がトイレに行ってくると言った。

「ふぅ~飛行機なんて久しぶりだ。操縦席でも見に行くか。」
操縦席を見に行くと人が倒れていた。「大丈夫ですか何があったんですか」
「見られたか。俺はテロリストのハイジャック犯だ。お前もヘキバトラーなのか。」
「あぁヘキバトラーだ。ヘキバトでもするのか?」
「そうだなぁ。負けたらスカイダイブの刑だ。お前の大学とうちの仲間で勝負だ。」
「そうだな。仲間を呼んでくる。」

数分後、江須田に呼ばれた俺たちはヘキバトをする手筈になっていた。
「飛行機でのヘキバトだ。審査員はこの飛行機の客。負けた人はスカイダイブでいいか?」
「江須田なんだこれは!?こんな条件飲まなくていいじゃないか?」
「駄目だ。魔野。相手は武装しているし、勝たないと操縦席の人を起こせない。」
「けどこのまま奴らに操縦席を渡したら何処に行くか分かったもんじゃない。」
「作戦はどうする?誰を先鋒にして誰を中堅にして誰を大将にするんだ。」
「俺が最初に行く。次に江須田、最後に魔野だ。」立見が意見を出した。
「それでいい。バトル。ヘキバト!」

「俺はNTR本の素晴らしさを布教したい。主人公のチンチンの小ささ。寝取り男の大きさに比例している。」
「いいねぇ!こいつなかなかやるじゃないの!イキの良い子は嫌いじゃないわよ♡。」
「そして何と言っても彼女の股のゆるさ。絵にかいたような押しの弱さ。大好きだ!!!」
「今のところこれで論述を終わりにする。ご清聴ありがとうございました。」
「フフフ♡私のターンね。立見ちゃんはテレビのヘキバト大会で見たことあるわよ。」
「私の名前は多田 鎌(おおた かま)。そんじゃそこらのB級ヘキバトラーとは違うわよ。」
「私の性癖はショタつまりはおねショタお姉さんに襲われるのがいいのよ。」
「手コキや中だしも許しちゃうお姉さんが好きなのよ♡。」
(こいつ出来る。)立見は思った。今まで一番強いヘキバトラーだと格の違いがあると。
NTRよりもおねショタの方が民衆に好かれてるのは必然!!この勝負俺の負けだ。
「250対300で多田の勝利。敗者はスカイダイブ~。」
「最後に言いたい事はあるボーイ♡。」
「パラシュートの使い方を教わりたい。」丁寧に教えた。その後、彼を見たものはいない。


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