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第5章
25 その先へ
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「ごめん。…子どもみたいに喚いて暴れて」
ディルは部屋の隅で気まずそうに膝を抱えて俯いていた。わかりやすくしょげていた。
つい先ほど、シャドウの部屋に怒鳴り込み、思いの丈を叫びきった。勢いで口にしたことが、今になって恥ずかしさと後悔の念で入り乱れていた。顔を上げられなかった。
ディルは、シャドウの胸ぐらを掴み、取っ組み合いの喧嘩を始めようとした時に、ソインが体を張ってディルを押しのけた。
どしんと尻餅を着いたディルに向かって怒鳴りつけた。
「何やってるんですか!仲間同士で争うなんて馬鹿げてる!あなた方は絶対安静でしょうが!」
ピシャリと一喝した。教師が生徒の喧嘩を諌めているみたいだった。
恰幅の良さが威厳を増した。運動不足の脂肪肝もたまには役に立つ。
寡黙vsヤンチャ。お互い包帯の数だけは負けていなかったが、勝敗は目に見えていた。
「…オレも悪かった。お前の気持ちを考えないで自分だけが不幸だと嘆いた」
「うん…」
シャドウは、顔の前にうるさく垂れていた髪をかきあげた。首元を隠すために伸ばしていた髪はもう胸のあたりまで伸びていた。
「…外が騒がしいな」
「巫女を見せろって集まってるんだよ」
「マリーをか?」
「そうだろ。みんな天冠の巫女サマにあやかりたいんだ」
ディルは天冠の巫女という存在を受け入れずにいた。マリーがどうということではなく、あの儀式がなければ、マリーが天冠を得なければ雪は消えずに済んだと思っていた。
ざわめき立つ窓の外をディルは睨んだ。
「…あいつが巫女とはな。想定外なことばかり起こる」
望まないことばかり起こる。
シャドウは覇気のないため息を吐いた。
「想定していたことはなんだったんだよ」
ディルは、つっけんどんにシャドウに問うた。
「…雪が。国花が咲いたら雪がどうなるかはわかっていたんだがな。嫌でも何度も聞かされてきたから、忘れたくても耳から離れなかった。側にいれば守れていると思っていたんだが…」
さめざめと意気消沈して行くシャドウに、ディルは嫌気が差していた。
「シャドウは敵を甘く見てたんだよ」
「どういう意味だ?」
「幼馴染だから話が通ると思ってたんだろ?」
「…そんなことはない。何年も会ってなかったんだぞ。幼馴染とはいえ因縁もある。そう簡単にいくとは思ってなかった」
「でも、どこか冷静だった。雪があんな目にあっていても奴に手をかけようともしなかっただろう?」
「…それはチドリを殺せと言っているのか?」
「そうじゃないよ!…そうじゃないけど、憎みきれてなかった気もする」
「…」
「ぼくはあいつを切り裂いたことは後悔してないよ!
ああでもしなきゃ雪は助けられないと思ったからね。でも、自分でも認めていない獣人の姿でやったのかと思うと悔しくてたまらない。父さんが苦労して苦労してやっと獣人のコントロールをしてくれたというのに!
両手の爪が、指先が、感触を覚えているんだ!肉を断った時の感触と吹き出した血の香りが消えないんだよ!
雪のためなのか、獣の血がそうさせたのかわからないんだ…」
ディルは両手を見つめわなわなと震えだした。
「…ディル」
「でもあいつが意識を取り戻したと聞いて」
「…チドリが?…生きて?」
「人殺しにならなくて済んだと心底ほっとしたんだ。ずるいだろ?雪のためにとか言ったけど、やっぱり怖かったんだ。獣人で罪人だなんて笑えないからね。城に回収されても文句は言えない。きっと、シャドウもぼくを許さない。
世間も誰も、ぼくを許さないんだ!!
でも安心して!シャドウがやってくれたならなんて思ってないよ。それは嫌だ。絶対嫌だ!
…ごめん。ぼくもおかしいんだ。辛いのはシャドウの方だ。ぼくは雪を想いながら、自分のことしか考えてない。ねえさんに嫌味を言うのもシャドウを責めるのもお門違いだ。…ごめんよ」
ディルの両目からぼろぼろと大粒の涙が出てきた。シャドウを責めてはダメだと自分で自分を言い聞かせたのに、てんでコントロールがきかずにぼろぼろと涙がこぼれ落ちた。
態度と口はでかいが、まだ幼い。子どもと大人の間にいるのだ。足掻いても足掻いても年月は縮まりはしない。この試練はあまりにも酷だ。
シャドウはディルに近づき、肩膝をついた。頭を撫でると振動で涙の粒が落ちた。
「ごめん、ごめんようぅ」
うわあああんとディルは大声で泣き叫び、シャドウにもたれかかる。
「ディル。お前にばかり辛い目を合わせてしまい悪かった。…オレがチドリを抑えきれずにいたから」
憎みきれなかった。
「お前の言う通り、オレはチドリを憎みきれずにいた。
心のどこかで、話せばわかってくれるものと考えていた。
離れていてもオレ達は仲間で、家族だった」
心に浮かぶのはいつもそばにあった家族の輪。オレとマリーとチドリの輪は切れることはなかった。三人で手を繋いで輪になって踊った。くるくると。誰が一番多く回れるか競争していた。その頃の楽しかった記憶が今も色褪せずに残っていた。
オレとマリーの逃亡と裏切りに遭い、その輪は切れてしまったが、再会を機にまた繋がると思った。昔を懐かしみながら、たくさん話し合い、失くしていた時間を取り戻そうと考えていた。
浅はかだった。
雪に手を出したと聞いた時は、頭の中が真っ白になった。
チドリは、そんなことをするような男ではないと信じたくなかったが、雪が悪鬼を呼び出してまでの抵抗を見せたとなると話は別だった。別人に成り代わろうとしてまでの抵抗に信じざるを得なかった。
だが、マリーにかけた禁呪も、ヴァリウスの手先に堕ちたのも、すべては神官の素質がないと放り出されたことの反動だと思い込もうとしていた。チドリの変貌ぶりには何か裏があると信じたかったからだ。素面で悪事に手を染めることなどできないと思っていた。
だが、両親をも手にかけたとチドリ自身からの告白には、全身が震えたのは明らかだった。
「まさかそんなはずはない」とは言えなかった。決定的な事実だと思った。心も性格も変貌したかつての幼馴染とは、もう二度と輪になるはずがないと確信した。
なのに、
なぜか、
「…チドリを追い払っても、雪は花に攫われたんだ」
目を瞑った。
事実は変わらないのに認められなかった。
雪を見送らせたのはチドリではなく、国花だった。幾千万枚の花びらが雪を消し去った。
「何だよそれ!シャドウは雪が大事じゃなかったのかよ!」
ディルは腫れぼったい赤目と鼻声で叫んだ。
「大事に決まっているだろう!!」
体ごとシャドウは叫んだ。この言葉に偽りはない。
「だったら、何でいつまでもあの男を庇おうとしてるんだよ!花が消したって言うけど、雪を追い込んだなのはあの男だろうが!」
しっかりしてくれよ!とディルはシャドウの両肩を揺さぶった。いつまでも切れない縁にディルは苛立っていた。
「頼むから、縁を切ってくれよ!…じゃないと、もうシャドウとはいられないよ…」
ディルは赤い目を擦りあげた。
「…ディル!お前までオレを消していくのか?」
置いていかないでと縋る姿は、捨てられた子犬のようだ。
「消すのはシャドウだよ。あの男をとるか雪をとるか」
聞かれなくたってわかるだろう?
鍛えられた体躯には似つかないほどにしょげた顔に、ディルは辛辣に罵った。
「ぼくはあの男を絶対に許さない!シャドウがあの男と縁が切れないなら、ぼくとの縁を切るまでだよ!」
ディルはシャドウを一瞥し、部屋から出ていった。いつまでたっても、ぐずぐず嘆いてばかりいる相棒に苛立ちが隠せなかった。
部屋の外で中の様子を心配そうな顔をしていたソインと顔を合わせた。
「今の話本気かい?シャドウさんと縁切りするって本当?」
「…がっつり聞いてるね」
部屋の外まで筒抜けだ。ディルは皮肉そうに笑った。
「こんな時にケンカするなんてやめなよ!仲間割れしてどうするんだ!シャドウさんもきみも今は体を治すことが先決だろう?」
「シャドウ次第だよ」
ディルは笑った。ソインが差し入れに持って来ていた赤い果実をひとつ齧った。甘酸っぱい果汁が口の中を占領していく。
「…ぼくも迷うことは色々あるけど、大事なものの価値ほどにはないと思っているよ」
「…どういう意味?」
「言葉通りだよ」
シャドウに伝えといてとだけ言って、ディルは自分の部屋に戻った。道すがら赤い実をいくつも齧って食べた。手のひらに収まる小さな果実で、いくつも頬張った。涙を大量に出したおかげで、体が水分を欲していた。
雪のこと、シャドウのこと、獣人のこと、マリーのこと、自分の罪も、今何をすべきか、先が見えた気がした。
嘆くよりも前へ、その先へ。
たとえそれが別れの道だとしても、
立ち止まることは出来なかった。
「ごめん。…子どもみたいに喚いて暴れて」
ディルは部屋の隅で気まずそうに膝を抱えて俯いていた。わかりやすくしょげていた。
つい先ほど、シャドウの部屋に怒鳴り込み、思いの丈を叫びきった。勢いで口にしたことが、今になって恥ずかしさと後悔の念で入り乱れていた。顔を上げられなかった。
ディルは、シャドウの胸ぐらを掴み、取っ組み合いの喧嘩を始めようとした時に、ソインが体を張ってディルを押しのけた。
どしんと尻餅を着いたディルに向かって怒鳴りつけた。
「何やってるんですか!仲間同士で争うなんて馬鹿げてる!あなた方は絶対安静でしょうが!」
ピシャリと一喝した。教師が生徒の喧嘩を諌めているみたいだった。
恰幅の良さが威厳を増した。運動不足の脂肪肝もたまには役に立つ。
寡黙vsヤンチャ。お互い包帯の数だけは負けていなかったが、勝敗は目に見えていた。
「…オレも悪かった。お前の気持ちを考えないで自分だけが不幸だと嘆いた」
「うん…」
シャドウは、顔の前にうるさく垂れていた髪をかきあげた。首元を隠すために伸ばしていた髪はもう胸のあたりまで伸びていた。
「…外が騒がしいな」
「巫女を見せろって集まってるんだよ」
「マリーをか?」
「そうだろ。みんな天冠の巫女サマにあやかりたいんだ」
ディルは天冠の巫女という存在を受け入れずにいた。マリーがどうということではなく、あの儀式がなければ、マリーが天冠を得なければ雪は消えずに済んだと思っていた。
ざわめき立つ窓の外をディルは睨んだ。
「…あいつが巫女とはな。想定外なことばかり起こる」
望まないことばかり起こる。
シャドウは覇気のないため息を吐いた。
「想定していたことはなんだったんだよ」
ディルは、つっけんどんにシャドウに問うた。
「…雪が。国花が咲いたら雪がどうなるかはわかっていたんだがな。嫌でも何度も聞かされてきたから、忘れたくても耳から離れなかった。側にいれば守れていると思っていたんだが…」
さめざめと意気消沈して行くシャドウに、ディルは嫌気が差していた。
「シャドウは敵を甘く見てたんだよ」
「どういう意味だ?」
「幼馴染だから話が通ると思ってたんだろ?」
「…そんなことはない。何年も会ってなかったんだぞ。幼馴染とはいえ因縁もある。そう簡単にいくとは思ってなかった」
「でも、どこか冷静だった。雪があんな目にあっていても奴に手をかけようともしなかっただろう?」
「…それはチドリを殺せと言っているのか?」
「そうじゃないよ!…そうじゃないけど、憎みきれてなかった気もする」
「…」
「ぼくはあいつを切り裂いたことは後悔してないよ!
ああでもしなきゃ雪は助けられないと思ったからね。でも、自分でも認めていない獣人の姿でやったのかと思うと悔しくてたまらない。父さんが苦労して苦労してやっと獣人のコントロールをしてくれたというのに!
両手の爪が、指先が、感触を覚えているんだ!肉を断った時の感触と吹き出した血の香りが消えないんだよ!
雪のためなのか、獣の血がそうさせたのかわからないんだ…」
ディルは両手を見つめわなわなと震えだした。
「…ディル」
「でもあいつが意識を取り戻したと聞いて」
「…チドリが?…生きて?」
「人殺しにならなくて済んだと心底ほっとしたんだ。ずるいだろ?雪のためにとか言ったけど、やっぱり怖かったんだ。獣人で罪人だなんて笑えないからね。城に回収されても文句は言えない。きっと、シャドウもぼくを許さない。
世間も誰も、ぼくを許さないんだ!!
でも安心して!シャドウがやってくれたならなんて思ってないよ。それは嫌だ。絶対嫌だ!
…ごめん。ぼくもおかしいんだ。辛いのはシャドウの方だ。ぼくは雪を想いながら、自分のことしか考えてない。ねえさんに嫌味を言うのもシャドウを責めるのもお門違いだ。…ごめんよ」
ディルの両目からぼろぼろと大粒の涙が出てきた。シャドウを責めてはダメだと自分で自分を言い聞かせたのに、てんでコントロールがきかずにぼろぼろと涙がこぼれ落ちた。
態度と口はでかいが、まだ幼い。子どもと大人の間にいるのだ。足掻いても足掻いても年月は縮まりはしない。この試練はあまりにも酷だ。
シャドウはディルに近づき、肩膝をついた。頭を撫でると振動で涙の粒が落ちた。
「ごめん、ごめんようぅ」
うわあああんとディルは大声で泣き叫び、シャドウにもたれかかる。
「ディル。お前にばかり辛い目を合わせてしまい悪かった。…オレがチドリを抑えきれずにいたから」
憎みきれなかった。
「お前の言う通り、オレはチドリを憎みきれずにいた。
心のどこかで、話せばわかってくれるものと考えていた。
離れていてもオレ達は仲間で、家族だった」
心に浮かぶのはいつもそばにあった家族の輪。オレとマリーとチドリの輪は切れることはなかった。三人で手を繋いで輪になって踊った。くるくると。誰が一番多く回れるか競争していた。その頃の楽しかった記憶が今も色褪せずに残っていた。
オレとマリーの逃亡と裏切りに遭い、その輪は切れてしまったが、再会を機にまた繋がると思った。昔を懐かしみながら、たくさん話し合い、失くしていた時間を取り戻そうと考えていた。
浅はかだった。
雪に手を出したと聞いた時は、頭の中が真っ白になった。
チドリは、そんなことをするような男ではないと信じたくなかったが、雪が悪鬼を呼び出してまでの抵抗を見せたとなると話は別だった。別人に成り代わろうとしてまでの抵抗に信じざるを得なかった。
だが、マリーにかけた禁呪も、ヴァリウスの手先に堕ちたのも、すべては神官の素質がないと放り出されたことの反動だと思い込もうとしていた。チドリの変貌ぶりには何か裏があると信じたかったからだ。素面で悪事に手を染めることなどできないと思っていた。
だが、両親をも手にかけたとチドリ自身からの告白には、全身が震えたのは明らかだった。
「まさかそんなはずはない」とは言えなかった。決定的な事実だと思った。心も性格も変貌したかつての幼馴染とは、もう二度と輪になるはずがないと確信した。
なのに、
なぜか、
「…チドリを追い払っても、雪は花に攫われたんだ」
目を瞑った。
事実は変わらないのに認められなかった。
雪を見送らせたのはチドリではなく、国花だった。幾千万枚の花びらが雪を消し去った。
「何だよそれ!シャドウは雪が大事じゃなかったのかよ!」
ディルは腫れぼったい赤目と鼻声で叫んだ。
「大事に決まっているだろう!!」
体ごとシャドウは叫んだ。この言葉に偽りはない。
「だったら、何でいつまでもあの男を庇おうとしてるんだよ!花が消したって言うけど、雪を追い込んだなのはあの男だろうが!」
しっかりしてくれよ!とディルはシャドウの両肩を揺さぶった。いつまでも切れない縁にディルは苛立っていた。
「頼むから、縁を切ってくれよ!…じゃないと、もうシャドウとはいられないよ…」
ディルは赤い目を擦りあげた。
「…ディル!お前までオレを消していくのか?」
置いていかないでと縋る姿は、捨てられた子犬のようだ。
「消すのはシャドウだよ。あの男をとるか雪をとるか」
聞かれなくたってわかるだろう?
鍛えられた体躯には似つかないほどにしょげた顔に、ディルは辛辣に罵った。
「ぼくはあの男を絶対に許さない!シャドウがあの男と縁が切れないなら、ぼくとの縁を切るまでだよ!」
ディルはシャドウを一瞥し、部屋から出ていった。いつまでたっても、ぐずぐず嘆いてばかりいる相棒に苛立ちが隠せなかった。
部屋の外で中の様子を心配そうな顔をしていたソインと顔を合わせた。
「今の話本気かい?シャドウさんと縁切りするって本当?」
「…がっつり聞いてるね」
部屋の外まで筒抜けだ。ディルは皮肉そうに笑った。
「こんな時にケンカするなんてやめなよ!仲間割れしてどうするんだ!シャドウさんもきみも今は体を治すことが先決だろう?」
「シャドウ次第だよ」
ディルは笑った。ソインが差し入れに持って来ていた赤い果実をひとつ齧った。甘酸っぱい果汁が口の中を占領していく。
「…ぼくも迷うことは色々あるけど、大事なものの価値ほどにはないと思っているよ」
「…どういう意味?」
「言葉通りだよ」
シャドウに伝えといてとだけ言って、ディルは自分の部屋に戻った。道すがら赤い実をいくつも齧って食べた。手のひらに収まる小さな果実で、いくつも頬張った。涙を大量に出したおかげで、体が水分を欲していた。
雪のこと、シャドウのこと、獣人のこと、マリーのこと、自分の罪も、今何をすべきか、先が見えた気がした。
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