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第1部 第1章
7 試練の森-4 美紅視点
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昔から私は努力をしていた方だと思う。人前では遊んでるように見えても影ではコツコツやるタイプ。見た目よりずっと、頑張ってきたのよ。
毛むくじゃらの脂肪肝の塊の腹の上で女優を演じるのもラクじゃない。クッション性が悪いからバランスを取るのも一苦労。髪型は崩れるしネイルも欠ける。お気に入りのデコパーツも左右で違う。二時間待ちの人気店の施術はこんな時の為なんかじゃない。一週間、嫌な仕事を乗り切る為、自分のやる気を保たせるアイテムだ。
そこそこの名前の通った大学を出てるのに、就職先は小さな会社の事務。この私がこんなところしか受からなかったなんてどうかしてる。私を採用しなかった他の会社なんて全部潰れればいいのに。
職場の同僚の男は全員既婚者。上司は脂ぎったハゲ。うるさそうなお局。一人しかいない20代の人は同い年だけど高卒で就職してるから、こっちの方が先輩。超地味な田舎出丸出しな子。髪型も変。メイクも下手。服も微妙。こんな子の下で仕事するなんて冗談じゃない。ただ、仕事はできる。できるというか、「私、頑張ってます」のアピールがダダ漏れしてる。嫌味じゃないけど、私は嫌い。努力をすれば何でも叶うから信じて待ってるみたいなタイプ。暑苦しい。
私だって、ただの事務職で終わる気なんかないのよ。
色々な職種の人と合コンに出席しては人脈を広げてる。飲みの席で気配り上手な女の子を演じて、清楚に見えるような服装を選んだ。髪もメイクもネイルも手は抜かない。流行りを押さえつつ、派手目にならないよう気をつけた。興味のない本も読み、ニュースも頭に入れて、好きでもない男の相手もした。
いつだったか「綺麗な爪」と褒めてくれた。おしゃれには縁が無くてと気後れしていたから、昼休みにヤスリで磨いてあげた。ろくに手入れしてない爪がピカピカに艶めいたことに歓喜していた。安い子だなと心底思った。
次の日にお礼にとお弁当を作ってきた。おにぎりと唐揚げと三種の野菜のナムルとしらす入りの卵焼き。前の晩に仕込みをしてるから簡単だよとはにかむ姿が家庭的アピールに見えて鼻についた。
田舎に仕送りをしているから、節約をしていて外食はほとんどしない。光熱費も食費も切り詰めている。服装もいつも同じスーツ。トップスを変えてはいたけど、いつもワンパターン。安い服に不釣り合いなネックレス。彼氏に貰ったとか。こんな子に彼氏がいるなんて世の中おかしい。ちょっかい出して遊んでやろうかと思ったけど、この子に合うような男じゃ私には務まらない。私には特定の男はいない。常に身軽でないと標的は狙えない。
私は自分に利用価値のある人間としか付き合わない。こんな子、私には何の価値もない。私が欲しいのはあなたの席。その席を奪う為に仲の良い演技をしているだけよ。ランチや終業後のカラオケ、せっかくの休みだって潰して二人で遊んだ。節約しているくせに誘いにはすぐに乗ってきた。毎日職場で顔を合わせているのに、休みの日まで遊んで顔を合わせてバカみたいだ。それでもつまらなかったわけじゃない。演技のはずが、楽しかったねと心から笑える日もあった。奪うだけが目的の仲良しこよしの関係が幸せな時間を与えていた。おかしな話だ。
矛盾しすぎた関係を崩すチャンスになったのが、嶋谷の担当者変更。嶋谷からの申し出だったから、あの子がいくら反発したって変更は無い。
やっと、あの席が空く!
私はここぞとばかりに中村部長に近づいた。仕事には厳しい人だけど、女には優しい。ただ、女癖は悪い。そのせいで去年離婚している。相手に気を遣う必要は一切ない。いつもより短めのスカートを履いて酒の席では猫撫で声を出して軽めにボディタッチ。最初はチームで行っていた飲み会も、回数を重ねるごとに二人で行くようになった。体の関係になったのは二回目か三回目か。割と早くそういうことになった。女癖の悪さを公言していることもあって、女の扱いはうまかった。ブヨブヨの締まりのないメタボ体のくせに私のことなんて軽々と持ち上げて、腹の上に乗せて揺らした。
「何が欲しいんだ?」
私の企みなどすぐに察知していたようだった。
男に揺らされ、あの子を騙した。
「どうして?」と絶望と悲壮感で歪んだ表情を浮かべたあの子を見た時、少しだけ胸が痛んだ。チクリと音がした気がした。
本当に少しだけ。涙まみれになった顔には笑えた。ろくに手入れをしてないから肌はボロボロで目の周りも真っ黒だ。
「ざまみろ」
心が踊った。
これで私の勝ちだ!
あの子が辞めさせられて、退職手続きの書類を送った。一応メールも送ってみたけ未だ既読マークが付かない。アパートの部屋でメソメソしてるかと思うとワクワクする。あのボロボロの汚いアパートで隣近所と家族ごっこみたいなことをして、慰めて貰ってるのかしら。ふふふ楽しい。陣中見舞いでもしようかしら?
あの子がしっかり仕事をしていてくれたおかげで、後釜にはスッと入れた。一番近くで仕事をしていたから仕事の流れは熟知していた。取引先への挨拶回りも発注も難なくこなせて、ただ座ってるだけで良いなんて最高だ。幸せ過ぎて時間なんてあっと言う間に過ぎた。その間もずっと部長との関係は続いていた。揺らされては溶け合った。
順調に行っていたと思っていたのに、いつからか何だか噛み合わせがしっくり来ない日があった。
発注していたものが来なかったり、電話対応が悪いとクレームを入れられたりと、ひとつミスが付くと次の日もその次の日も悪いことが続いた。
嶋谷の名前間違いは実は三度目だ。口ではシギタニと言うが、いざ漢字表記にしようとすると面倒くさくなりシマタニと書いてしまう。パソコン入力なら一発なのに!と岩井に逆ギレしたこともあった。
当の岩井は呆れはしていたけれど、怒ることはせずに注意だけで許してくれた。二度目も三度目もそれで許してくれていたと思っていた。
ひとつのミスから始まり、ふたつ、みっつ、と連鎖が絶えず続き、他の部署にまで波紋が広がると、ついに部長は私を名指しで怒鳴りつけた。
「金原!何をやってるんだお前は!!」
あの子が辞めさせられた時と同じぐらいの声量。職場の空気が一気に張り詰めた。
「クビ宣告か?」
「痴話喧嘩でしょ」
「体で仕事取ったやつなんだから続くわけがないだろ」
他の部署からのひそひそ声が私に届いた。
(冗談じゃない!)
焦燥感が内側から込み上げてきて顔を赤く染めた。体を使おうが何だろうが、やっと掴んだチャンスを逃してなるものか!
私は部長をいつものホテルに呼び出した。
入って来るのを見計らって抱きついた。説教なんてされたくない。
「おい、待て」
部長は私の手を払おうとするが逆に押し倒してやった。自慢の爪が肉に食い込む。あんたなんか私に組み敷かれてボヨボヨのまま転がってればいいのよ。こんな時にまで仕事の話を持ち出さないで。あんたは私をただ揺らしてればいいのよ。終わりなんてないのよ。
「異動?」
翌々週の月曜日の朝、社員全員が目にする掲示板に私と部長の名前があった。
部長は地方の支店に、私は備品倉庫に異動命令が出た。
「何でよ!」
周囲にいる人間に構わず叫んでしまった。周りが白い目をしてひいてる。
「何を見てるのよ!何を笑っているのよ!あんた達より私の方が仕事ができるのよ!馬鹿にするなんて許さないから!!」
狂ったように喚き散らして異動命令書を掴んで破いてやった。止めに入った男性社員等と揉み合いをなって、突き飛ばして怪我を負わせた。暴れた拍子に生けてあった花瓶が倒れて辺りは水浸し。むせ返るほどの甘い花の香りに頭がクラクラした。香水の香りは好きだけど、生花は嫌い。生き生きしてる姿が誰かさんを思い出してしまう。天然より人工に配合された香りの方が私には合う。ツクリモノの方が私には合ってる。楽しかった日々を、記憶諸共、体についた匂いなんて消えてしまえばいい。
花瓶の飛び散った破片を掴んで手首に振り下ろした。
「「「キャーーーーー!!」」」
水がいっぱいに詰まった風船が弾け飛ぶみたいに女子社員達の声を私は一身に浴びた。
すごくない?私、今、大注目されてる!
みんなが見てる。
みんなが見てる。
私を見てる。
床に散乱した白と黄色の花びらの上に赤い縁取りを付けてあげた。そのままじゃ地味すぎる。ほら、この方が絶対に綺麗。
肌を伝う血が私を輝かせた。いっぽん、にほん、と道筋が生まれた。私はどこに行くのだろう?
ああ、何だかもうどうでもよくなってきた。もう私を庇う人もいないし、ライバルも消えた。目標を失った今、この会社にいる意味がないわ。
血が流れてるせいか体に力が入らない。ふわふわしてる。体から魂だけが抜かれたみたい。ふわふわふわふわ。
このまま天に召されるのかしら。それもいいかもね。天国には行けそうにないけど。
ふわふわふわふわ。
え?どこかで声がする。
私を呼ぶのは、だれ?
昔から私は努力をしていた方だと思う。人前では遊んでるように見えても影ではコツコツやるタイプ。見た目よりずっと、頑張ってきたのよ。
毛むくじゃらの脂肪肝の塊の腹の上で女優を演じるのもラクじゃない。クッション性が悪いからバランスを取るのも一苦労。髪型は崩れるしネイルも欠ける。お気に入りのデコパーツも左右で違う。二時間待ちの人気店の施術はこんな時の為なんかじゃない。一週間、嫌な仕事を乗り切る為、自分のやる気を保たせるアイテムだ。
そこそこの名前の通った大学を出てるのに、就職先は小さな会社の事務。この私がこんなところしか受からなかったなんてどうかしてる。私を採用しなかった他の会社なんて全部潰れればいいのに。
職場の同僚の男は全員既婚者。上司は脂ぎったハゲ。うるさそうなお局。一人しかいない20代の人は同い年だけど高卒で就職してるから、こっちの方が先輩。超地味な田舎出丸出しな子。髪型も変。メイクも下手。服も微妙。こんな子の下で仕事するなんて冗談じゃない。ただ、仕事はできる。できるというか、「私、頑張ってます」のアピールがダダ漏れしてる。嫌味じゃないけど、私は嫌い。努力をすれば何でも叶うから信じて待ってるみたいなタイプ。暑苦しい。
私だって、ただの事務職で終わる気なんかないのよ。
色々な職種の人と合コンに出席しては人脈を広げてる。飲みの席で気配り上手な女の子を演じて、清楚に見えるような服装を選んだ。髪もメイクもネイルも手は抜かない。流行りを押さえつつ、派手目にならないよう気をつけた。興味のない本も読み、ニュースも頭に入れて、好きでもない男の相手もした。
いつだったか「綺麗な爪」と褒めてくれた。おしゃれには縁が無くてと気後れしていたから、昼休みにヤスリで磨いてあげた。ろくに手入れしてない爪がピカピカに艶めいたことに歓喜していた。安い子だなと心底思った。
次の日にお礼にとお弁当を作ってきた。おにぎりと唐揚げと三種の野菜のナムルとしらす入りの卵焼き。前の晩に仕込みをしてるから簡単だよとはにかむ姿が家庭的アピールに見えて鼻についた。
田舎に仕送りをしているから、節約をしていて外食はほとんどしない。光熱費も食費も切り詰めている。服装もいつも同じスーツ。トップスを変えてはいたけど、いつもワンパターン。安い服に不釣り合いなネックレス。彼氏に貰ったとか。こんな子に彼氏がいるなんて世の中おかしい。ちょっかい出して遊んでやろうかと思ったけど、この子に合うような男じゃ私には務まらない。私には特定の男はいない。常に身軽でないと標的は狙えない。
私は自分に利用価値のある人間としか付き合わない。こんな子、私には何の価値もない。私が欲しいのはあなたの席。その席を奪う為に仲の良い演技をしているだけよ。ランチや終業後のカラオケ、せっかくの休みだって潰して二人で遊んだ。節約しているくせに誘いにはすぐに乗ってきた。毎日職場で顔を合わせているのに、休みの日まで遊んで顔を合わせてバカみたいだ。それでもつまらなかったわけじゃない。演技のはずが、楽しかったねと心から笑える日もあった。奪うだけが目的の仲良しこよしの関係が幸せな時間を与えていた。おかしな話だ。
矛盾しすぎた関係を崩すチャンスになったのが、嶋谷の担当者変更。嶋谷からの申し出だったから、あの子がいくら反発したって変更は無い。
やっと、あの席が空く!
私はここぞとばかりに中村部長に近づいた。仕事には厳しい人だけど、女には優しい。ただ、女癖は悪い。そのせいで去年離婚している。相手に気を遣う必要は一切ない。いつもより短めのスカートを履いて酒の席では猫撫で声を出して軽めにボディタッチ。最初はチームで行っていた飲み会も、回数を重ねるごとに二人で行くようになった。体の関係になったのは二回目か三回目か。割と早くそういうことになった。女癖の悪さを公言していることもあって、女の扱いはうまかった。ブヨブヨの締まりのないメタボ体のくせに私のことなんて軽々と持ち上げて、腹の上に乗せて揺らした。
「何が欲しいんだ?」
私の企みなどすぐに察知していたようだった。
男に揺らされ、あの子を騙した。
「どうして?」と絶望と悲壮感で歪んだ表情を浮かべたあの子を見た時、少しだけ胸が痛んだ。チクリと音がした気がした。
本当に少しだけ。涙まみれになった顔には笑えた。ろくに手入れをしてないから肌はボロボロで目の周りも真っ黒だ。
「ざまみろ」
心が踊った。
これで私の勝ちだ!
あの子が辞めさせられて、退職手続きの書類を送った。一応メールも送ってみたけ未だ既読マークが付かない。アパートの部屋でメソメソしてるかと思うとワクワクする。あのボロボロの汚いアパートで隣近所と家族ごっこみたいなことをして、慰めて貰ってるのかしら。ふふふ楽しい。陣中見舞いでもしようかしら?
あの子がしっかり仕事をしていてくれたおかげで、後釜にはスッと入れた。一番近くで仕事をしていたから仕事の流れは熟知していた。取引先への挨拶回りも発注も難なくこなせて、ただ座ってるだけで良いなんて最高だ。幸せ過ぎて時間なんてあっと言う間に過ぎた。その間もずっと部長との関係は続いていた。揺らされては溶け合った。
順調に行っていたと思っていたのに、いつからか何だか噛み合わせがしっくり来ない日があった。
発注していたものが来なかったり、電話対応が悪いとクレームを入れられたりと、ひとつミスが付くと次の日もその次の日も悪いことが続いた。
嶋谷の名前間違いは実は三度目だ。口ではシギタニと言うが、いざ漢字表記にしようとすると面倒くさくなりシマタニと書いてしまう。パソコン入力なら一発なのに!と岩井に逆ギレしたこともあった。
当の岩井は呆れはしていたけれど、怒ることはせずに注意だけで許してくれた。二度目も三度目もそれで許してくれていたと思っていた。
ひとつのミスから始まり、ふたつ、みっつ、と連鎖が絶えず続き、他の部署にまで波紋が広がると、ついに部長は私を名指しで怒鳴りつけた。
「金原!何をやってるんだお前は!!」
あの子が辞めさせられた時と同じぐらいの声量。職場の空気が一気に張り詰めた。
「クビ宣告か?」
「痴話喧嘩でしょ」
「体で仕事取ったやつなんだから続くわけがないだろ」
他の部署からのひそひそ声が私に届いた。
(冗談じゃない!)
焦燥感が内側から込み上げてきて顔を赤く染めた。体を使おうが何だろうが、やっと掴んだチャンスを逃してなるものか!
私は部長をいつものホテルに呼び出した。
入って来るのを見計らって抱きついた。説教なんてされたくない。
「おい、待て」
部長は私の手を払おうとするが逆に押し倒してやった。自慢の爪が肉に食い込む。あんたなんか私に組み敷かれてボヨボヨのまま転がってればいいのよ。こんな時にまで仕事の話を持ち出さないで。あんたは私をただ揺らしてればいいのよ。終わりなんてないのよ。
「異動?」
翌々週の月曜日の朝、社員全員が目にする掲示板に私と部長の名前があった。
部長は地方の支店に、私は備品倉庫に異動命令が出た。
「何でよ!」
周囲にいる人間に構わず叫んでしまった。周りが白い目をしてひいてる。
「何を見てるのよ!何を笑っているのよ!あんた達より私の方が仕事ができるのよ!馬鹿にするなんて許さないから!!」
狂ったように喚き散らして異動命令書を掴んで破いてやった。止めに入った男性社員等と揉み合いをなって、突き飛ばして怪我を負わせた。暴れた拍子に生けてあった花瓶が倒れて辺りは水浸し。むせ返るほどの甘い花の香りに頭がクラクラした。香水の香りは好きだけど、生花は嫌い。生き生きしてる姿が誰かさんを思い出してしまう。天然より人工に配合された香りの方が私には合う。ツクリモノの方が私には合ってる。楽しかった日々を、記憶諸共、体についた匂いなんて消えてしまえばいい。
花瓶の飛び散った破片を掴んで手首に振り下ろした。
「「「キャーーーーー!!」」」
水がいっぱいに詰まった風船が弾け飛ぶみたいに女子社員達の声を私は一身に浴びた。
すごくない?私、今、大注目されてる!
みんなが見てる。
みんなが見てる。
私を見てる。
床に散乱した白と黄色の花びらの上に赤い縁取りを付けてあげた。そのままじゃ地味すぎる。ほら、この方が絶対に綺麗。
肌を伝う血が私を輝かせた。いっぽん、にほん、と道筋が生まれた。私はどこに行くのだろう?
ああ、何だかもうどうでもよくなってきた。もう私を庇う人もいないし、ライバルも消えた。目標を失った今、この会社にいる意味がないわ。
血が流れてるせいか体に力が入らない。ふわふわしてる。体から魂だけが抜かれたみたい。ふわふわふわふわ。
このまま天に召されるのかしら。それもいいかもね。天国には行けそうにないけど。
ふわふわふわふわ。
え?どこかで声がする。
私を呼ぶのは、だれ?
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