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スパイは休み無い絶頂で心と身体を溶かされる
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「ほら、スパイさん。早く玩具をとめないとまた射精しちゃいますよ? 良いんですか? 敵である僕の前で、また射精させられちゃっても良いんですか?」
外に音が漏れ出ないよう作られている部屋の中で、スーツを身にまとった男が足下に穏やかな笑みを向けながら優しい声音で残酷に尋ねている。その問に、スパイと呼ばれた男は怒りを抱く余裕も無い。休み無く動く淫具によって追い詰められたスパイの裸体は自由を奪う縄を耳障りに軋ませながら激しく身悶え、スパイは口を塞ぐ黒のテープごしに甘く無様な悲鳴を発しながら自分を捕らえた男の足下で十数度目の絶頂へと追い立てられてしまった。
「んむぅぅぅーっ!! んっ、んぐっ、むぐぅぅぅっ!!」
「あぁ、また射精しちゃいましたね。もうほとんど白が混じってない精液が零れてますよ。もうそろそろ、射精無しでイき続ける状態になっちゃいそうですねぇ」
目を見開き、裸体を苦しげに痙攣させながら透明に近い体液を放出するスパイを眺めて笑いながら、男は優しい声音のまま先程よりも無慈悲な言葉を放った。精液を吐き出せないようになっても、男根に巻き付けた二本の革ベルトと一体化しているローターを停止させずに絶頂をさせることをほのめかす言葉。それを耳にしたスパイは恐怖に表情を歪め、萎えることも許されない男根を震わせるローターの刺激にくぐもった鳴き声を上げながら、哀願の視線と唸りを男に向けて必死に許しを求めた。
「むっ……ぐぅぅんっ! ふむぅーっ! うっ、んぅっ! んむぉぉっ!」
背中で腕に手首同士と二の腕同士を括る縄を施され、足に太もも同士と足首同士を括る縄を施され、手首と足首の縄を後から足された縄で遊び無く結合された裸体をよじらせながら塞がれた口で快楽からの解放を望むスパイにはもう、反抗心の欠片も無い。怒りと殺意を込めて男を睨み付けていた目は悦楽と屈服の感情で蕩けきっている。今なら、淫具の停止をちらつかせればスパイは何もかもを白状するだろう。だが、男はスパイに情報を吐くことを要求しようとはしない。淫具の停止を交換条件にすることもしない。
何故なら、男の目的はスパイが持っている情報ではなく、スパイを淫らに調教し自分への服従を誓わせることだからだ。
「一生懸命騒いでも駄目ですよ、玩具はとめてあげません。スパイさんにはまだまだたくさんイってもらって、心と身体をグズグズに溶かしてもらいますからね?」
「んみゅぅぅっ!? んも、もぐっ……ううむぁぁぁぁーっ!!」
死刑宣告にも聞こえる男の突き放しの言葉を耳にしたスパイは表情を絶望色に染め、イヤイヤと顔を振りながらとうとう、射精を伴わない絶頂を迎えた。
「あぁ、良い悲鳴ですね。今からその悲鳴をいっぱい聞けるなんて、僕はこれ以上無い幸せ者ですよ」
「んむぅぅ! むぅ、むぁぁ! んーっ、んぐぅぅ!!」
うっとりと呟く男に聞き入れられぬ懇願を向けながら、スパイは為す術無く次から次へと絶頂を強いられ、何も吐き出せない男根の先端を虚しくパクパクと開閉させつつ男の宣言通りに快楽で心と身体を破壊されていくのだった。
外に音が漏れ出ないよう作られている部屋の中で、スーツを身にまとった男が足下に穏やかな笑みを向けながら優しい声音で残酷に尋ねている。その問に、スパイと呼ばれた男は怒りを抱く余裕も無い。休み無く動く淫具によって追い詰められたスパイの裸体は自由を奪う縄を耳障りに軋ませながら激しく身悶え、スパイは口を塞ぐ黒のテープごしに甘く無様な悲鳴を発しながら自分を捕らえた男の足下で十数度目の絶頂へと追い立てられてしまった。
「んむぅぅぅーっ!! んっ、んぐっ、むぐぅぅぅっ!!」
「あぁ、また射精しちゃいましたね。もうほとんど白が混じってない精液が零れてますよ。もうそろそろ、射精無しでイき続ける状態になっちゃいそうですねぇ」
目を見開き、裸体を苦しげに痙攣させながら透明に近い体液を放出するスパイを眺めて笑いながら、男は優しい声音のまま先程よりも無慈悲な言葉を放った。精液を吐き出せないようになっても、男根に巻き付けた二本の革ベルトと一体化しているローターを停止させずに絶頂をさせることをほのめかす言葉。それを耳にしたスパイは恐怖に表情を歪め、萎えることも許されない男根を震わせるローターの刺激にくぐもった鳴き声を上げながら、哀願の視線と唸りを男に向けて必死に許しを求めた。
「むっ……ぐぅぅんっ! ふむぅーっ! うっ、んぅっ! んむぉぉっ!」
背中で腕に手首同士と二の腕同士を括る縄を施され、足に太もも同士と足首同士を括る縄を施され、手首と足首の縄を後から足された縄で遊び無く結合された裸体をよじらせながら塞がれた口で快楽からの解放を望むスパイにはもう、反抗心の欠片も無い。怒りと殺意を込めて男を睨み付けていた目は悦楽と屈服の感情で蕩けきっている。今なら、淫具の停止をちらつかせればスパイは何もかもを白状するだろう。だが、男はスパイに情報を吐くことを要求しようとはしない。淫具の停止を交換条件にすることもしない。
何故なら、男の目的はスパイが持っている情報ではなく、スパイを淫らに調教し自分への服従を誓わせることだからだ。
「一生懸命騒いでも駄目ですよ、玩具はとめてあげません。スパイさんにはまだまだたくさんイってもらって、心と身体をグズグズに溶かしてもらいますからね?」
「んみゅぅぅっ!? んも、もぐっ……ううむぁぁぁぁーっ!!」
死刑宣告にも聞こえる男の突き放しの言葉を耳にしたスパイは表情を絶望色に染め、イヤイヤと顔を振りながらとうとう、射精を伴わない絶頂を迎えた。
「あぁ、良い悲鳴ですね。今からその悲鳴をいっぱい聞けるなんて、僕はこれ以上無い幸せ者ですよ」
「んむぅぅ! むぅ、むぁぁ! んーっ、んぐぅぅ!!」
うっとりと呟く男に聞き入れられぬ懇願を向けながら、スパイは為す術無く次から次へと絶頂を強いられ、何も吐き出せない男根の先端を虚しくパクパクと開閉させつつ男の宣言通りに快楽で心と身体を破壊されていくのだった。
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