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男は生徒を無言で引き寄せる
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「な、なぁ……やっぱり、その……無かったことにしないか? お互い、あの掲示板で会ったことは忘れて……」
困惑の表情を浮かべながら、男は一回り以上年下の少年に提案した。だが、少年は男の思惑通りに引き下がることはせず、複雑な顔をする男との距離を詰めて提案を却下した。
「僕の家に上がっといて、今更何を言ってるんですか、先生。忘れることなんて出来ないし、無かったことにも出来ませんよ。それに……」
「あぅっ」
「ほら、先生のここ、しっかり硬くなってますよ。何だかんだ言っても、先生の身体はエッチに期待してるじゃないですか」
生徒である少年の左手で膨らんでいた男根をズボンの上から優しく撫で上げられた教師の男は、思わず甘い声を上げて身を跳ねさせてしまった。その自分の反応に対する羞恥で赤面している教師は、図星を突いた生徒の言葉に何も言えなくなってしまう。
建前の言い逃れすら発せなくなった可愛い教師の男。そんな男に生徒の少年は嬉しそうに微笑むと、教師の左耳に唇を寄せて興奮に掠れた声で囁いた。
「ね、先生、素直になりましょう。いっぱい苛めて欲しいんですよね? 若いチ○コで、ケツマ○コをズボズボ掻き回して欲しいんですよね? 彼氏と別れて欲求不満な身体を、めちゃくちゃに弄んで欲しいんですよね?」
「っ、あぁ……っ!」
ネット上で相手が生徒だと知らぬまま吐き出した淫猥な欲望に満ちた言葉を耳に流し込まれながら股間に置かれた左手で男根をズボンごしに撫で回された教師は、濡れた悲鳴を漏らしつつ無意識に腰をくねらせ、男根を更に硬くさせた。
もうすぐ、教師としての立場は崩れ落ちるだろう。それを確信した生徒は、とどめの言葉を教師の左耳に注いだ。嘘偽りの無い、愛の告白の言葉だ。
「僕は、先生としたいですよ。大好きな先生を気持ち良く苛めて、大好きな先生のお尻を可愛がって、大好きな先生の身体をエッチに弄びたいです。先生に似た人を探すために使ってたあの掲示板で、先生に会えるなんて思ってなかったから。もう二度と先生とエッチ出来る機会なんて無いかも知れないから、今日、先生を一生分愛させて欲しいです」
「んっ、むぅ……っ!?」
後半に行くにつれて余裕を失っていく告白の言葉をぶつけられ、呆けている所に噛みつくような激しいキスをされた教師の男は、思考を混乱させながらも生徒から与えられる巧みなキスの快楽に心と身体を溶かされ、次第に脱力していく。
「んふ、むっ……あふ、はぁ……」
壁際に追い詰められた身体は、生徒の舌が口内をじっとりとなぞる度に骨抜きにされてずるずると落ちていき、やがて教師は床に尻餅を付いた状態で、切羽詰まった生徒の瞳に射貫かれていた。
「お願いします。僕に、先生を抱かせてください。今日一日だけで良いですから……僕を先生の恋人にしてください……っ!」
先程まで熱烈なキスを仕掛けていた人物とはとても思えないような泣きそうな顔で自分を欲しがる生徒の様子に、教師の男は胸に愛しさを募らせた。
そんな一生懸命な顔をされたら、駄目だなんて言えない。ここまで本気で求められたら建前で誤魔化そうなんて思えない。
けれど、教師としての立場を捨て切れていない男は良いとはっきり口にすることは出来なくて、言えない代わりに教師の男は床にくったりと転がっていた手に力を込めて持ち上げ、自分にまっすぐな愛情を向ける愛しい生徒の背中に腕を回して無言で引き寄せていた。
困惑の表情を浮かべながら、男は一回り以上年下の少年に提案した。だが、少年は男の思惑通りに引き下がることはせず、複雑な顔をする男との距離を詰めて提案を却下した。
「僕の家に上がっといて、今更何を言ってるんですか、先生。忘れることなんて出来ないし、無かったことにも出来ませんよ。それに……」
「あぅっ」
「ほら、先生のここ、しっかり硬くなってますよ。何だかんだ言っても、先生の身体はエッチに期待してるじゃないですか」
生徒である少年の左手で膨らんでいた男根をズボンの上から優しく撫で上げられた教師の男は、思わず甘い声を上げて身を跳ねさせてしまった。その自分の反応に対する羞恥で赤面している教師は、図星を突いた生徒の言葉に何も言えなくなってしまう。
建前の言い逃れすら発せなくなった可愛い教師の男。そんな男に生徒の少年は嬉しそうに微笑むと、教師の左耳に唇を寄せて興奮に掠れた声で囁いた。
「ね、先生、素直になりましょう。いっぱい苛めて欲しいんですよね? 若いチ○コで、ケツマ○コをズボズボ掻き回して欲しいんですよね? 彼氏と別れて欲求不満な身体を、めちゃくちゃに弄んで欲しいんですよね?」
「っ、あぁ……っ!」
ネット上で相手が生徒だと知らぬまま吐き出した淫猥な欲望に満ちた言葉を耳に流し込まれながら股間に置かれた左手で男根をズボンごしに撫で回された教師は、濡れた悲鳴を漏らしつつ無意識に腰をくねらせ、男根を更に硬くさせた。
もうすぐ、教師としての立場は崩れ落ちるだろう。それを確信した生徒は、とどめの言葉を教師の左耳に注いだ。嘘偽りの無い、愛の告白の言葉だ。
「僕は、先生としたいですよ。大好きな先生を気持ち良く苛めて、大好きな先生のお尻を可愛がって、大好きな先生の身体をエッチに弄びたいです。先生に似た人を探すために使ってたあの掲示板で、先生に会えるなんて思ってなかったから。もう二度と先生とエッチ出来る機会なんて無いかも知れないから、今日、先生を一生分愛させて欲しいです」
「んっ、むぅ……っ!?」
後半に行くにつれて余裕を失っていく告白の言葉をぶつけられ、呆けている所に噛みつくような激しいキスをされた教師の男は、思考を混乱させながらも生徒から与えられる巧みなキスの快楽に心と身体を溶かされ、次第に脱力していく。
「んふ、むっ……あふ、はぁ……」
壁際に追い詰められた身体は、生徒の舌が口内をじっとりとなぞる度に骨抜きにされてずるずると落ちていき、やがて教師は床に尻餅を付いた状態で、切羽詰まった生徒の瞳に射貫かれていた。
「お願いします。僕に、先生を抱かせてください。今日一日だけで良いですから……僕を先生の恋人にしてください……っ!」
先程まで熱烈なキスを仕掛けていた人物とはとても思えないような泣きそうな顔で自分を欲しがる生徒の様子に、教師の男は胸に愛しさを募らせた。
そんな一生懸命な顔をされたら、駄目だなんて言えない。ここまで本気で求められたら建前で誤魔化そうなんて思えない。
けれど、教師としての立場を捨て切れていない男は良いとはっきり口にすることは出来なくて、言えない代わりに教師の男は床にくったりと転がっていた手に力を込めて持ち上げ、自分にまっすぐな愛情を向ける愛しい生徒の背中に腕を回して無言で引き寄せていた。
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