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王子は少年兄弟を淫らに仕えさせる
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身寄りの無い少年が、病気を患って家で寝込んでいる弟の為にと露店からパンを盗み、大人達から取り押さえられた。すると、幼い少年が取り押さえられている現場を見たその国の王子が近くに歩み寄り、少年の話を聞くと少年が盗んだパンの代金を代わりに支払い、パンの代金と弟の治療費を出すのと引き換えにお城で働くように、と言った。
結果、少年は泥棒として捕らわれる事は無くなり、治療のあても無く苦しみ続ける弟をただ見守るしかない状況も改善され、少年とその弟は城で自分達を救ってくれた王子の役に立つ為にと毎日仕事に励むのだった。
おとぎ話であれば、ここで幸せな結末を迎えて終わりとなるのだろう。王子は聖人で、少年達はそんな聖人に仕える者となる展開となるのだろう。
だが、少年達を待っていた未来は優しい物から遠くかけ離れていた。優しげな笑みの下に意地悪で無情な本性を隠していた王子は、弱みを握り自分の手元から離れられないようにした少年達に隷属の証である赤い首輪を装着させ、普通の衣類を身に着ける事は許さずに城の自室で飼い慣らし、毎日少年達に淫らな仕事を与えてよがり鳴かせて淫猥な痴態を存分に愉しんでいた。
「あっ、あー! あがっ、あぁぁ……」
「はぁっ、がっ! あー! あぁぁぁ-っ!」
少年達の肉体に合わせて作られた拘束具は、少年達への負担を出来るだけ軽減した上で自由を大きく奪い、ベッドに腰掛けて微笑んでいる王子に許しを望む事と王子の視界から逃れる事を封じている。
金属で作られた開口具を噛まされた少年達は口を大きく開かされたまま閉じたくても閉じられず、溢れ出す唾液をとめる事はもちろん、舌が震える様子を王子に観察されている状況から離れる事も出来ない。黒い素材と白いベルトを組み合わせて作られた拘束服を上半身と足に着せられた少年達は、左右の腕を肘から先を重ねた状態のまま背中でがっちりと拘束され、左右の足の太ももからつま先までをぴっちりと揃えたまま開けないよう拘束服で括られてしまった。
しゃべる事は出来ない。手を使う事も出来ない。立たされた姿のまま走るどころか歩く事さえも不可能。そんな状態に少年達を追いやった王子は、すでに十分辱められている少年達に責めを追加した。それは小さな淫具を使用した、快楽による恥辱の責め。連日の快楽調教で淫らに育った少年達の性の急所をあえて淫具の弱い振動で嬲り、絶頂を迎えられそうで迎えられないという気の狂うようなもどかしさで追い詰める拷問に近い恥辱の責めだ。
「あっ、あっ、あぁぁ! ああぁぅっ!」
「はがっ、あがぁっ! あー! あぁぁっ!」
括られた足をガクガクと震わせ、制限された口で必死に懇願の呻きを発しながら少年達は王子に向かって腰を突き出し、決して絶頂には辿り着けない弱い振動で二本の男根を責め立てている楕円形の淫具を強めて欲しいと涙を零しておねだりしている。
しかし、残酷な王子は少年達の必死のおねだりを目と耳で確認しながらも、欲する刺激を与えはしない。裏筋に固定された淫具の刺激で快楽を注がれ、達する事も萎える事も叶わないまま哀しげに先走りを垂れ流している男根と苦悶する兄弟の表情を目を細めて観察しながら、救いを求める少年達を突き放す言葉を発するだけだ。
「そんなにイきたがっても駄目だよ。今日は夜になるまでたっぷり君達を焦らして、夜になったら身動きが取れないその状態のまま交互に私の性器でお尻の穴で嫌という程にイかせてあげる。って最初に言ったでしょ?」
「あぁ、あーっ……!」
「う、が……あ、がはぁっ……!」
夜までなんてとても待てないくらいに射精欲が高まっているからこそ恥を承知でおねだりしたのに、改めて夜になってからと言われ少年達は表情を悲痛に歪ませて絶望する。
「ほら、無意味なおねだりなんてしている暇があったらちゃんと背筋を伸ばして立ちなさい。聞き分けと姿勢が悪い子は、夜になってもおあずけしちゃうよ?」
「はぁ、あ、うぁぁ」
「はっ、はっ……うがぁっ……!」
食と病への不安が消えた代わりに鬼畜な王子に肉体を弄ばれる日々を与えられ、拒否すらも認められないまま快感に苦しめられる哀れな少年の兄弟は命令に従って疲弊した身体をまっすぐに立たせ、昼の日差しが窓から注ぐ王子の部屋の中で未だ遠い夜が訪れる時を王子の欲情に満ちた視線に熟れた肉体を炙られながらじっと待ち侘びていた。
結果、少年は泥棒として捕らわれる事は無くなり、治療のあても無く苦しみ続ける弟をただ見守るしかない状況も改善され、少年とその弟は城で自分達を救ってくれた王子の役に立つ為にと毎日仕事に励むのだった。
おとぎ話であれば、ここで幸せな結末を迎えて終わりとなるのだろう。王子は聖人で、少年達はそんな聖人に仕える者となる展開となるのだろう。
だが、少年達を待っていた未来は優しい物から遠くかけ離れていた。優しげな笑みの下に意地悪で無情な本性を隠していた王子は、弱みを握り自分の手元から離れられないようにした少年達に隷属の証である赤い首輪を装着させ、普通の衣類を身に着ける事は許さずに城の自室で飼い慣らし、毎日少年達に淫らな仕事を与えてよがり鳴かせて淫猥な痴態を存分に愉しんでいた。
「あっ、あー! あがっ、あぁぁ……」
「はぁっ、がっ! あー! あぁぁぁ-っ!」
少年達の肉体に合わせて作られた拘束具は、少年達への負担を出来るだけ軽減した上で自由を大きく奪い、ベッドに腰掛けて微笑んでいる王子に許しを望む事と王子の視界から逃れる事を封じている。
金属で作られた開口具を噛まされた少年達は口を大きく開かされたまま閉じたくても閉じられず、溢れ出す唾液をとめる事はもちろん、舌が震える様子を王子に観察されている状況から離れる事も出来ない。黒い素材と白いベルトを組み合わせて作られた拘束服を上半身と足に着せられた少年達は、左右の腕を肘から先を重ねた状態のまま背中でがっちりと拘束され、左右の足の太ももからつま先までをぴっちりと揃えたまま開けないよう拘束服で括られてしまった。
しゃべる事は出来ない。手を使う事も出来ない。立たされた姿のまま走るどころか歩く事さえも不可能。そんな状態に少年達を追いやった王子は、すでに十分辱められている少年達に責めを追加した。それは小さな淫具を使用した、快楽による恥辱の責め。連日の快楽調教で淫らに育った少年達の性の急所をあえて淫具の弱い振動で嬲り、絶頂を迎えられそうで迎えられないという気の狂うようなもどかしさで追い詰める拷問に近い恥辱の責めだ。
「あっ、あっ、あぁぁ! ああぁぅっ!」
「はがっ、あがぁっ! あー! あぁぁっ!」
括られた足をガクガクと震わせ、制限された口で必死に懇願の呻きを発しながら少年達は王子に向かって腰を突き出し、決して絶頂には辿り着けない弱い振動で二本の男根を責め立てている楕円形の淫具を強めて欲しいと涙を零しておねだりしている。
しかし、残酷な王子は少年達の必死のおねだりを目と耳で確認しながらも、欲する刺激を与えはしない。裏筋に固定された淫具の刺激で快楽を注がれ、達する事も萎える事も叶わないまま哀しげに先走りを垂れ流している男根と苦悶する兄弟の表情を目を細めて観察しながら、救いを求める少年達を突き放す言葉を発するだけだ。
「そんなにイきたがっても駄目だよ。今日は夜になるまでたっぷり君達を焦らして、夜になったら身動きが取れないその状態のまま交互に私の性器でお尻の穴で嫌という程にイかせてあげる。って最初に言ったでしょ?」
「あぁ、あーっ……!」
「う、が……あ、がはぁっ……!」
夜までなんてとても待てないくらいに射精欲が高まっているからこそ恥を承知でおねだりしたのに、改めて夜になってからと言われ少年達は表情を悲痛に歪ませて絶望する。
「ほら、無意味なおねだりなんてしている暇があったらちゃんと背筋を伸ばして立ちなさい。聞き分けと姿勢が悪い子は、夜になってもおあずけしちゃうよ?」
「はぁ、あ、うぁぁ」
「はっ、はっ……うがぁっ……!」
食と病への不安が消えた代わりに鬼畜な王子に肉体を弄ばれる日々を与えられ、拒否すらも認められないまま快感に苦しめられる哀れな少年の兄弟は命令に従って疲弊した身体をまっすぐに立たせ、昼の日差しが窓から注ぐ王子の部屋の中で未だ遠い夜が訪れる時を王子の欲情に満ちた視線に熟れた肉体を炙られながらじっと待ち侘びていた。
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