BLエロ小説短編集

五月雨時雨

文字の大きさ
112 / 1,582

歩き続けて嬲られ続ける

白い壁と床に囲まれた部屋。窓は無く、大声を出しても外には届かないように作られている。
たとえ助けを呼んだとしても、部屋の中で嬲られている男を救う者は現れない。言葉を奪うギャグボールを噛み締め、必死に呻いたとしても。

「うぅ、う……っ」

閉じられない口から唾液が滴り落ち、男の顔からは汗が垂れ落ちた。
流れる体液を拭いたくても、男は手を後ろに捻り上げられた状態で縛られ首輪に繋がれているので、どうする事も出来ない。

体液を垂れ流し、手の自由は利かず、自分を苦しめている機械や拘束もどうにも出来ない。男は、もう一時間程責め苦を与えられていた。
残酷な機械に従って、男は足を動かす。男の裸体は、ルームランナーの上に乗せられていた。

もちろん、ただ乗せられているだけではない。ルームランナーの取っ手に、首輪の前から伸びた縄が引っ掛けられていて、もう片方の縄の端は…男のペニスに結び付けられている。

「んぐ、ふぅ……っ!」

ペニスを睾丸からくびって絞り出す縄は、少し引っ張るだけで男に強い痛みと快感を生み出す。
つまり男が足をとめると縄が張り、首と性器に圧迫を与える仕組みが施されていて、男は足が疲れても歩きを終わらせる事は許されていなかった。終わらせてしまったら、気を失いそうな苦痛を味わうから。

男はペニスが痛みに晒されない為に足を動かす。しかし、痛みからは逃れられても別の責め苦からは逃れられない。
それは、快感。男のアナルには、ローター。大人の玩具が入れられていて、男の腸の中で振動をして性刺激を送り続けていた。

「おふ! くぅ……っ!」

男が背を反らせて高く喘ぐ。アナルのローターが歩いた事で動き、中の敏感な前立腺を強く抉ったからだ。
足を上げる度、下ろす度に中の肉は勝手に玩具を揉み込んでしまう。体液で濡れた中をぐちょぐちょと掻き回し、休み無い振動を続ける小さな機械に、男は翻弄されていた。

歩かなければ激痛に襲われ、歩くと内側から快感でプライドと精神を壊される。拘束されて逃げ場の無い性拷問に、男は涙を流して喘ぎ、目で助けを求めた。

「んぅ、うぅぅ……っ!」

ルームランナーの横に立ち自分を見張る男に、憐れな男は切羽詰まった視線を向ける。

もう歩きたくない。許して。

だが、見張りの男はその目を見て残酷な言葉を放つ。

「生意気な目だな、まだこれくらいじゃ足りねーのか?」
「うっ!? んうぅ!」

違う、違う。否定する男に構わず、見張りは鉄球の重りが付いた足枷を取り出し。
男の足に嵌め、しっかりと鍵をかけてしまった。

「おぅ、ぐぅんっ!」

足の動きを阻害され、快楽で震えた足を男は酷使する形になる。
しかし、酷使しても時折間に合わず、縄が張って無慈悲にペニスが絞り出された。

「あぉぉっ!」

悲鳴を上げる男。そんな男を見て見張りは右手を上げ。

「んぐぅぅっ!!」

男の尻を容赦無く叩いた。そして言う。

「ほら、しっかり歩け。じゃないとまた叩くぞ?」
「う、うぅ……」

恐怖に怯えて、男は歩く。痛みと、快感と、疲労と、屈辱で。男の精神と身体はボロボロになっていく。
それでも、男のペニスは硬く勃起して、見張りの目を愉しませる。その姿をより惨めにする為に、見張りは尻を叩いた。

「うぐぅぅ!」
「足がとまってんぞ」
「くぅぅっ!」
「ちゃんと真っすぐ立て!」
「あうぅぅっ!!」

今すぐ舌を噛んでしまいたいくらいの苛烈な性拷問。だが、口に噛まされたギャグボールはそれを許さない。
どんなに屈辱を与えられても、全身を体液で塗れさせても、男は尻を赤く染まる程に叩かれながら歩き続けるしかなかった。
感想 10

あなたにおすすめの小説

機械に吊るされ男は容赦無く弄ばれる

五月雨時雨
BL
ブログに掲載した短編です。

吊るされた少年は惨めな絶頂を繰り返す

五月雨時雨
BL
ブログに掲載した短編です。

邪神の祭壇へ無垢な筋肉を生贄として捧ぐ

BL
世間に秘された名門男子校・平坂学園体育科 空手の名選手であった高尾雄一は、新任教師として赴任する 高潔な人格と鋼のように鍛えられた肉体 それは、学園にとって最高の生贄の候補に他ならなかった 至高の筋肉を持つ、精神を削られ意志をなくした青年を太古の神に捧げるため、“水”、“風”、“土”の信奉者達が暗躍する 意志をなくし筋肉の操り人形と化した“デク” 消える教師 山奥の男子校で繰り広げられるダークファンタジー

完成した犬は新たな地獄が待つ飼育部屋へと連れ戻される

五月雨時雨
BL
ブログに掲載した短編です。

騙されて快楽地獄

てけてとん
BL
友人におすすめされたマッサージ店で快楽地獄に落とされる話です。長すぎたので2話に分けています。

少年探偵は恥部を徹底的に調べあげられる

五月雨時雨
BL
ブログに掲載した短編です。

捜査員達は木馬の上で過敏な反応を見せる

五月雨時雨
BL
ブログに掲載した短編です。

上司、快楽に沈むまで

赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。 冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。 だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。 入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。 真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。 ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、 篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」 疲労で僅かに緩んだ榊の表情。 その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。 「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」 指先が榊のネクタイを掴む。 引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。 拒むことも、許すこともできないまま、 彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。 言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。 だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。 そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。 「俺、前から思ってたんです。  あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」 支配する側だったはずの男が、 支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。 上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。 秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。 快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。 ――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。