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青年ペットは淫らな悪い子に堕ちるまでの過程を愉しまれる
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左右の手に握り拳の状態を維持させ指の使用を禁じる黒革製の鍵付きの手袋を嵌められた腕を絶え間無く動かしながら、一人の青年が自身を地下で飼い慣らす主の帰還を大人しく待ち続けていた。
犬を模した耳飾りや尖った口の装飾があしらわれているマスクに頭部を囲われ、そのマスクの内側に突き出た棒によって口を塞がれ言葉を放てない状態に置かれている青年が、尻穴へと挿入された後に空気を送り込み膨らませることで自力では吐き出せないようにされたアナルプラグから垂れ下がった黒く細長い尻尾を腸壁の収縮に合わせて揺らめかせつつ、不自由な手で乳首を捏ねながら最愛の主が訪れる時を待ち侘びていた。
「んふっ、むふぅっ」
開きっぱなしにさせられた口から溢れた唾液をマスクの隙間から喉元に伝わせつつ、青年がぷっくりと尖った乳首を手袋の表面で休み無く苛む。本当は、硬く勃起し透明な蜜を涙のように流しながら刺激を求めている男根を弄りたい。湧き上がる欲望を主への忠誠で打ち消しつつ、青年は自身を閉じ込めている木製の格子の向こうに見える地下室の扉を涙に潤んだ瞳で眺めながら己の乳首をくにくにと責めている。
犬の衣装に彩られ、手の自由と言葉を奪われている。そんな事実を感じさせぬくらいの発情に至った裸体を乳首への刺激でどうにか誤魔化している青年の頭はもう、正常な思考を保てぬ程に擦り減らされている。
外界から隔絶された地下の座敷牢に監禁されている。そんな仕打ちを受けている者とは到底思えない痴態を一人きりの空間で晒している青年はもはや、絶対の存在である主への隷属を常に意識しなければ快楽を渇望している男根への刺激を無自覚に与えてしまう程の限界へと達している。
だが、慈悲を恵んでくれる最愛の主はいつまで経っても地下に足を運んではくれない。床に敷かれた絨毯の上に拡げられている布団に裸体を乗せ張り詰めた男根と木製の格子越しに見える扉を切なげな眼差しで交互に眺めている青年がどんなに胸の中で許しを請うても、主は現れてはくれない。
その代わりにもたらされたのは、これまでの日々の中で一度も発生していなかった新しい展開で。木製の格子に接続された淫具を囲っていた透明なカバーに施されていた鍵が自動で解除され乾いた音を立てながら落下する様を目にした青年は、これまで以上の生殺しへと、別室から監視と鑑賞を行っている意地悪な主の思惑に沿って追い立てられ始めた。
「む、んふうぅ……っ」
いつもご主人様が鍵を外して自分に使っている様子を見せるよう言い付けている淫具が、使える状態となっている。床に対して垂直となるよう格子から伸びた金属製の器具で宙に固定されている薄桃色をしたオナホールが、自分一人でも使用出来る状況が生み出されている。
あれを使えば、指を封じられた手よりも確実に大きな快感を得られる。青年の本能がそう叫ぶ。
鍵が外れたとしても、許可はまだ主から貰えていない。ならばあれを使うのは、主への裏切りでしか無い。青年の理性がそう制止する。
「んも、むぅ、んぶぅっ」
欲に溺れたがる本能と、主への忠誠を保たせようとする理性の間に挟まれた青年が困惑と狼狽を示し乳首を弄る手の動きを速める様を堪能しながら、残忍な主である男は許可無く欲望を追い求めオナホールを跨ぐ四つん這いの体勢を取った裸体で腰を上下に往復させて男根に摩擦を送り射精を何度も迎えた悪いペットを咎める台詞を思案しつつ、まだ良い子に己の射精欲を律している青年ペットが堕ちるまでの過程を悠然とした態度で満喫していくのだった。
犬を模した耳飾りや尖った口の装飾があしらわれているマスクに頭部を囲われ、そのマスクの内側に突き出た棒によって口を塞がれ言葉を放てない状態に置かれている青年が、尻穴へと挿入された後に空気を送り込み膨らませることで自力では吐き出せないようにされたアナルプラグから垂れ下がった黒く細長い尻尾を腸壁の収縮に合わせて揺らめかせつつ、不自由な手で乳首を捏ねながら最愛の主が訪れる時を待ち侘びていた。
「んふっ、むふぅっ」
開きっぱなしにさせられた口から溢れた唾液をマスクの隙間から喉元に伝わせつつ、青年がぷっくりと尖った乳首を手袋の表面で休み無く苛む。本当は、硬く勃起し透明な蜜を涙のように流しながら刺激を求めている男根を弄りたい。湧き上がる欲望を主への忠誠で打ち消しつつ、青年は自身を閉じ込めている木製の格子の向こうに見える地下室の扉を涙に潤んだ瞳で眺めながら己の乳首をくにくにと責めている。
犬の衣装に彩られ、手の自由と言葉を奪われている。そんな事実を感じさせぬくらいの発情に至った裸体を乳首への刺激でどうにか誤魔化している青年の頭はもう、正常な思考を保てぬ程に擦り減らされている。
外界から隔絶された地下の座敷牢に監禁されている。そんな仕打ちを受けている者とは到底思えない痴態を一人きりの空間で晒している青年はもはや、絶対の存在である主への隷属を常に意識しなければ快楽を渇望している男根への刺激を無自覚に与えてしまう程の限界へと達している。
だが、慈悲を恵んでくれる最愛の主はいつまで経っても地下に足を運んではくれない。床に敷かれた絨毯の上に拡げられている布団に裸体を乗せ張り詰めた男根と木製の格子越しに見える扉を切なげな眼差しで交互に眺めている青年がどんなに胸の中で許しを請うても、主は現れてはくれない。
その代わりにもたらされたのは、これまでの日々の中で一度も発生していなかった新しい展開で。木製の格子に接続された淫具を囲っていた透明なカバーに施されていた鍵が自動で解除され乾いた音を立てながら落下する様を目にした青年は、これまで以上の生殺しへと、別室から監視と鑑賞を行っている意地悪な主の思惑に沿って追い立てられ始めた。
「む、んふうぅ……っ」
いつもご主人様が鍵を外して自分に使っている様子を見せるよう言い付けている淫具が、使える状態となっている。床に対して垂直となるよう格子から伸びた金属製の器具で宙に固定されている薄桃色をしたオナホールが、自分一人でも使用出来る状況が生み出されている。
あれを使えば、指を封じられた手よりも確実に大きな快感を得られる。青年の本能がそう叫ぶ。
鍵が外れたとしても、許可はまだ主から貰えていない。ならばあれを使うのは、主への裏切りでしか無い。青年の理性がそう制止する。
「んも、むぅ、んぶぅっ」
欲に溺れたがる本能と、主への忠誠を保たせようとする理性の間に挟まれた青年が困惑と狼狽を示し乳首を弄る手の動きを速める様を堪能しながら、残忍な主である男は許可無く欲望を追い求めオナホールを跨ぐ四つん這いの体勢を取った裸体で腰を上下に往復させて男根に摩擦を送り射精を何度も迎えた悪いペットを咎める台詞を思案しつつ、まだ良い子に己の射精欲を律している青年ペットが堕ちるまでの過程を悠然とした態度で満喫していくのだった。
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