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少年達は無情なゲームでいたぶられる
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「んー! んむぅぅぅぅーっ!!」
「ふぐぅぅ! むぅ、むぐぅぅぅっ!!」
街の外れに建つ廃工場の中に、怒りの感情がこもった不明瞭な声が響く。その声の主である二人の少年は可能な限りに鋭く睨み、布を詰め込まれその上から黒のガムテープで栓をされた口で強く唸っているが、それらは少年達が望む効果を何一つとして生まない。
それもそうだろう。衣服を剥ぎ取られて裸体にされただけでなく、両手両足をガムテープを使って丸い柱に縛り付けられた無様な姿では、どんなに鋭く睨んでも強く唸っても惨めでしか無いからだ。
頭上高く持ち上げさせられた左右の手を緩み無く縛られ、床に着いている足も同じように縛られ、裸体を無防備にさらけ出した姿のまま言葉を発する事さえ封じられた惨めな少年達。そんな少年達を作り出した存在は、全員がにやにやと笑いながら二人の裸体と悔しがる表情を眺めて愉しみ、嘲笑を込めた意地の悪い言葉を容赦無く浴びせていた。
「おーおー、情けねー格好だなぁ。お前らを慕ってる奴らが見たらさぞかし面白い反応を見せてくれそうだな」
「どうした? すげー睨んでるけど、前みたいに俺達をボコったりしねーの? あんだけ格好つけてた奴らが両手両足を縛られたくらいで俺達雑魚をボコれなくなる訳無いよなぁ?」
身動きを封じられた二人を優越感たっぷりに見つめている少年達が、愉快そうに笑い声を上げる。
手足を封じられてなければ今すぐに殴るのに、湧き上がる怒りに任せて笑い顔を歪ませてやりたいのに、二人の手足は柱から離れる事すら出来ない。
敵対していた不良グループの少年達に一人ずつ数人がかりで拉致され、運び込まれた先の廃工場で拘束された二人の不良少年は、明らかに格下の相手にプライドを傷付けられ屈辱と怒りを募らせている。
今はその屈辱と怒りを晴らす事は出来ないが、自分達が攫われた事はいずれ自分達を慕う者達の下へと届き助けが来るだろう。そうして助け出された時に、ふざけた真似をしたお礼をたっぷりと、地獄を見せるという形でして屈辱と怒りを晴らしてやる。
いずれ来る助けを信じ、愉しく笑っている格下達を後悔させてやる事を決意し、二人の不良少年は隣の柱に拘束されているもう一人と目を合わせた。
不利な状況に追いやられても気丈さを保ち、強い態度を貫く二人。そんな二人を見た少年達は笑みを一層濃くして二人に近付いていく。
「抵抗出来なくされてるってのに、随分と強気だねぇ」
「そんな風に強気な態度を取られるとさぁ……意地でも、それを崩してやりたくなっちゃうよねぇ……」
「っ!?」
「んぅっ……?」
雰囲気の異様さを、二人が感じ取る。自分達に近付く者達の目は嘲笑とは全く違う獰猛な色が滲んでおり、その者達の手は明らかに二人の無防備な裸体に向かって伸びている。
だが、異様さを感じ取っても二人に逃れる術は無い。怯えを抱き、表情を強張らせて手足を無意味にもがかせる二人の裸体は迫る手を遠ざける事は出来ず、裸体に触れた手は無慈悲な責め苦を、二人が想像していた痛みとは別の苦悶を注ぎ込み始めた。
毛の薄い脇の下をくすぐり、皮膚の薄い脇腹をくすぐり、過敏な内股をくすぐり、それらのくすぐりで反応してしまった乳首と男根を好き勝手に弄り回す苦悶を。笑いたくないのに塞がれた口で無理矢理に笑わせ、望まぬ快楽を叩き込んでよがり狂わせる拷問のような苦悶を、無慈悲に注ぎ込み始めた。
「ぶぐぅぅぅっ!? ふっ、ふふっ、むふっ、ぐふぅぅぅ!」
「あぶぉぉぉーっ!! んっ、んんっ、ふっ、ふぅ、ふぐふふふっ!!」
鼻から息をプスプスと出し入れして荒い呼吸を繰り返しながら、二人は裸体を甘く嬲る手から逃げようと無意識に裸体をくねらせる。もちろん、逃げられはしない。手はくねる裸体をどこまでも追ってきてくすぐり責めを施し、性の弱点に快楽を施してくる。
始められてからまだ一分経つか経たないかだというのに息苦しさが二人を襲い、男根は先走りを意に反して滲ませている。これを長時間続けられたら、おかしくなる。二人は危機を感じて恐怖する。だが、恐怖する二人の耳に聞こえてきたのは残酷かつ愉しげな言葉だった。
「どうだ? 苦しいだろ? お前らの仲間が助けに来るまでこうしていたぶってやるからな」
「お前らがおかしくなるのが先か、仲間が来るのが先か。愉しい愉しいゲームの始まりだぜぇ?」
「んぐぅぅぅーっ!? うふっ、ふぅ、ふぐぅぅぅぅ!!」
「んぼっ、ほ、ふうぅぅぅ! んふっ、ふっふっ、むぐふぅぅぅぅ!!」
助けて、早く助けに来て。
容赦の無い責めにいたぶられ、追い詰められる二人の不良少年は今までの強気さをすっかり失い、救いを求めて懇願の言葉を心の中で叫ぶ。
二人の理性が壊れ落ちても、嬲られて笑いながらイきまくった二人が体液に塗れて呆けている所を仲間達が見ても、愉しい。責める側の少年達だけが愉しめる無情で最高なゲームは、まだスタートしたばかりだ。
「ふぐぅぅ! むぅ、むぐぅぅぅっ!!」
街の外れに建つ廃工場の中に、怒りの感情がこもった不明瞭な声が響く。その声の主である二人の少年は可能な限りに鋭く睨み、布を詰め込まれその上から黒のガムテープで栓をされた口で強く唸っているが、それらは少年達が望む効果を何一つとして生まない。
それもそうだろう。衣服を剥ぎ取られて裸体にされただけでなく、両手両足をガムテープを使って丸い柱に縛り付けられた無様な姿では、どんなに鋭く睨んでも強く唸っても惨めでしか無いからだ。
頭上高く持ち上げさせられた左右の手を緩み無く縛られ、床に着いている足も同じように縛られ、裸体を無防備にさらけ出した姿のまま言葉を発する事さえ封じられた惨めな少年達。そんな少年達を作り出した存在は、全員がにやにやと笑いながら二人の裸体と悔しがる表情を眺めて愉しみ、嘲笑を込めた意地の悪い言葉を容赦無く浴びせていた。
「おーおー、情けねー格好だなぁ。お前らを慕ってる奴らが見たらさぞかし面白い反応を見せてくれそうだな」
「どうした? すげー睨んでるけど、前みたいに俺達をボコったりしねーの? あんだけ格好つけてた奴らが両手両足を縛られたくらいで俺達雑魚をボコれなくなる訳無いよなぁ?」
身動きを封じられた二人を優越感たっぷりに見つめている少年達が、愉快そうに笑い声を上げる。
手足を封じられてなければ今すぐに殴るのに、湧き上がる怒りに任せて笑い顔を歪ませてやりたいのに、二人の手足は柱から離れる事すら出来ない。
敵対していた不良グループの少年達に一人ずつ数人がかりで拉致され、運び込まれた先の廃工場で拘束された二人の不良少年は、明らかに格下の相手にプライドを傷付けられ屈辱と怒りを募らせている。
今はその屈辱と怒りを晴らす事は出来ないが、自分達が攫われた事はいずれ自分達を慕う者達の下へと届き助けが来るだろう。そうして助け出された時に、ふざけた真似をしたお礼をたっぷりと、地獄を見せるという形でして屈辱と怒りを晴らしてやる。
いずれ来る助けを信じ、愉しく笑っている格下達を後悔させてやる事を決意し、二人の不良少年は隣の柱に拘束されているもう一人と目を合わせた。
不利な状況に追いやられても気丈さを保ち、強い態度を貫く二人。そんな二人を見た少年達は笑みを一層濃くして二人に近付いていく。
「抵抗出来なくされてるってのに、随分と強気だねぇ」
「そんな風に強気な態度を取られるとさぁ……意地でも、それを崩してやりたくなっちゃうよねぇ……」
「っ!?」
「んぅっ……?」
雰囲気の異様さを、二人が感じ取る。自分達に近付く者達の目は嘲笑とは全く違う獰猛な色が滲んでおり、その者達の手は明らかに二人の無防備な裸体に向かって伸びている。
だが、異様さを感じ取っても二人に逃れる術は無い。怯えを抱き、表情を強張らせて手足を無意味にもがかせる二人の裸体は迫る手を遠ざける事は出来ず、裸体に触れた手は無慈悲な責め苦を、二人が想像していた痛みとは別の苦悶を注ぎ込み始めた。
毛の薄い脇の下をくすぐり、皮膚の薄い脇腹をくすぐり、過敏な内股をくすぐり、それらのくすぐりで反応してしまった乳首と男根を好き勝手に弄り回す苦悶を。笑いたくないのに塞がれた口で無理矢理に笑わせ、望まぬ快楽を叩き込んでよがり狂わせる拷問のような苦悶を、無慈悲に注ぎ込み始めた。
「ぶぐぅぅぅっ!? ふっ、ふふっ、むふっ、ぐふぅぅぅ!」
「あぶぉぉぉーっ!! んっ、んんっ、ふっ、ふぅ、ふぐふふふっ!!」
鼻から息をプスプスと出し入れして荒い呼吸を繰り返しながら、二人は裸体を甘く嬲る手から逃げようと無意識に裸体をくねらせる。もちろん、逃げられはしない。手はくねる裸体をどこまでも追ってきてくすぐり責めを施し、性の弱点に快楽を施してくる。
始められてからまだ一分経つか経たないかだというのに息苦しさが二人を襲い、男根は先走りを意に反して滲ませている。これを長時間続けられたら、おかしくなる。二人は危機を感じて恐怖する。だが、恐怖する二人の耳に聞こえてきたのは残酷かつ愉しげな言葉だった。
「どうだ? 苦しいだろ? お前らの仲間が助けに来るまでこうしていたぶってやるからな」
「お前らがおかしくなるのが先か、仲間が来るのが先か。愉しい愉しいゲームの始まりだぜぇ?」
「んぐぅぅぅーっ!? うふっ、ふぅ、ふぐぅぅぅぅ!!」
「んぼっ、ほ、ふうぅぅぅ! んふっ、ふっふっ、むぐふぅぅぅぅ!!」
助けて、早く助けに来て。
容赦の無い責めにいたぶられ、追い詰められる二人の不良少年は今までの強気さをすっかり失い、救いを求めて懇願の言葉を心の中で叫ぶ。
二人の理性が壊れ落ちても、嬲られて笑いながらイきまくった二人が体液に塗れて呆けている所を仲間達が見ても、愉しい。責める側の少年達だけが愉しめる無情で最高なゲームは、まだスタートしたばかりだ。
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