BLエロ小説短編集

五月雨時雨

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哀れな男根達は無慈悲な駆動に沿って淫薬へと出し入れされる

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地下空間にけたたましい音を響かせながら、床と一体化した巨大な装置が自身の内部に搭載された機構に組み込まれた小箱達を上下に往復させ続けている。
決して取り落とさぬよう黒い小箱をしっかりと掴んだアーム達が、それぞれ違う速度で自らを上下に往復させながら自身を有する装置の中に設けられた容器を満たす薄桃色の薬剤へと箱から突き出た物体を浸し、すぐさま引き上げるという駆動を延々と重ね続けている。
その駆動をとめたくても、男達はとめられない。異常な技術を用いて肉体を小箱へと封じ込められ、仲間と共に上下の移動を加えられている無様な男達は、非道な意味を持つ駆動から逃れたくても逃れられない。
手も足も出せず、周囲の光景や音を手に入れることも叶わず、恥を捨て誇りを忘れた哀願を箱の外に届かせることも出来ない。そんな存在に貶められた今の男達に、嬲られる以外の選択肢などありはしない。
箱の中へと封じられること無くわざと外部に露出させられた男根を残酷な薬剤に漬け込まれている男達に許された選択肢は、終わり無き射精を強いられることのみ。自身が射精を迎える度に往復の速度を引き上げるよう設定されたアームに為す術無く自分を詰めた小箱と男根を動かされながら、容赦無く襲い来る薬剤由来の悦楽にただただ絶頂へと至らされることのみだ。
普通であれば、もうすでに男達は精液を枯渇させられ透明な淫蜜しか分泌出来ない状況へと陥っている。本来であれば、とっくの昔に男達は理性を跡形も無くすり潰され苦悶を覚えることもままならない発狂へと達している。
その有るべき変化と破滅を自身の裸体のほぼ全てをしまい込んだ小箱に用意された冷酷な仕掛けによって没収された男達は、崩壊という救済に辿り着くことすらも出来ぬまま、常に濃く量の多い精液を休み無くひり出させられる地獄に苦しみ抜かされるしか無いのだ。
自分が吐き出した精液と仲間達が吐き出した精液が混ざり合った淫猥な薬剤に対する望まぬ挿入を延々と行わされている男根を痛々しく脈動させながら、我慢を試みる暇さえ挟めずにまたイきまくらされる男達。アームに掴まれた箱の内部で裸体を悲痛によじらせ甘く歪んだ悲鳴をなりふり構わない哀願と共に紡ぎながら、より激しく甘い男根への加虐が訪れると知っていても堪えきれない欲に屈して新鮮な精液を何度も何度も放出させられる男達。
そんな男達の悶絶などお構い無しに男根を上下させ淫薬の摩擦を用いての射精を執拗に促しながら、残忍な装置はこの地下空間を離れた創造主達の思惑に沿った絶頂地獄を絶えず形成しつつ、小箱に閉じ込められた哀れで惨めな男達をこれ以上無く滑稽な置物へと、四六時中男根に発情と勃起を維持させ間抜けな生殺しと愉快なイき様を所有者の気分に合わせて提供する狂ったインテリアへと、作り変えていくのだった。
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