BLエロ小説短編集

五月雨時雨

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迫る淫獄に対して正義は拒絶を無意味に示す

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情けなく露出させられた自らの男根の向こうに見えるタイマーが、刻一刻とゼロに近付いていく。
限界まで勃起させられ先端から淫蜜を滴らせている男根に中心を隠されたタイマーが、赤く表示された数字を地獄の開始を告げるゼロへとじょじょに変化させていく。
その様子を痛々しく見開いた目で見つめながら、男は脱出を求めて裸体をじたばたともがかせ続ける。奪われた自由を取り戻そうと、それが不可能ならば隠す物を没収された恥部達にあてがわれた淫具を何とかして振り払おうと考えながら、男がなりふり構わない足掻きを重ねて救済を手に入れようとする。
しかし、状況は全く変わらない、幾ら男が手首と二の腕を短く括る縄を施された腕と足首と太ももを遊び無く結合する縄をもたらされた足に力を込めようとも、それらの縄と木で作られた四角く背の低いテーブルの太く丸い脚を接続する後から足された縄達は腹部と胴体を天板へと縫い付ける縄共々緩む気配すら見せない。
頭部の両隣に位置を固められた腕をどんなに頑張らせても無駄。股間を見せ付けるように開いた形を維持させられた足を必死に暴れさせても無意味。テーブルの上へと仰向けに縛り付けられ、口を塞ぐ強力な粘着テープを振り払いたくても振り払えない立場に追いやられた男はもう、自分を捕らえた者達の思惑に沿った恥辱へと為す術無く突き落とされるしか無い。
仮に正常な発声を封じる拘束が無かったとしても迅速な救助に期待の出来ない寂れた港の倉庫へと置き去りにされた男はもはや、非道な組織に属する男達が数台のバッテリーと合わせて残していった間も無くゼロとなるタイマーと、タイマーに紐つけされた淫具由来の望まぬ悦楽にただただ、無様な悶絶を一人寂しく引きずり出されるしか無いのだ。

「んむぅぅーっ! んっ、んぎゅぅぅ! ぶむぅぅぅーっ!!」

後数秒に迫った地獄に恐怖しながら、男が拒絶の意味を込めた唸りを自分しかいない薄暗い倉庫に響かせる。憎き敵の手で淫猥な薬品をたっぷりと投与され気が狂うような発情に至らされている縄塗れの裸体を惨めにくねらせながら、男が仲間達の姿を甘く蝕まれた思考に浮かべつつ救いを求める絶叫を閉ざされた口で放つ。
けれど、その全ては男自身の絶望を加速させるだけの材料でしかなくて。男は何をしても解放を手に入れられないという残酷な現実に打ちひしがれながら、もうすぐ自身の内部に捉えた男根全体を抗いがたい悦楽を作り出す振動で苛む電動式のオナホールと尻穴に先端部分を潜り込ませた状態でまだ静止している醜悪なイボを表面に携えた男根型のピストンバイブが叩き込む自分がこれまで積み上げた一切を破壊するであろう淫蕩な加虐に対する怯えを、正義に属する捜査員らしからぬ大粒の涙を溢れさせながら何処にも逃れられぬ裸体全てで表現していた。
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