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無様な肯定は蕩けた思考から迷い無く放たれる
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地下に作られた牢獄の中で、敵の手に堕ちた男が無様に苦しみ続けている。
牢獄の中央の床へと金具で接続された一人用のソファーへと乗せられ、すでにありとあらゆる自由を没収されている縄塗れの裸体を駄目押しの縄でそのソファーに遊び無く縫い付けられた男が、伸ばすことに続いて閉じることすらも禁じられた足を間抜けに痙攣させ、二の腕を胸部に密着させた状態と左右の手首を胴体の後ろで交差させた状態を維持させられた腕を上半身と共に痛々しくよじらせ、視界を封じる黒革の目隠しと言葉を奪う穴の開いた黒いギャグボールを装着された頭部を力無く振り乱しながら、無慈悲な敵に用意された淫らな地獄に悶絶を繰り返している。
「んおぉ……うぅ、あっ、もごおぉ……っ!!」
目隠しの下から溢れた涙を頬に伝わせつつ必死に暴れても状況は変わらない。腕と足を縛めている縄へと接続された裸体をソファーに隙間無く括り付ける追い打ちの縄達を軋ませながらもがいても、男は拘束からの脱出を全く引き寄せられはしない。
全身から噴き出した汗と、ギャグボールの穴から甘い悲鳴と共に零れた唾液を撒き散らしつつ試行錯誤をしても無駄。縄が食い込む痛みを承知で身悶えを行っても無意味。乳輪を囲う形で取り付けられたドーム型の装置が内部で行う柔らかなシリコン製の羽根の回転を用いた乳首への刺激をとめたくても、男根の根元と亀頭の真下に巻き付けられたベルトが不規則な緩急を交えつつ継続している振動をとめたくても、尻穴の奥深くへとねじ込まれ縄で抜け落ちぬよう固定されている男根型の淫具が繰り返す腸壁を抉る首振りをとめたくても、この身体ではとめられない。
そんな絶望に打ちひしがれながら為す術鳴くよがり狂わされていた男は、不意に訪れた頭皮への痛みに眉をしかめつつ、同時に浴びせられた言葉に対して反射的に肯定を返した。
「よぉ、ただいま。俺が戻ったことにも気付かないくらいたっぷり苦しんだみたいだけど、もうそろそろ許して欲しいか?」
「うっ、ううひへ、ふあはいぃっ! おぅ、ひあへへ、いはっ、へへぇぇっ!!」
自分を拉致して自由を奪い、淫らな装置を使った責め苦で辱めている男がいつの間にか牢獄内に帰ってきていた事実に驚くよりも先に、男が提示された救済へとなりふり構わずに縋り付く。
問いの内容は許しを求めているかのみだった。それなら縄からの解放を欲しても、長く続いた恥辱の日々の中で作り変えられた肉体をもどかしく炙るだけの緩慢な責めを行っている淫具達の停止を願っても良かったはずなのに不明瞭な言葉で絶頂を請いながら、非道な男の右手に髪を掴まれている男が一心不乱にとどめの快楽を全身でおねだりする。
縄だらけの裸体で腰を振り、更なる甘い至福を希求している男根と尻穴を主張する。ソファーの背もたれに繋がれた上半身を狭い範囲でくねらせながら、乳首にもより大きな悦びをと懇願する。
その滑稽極まりない陥落の様を迷い無く披露する堕ちた男を満喫しながら、残酷な男は汗ばんだ髪から右手を離すと誇りと理性を捨てた快感に媚びるダンスを切羽詰まった態度で見せ付けている姿を余裕に満ちた飼い主の立場で鑑賞しつつ、それまで足りない刺激を生み出し男に生殺しを味わわせていた淫具達全てに最大の駆動を開始させる操作を、まだわずかに思考能力が残っている男をただ幸せに鳴き叫びながらイきまくるだけの生物に堕落させる操作を、上着のポケットから取り出したリモコンに嬉々として加えていくのだった。
牢獄の中央の床へと金具で接続された一人用のソファーへと乗せられ、すでにありとあらゆる自由を没収されている縄塗れの裸体を駄目押しの縄でそのソファーに遊び無く縫い付けられた男が、伸ばすことに続いて閉じることすらも禁じられた足を間抜けに痙攣させ、二の腕を胸部に密着させた状態と左右の手首を胴体の後ろで交差させた状態を維持させられた腕を上半身と共に痛々しくよじらせ、視界を封じる黒革の目隠しと言葉を奪う穴の開いた黒いギャグボールを装着された頭部を力無く振り乱しながら、無慈悲な敵に用意された淫らな地獄に悶絶を繰り返している。
「んおぉ……うぅ、あっ、もごおぉ……っ!!」
目隠しの下から溢れた涙を頬に伝わせつつ必死に暴れても状況は変わらない。腕と足を縛めている縄へと接続された裸体をソファーに隙間無く括り付ける追い打ちの縄達を軋ませながらもがいても、男は拘束からの脱出を全く引き寄せられはしない。
全身から噴き出した汗と、ギャグボールの穴から甘い悲鳴と共に零れた唾液を撒き散らしつつ試行錯誤をしても無駄。縄が食い込む痛みを承知で身悶えを行っても無意味。乳輪を囲う形で取り付けられたドーム型の装置が内部で行う柔らかなシリコン製の羽根の回転を用いた乳首への刺激をとめたくても、男根の根元と亀頭の真下に巻き付けられたベルトが不規則な緩急を交えつつ継続している振動をとめたくても、尻穴の奥深くへとねじ込まれ縄で抜け落ちぬよう固定されている男根型の淫具が繰り返す腸壁を抉る首振りをとめたくても、この身体ではとめられない。
そんな絶望に打ちひしがれながら為す術鳴くよがり狂わされていた男は、不意に訪れた頭皮への痛みに眉をしかめつつ、同時に浴びせられた言葉に対して反射的に肯定を返した。
「よぉ、ただいま。俺が戻ったことにも気付かないくらいたっぷり苦しんだみたいだけど、もうそろそろ許して欲しいか?」
「うっ、ううひへ、ふあはいぃっ! おぅ、ひあへへ、いはっ、へへぇぇっ!!」
自分を拉致して自由を奪い、淫らな装置を使った責め苦で辱めている男がいつの間にか牢獄内に帰ってきていた事実に驚くよりも先に、男が提示された救済へとなりふり構わずに縋り付く。
問いの内容は許しを求めているかのみだった。それなら縄からの解放を欲しても、長く続いた恥辱の日々の中で作り変えられた肉体をもどかしく炙るだけの緩慢な責めを行っている淫具達の停止を願っても良かったはずなのに不明瞭な言葉で絶頂を請いながら、非道な男の右手に髪を掴まれている男が一心不乱にとどめの快楽を全身でおねだりする。
縄だらけの裸体で腰を振り、更なる甘い至福を希求している男根と尻穴を主張する。ソファーの背もたれに繋がれた上半身を狭い範囲でくねらせながら、乳首にもより大きな悦びをと懇願する。
その滑稽極まりない陥落の様を迷い無く披露する堕ちた男を満喫しながら、残酷な男は汗ばんだ髪から右手を離すと誇りと理性を捨てた快感に媚びるダンスを切羽詰まった態度で見せ付けている姿を余裕に満ちた飼い主の立場で鑑賞しつつ、それまで足りない刺激を生み出し男に生殺しを味わわせていた淫具達全てに最大の駆動を開始させる操作を、まだわずかに思考能力が残っている男をただ幸せに鳴き叫びながらイきまくるだけの生物に堕落させる操作を、上着のポケットから取り出したリモコンに嬉々として加えていくのだった。
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