BLエロ小説短編集

五月雨時雨

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幼い裸体は命令に従い淫らに動く

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「二人とも、今すぐ、こっちに向けているその武器を地面に捨てなさい」「次は、着ている物を全部脱いで裸になりなさい」「良い格好だよ。もっと良い格好になれるように、今度は犬のチ○チンのポーズを取りなさい。足を大きく開けて、恥ずかしいところがよく見えるようにするんだよ」

愉快そうな男の声が、二人の少年に向かって続けざまに命令を与える。それらの命令は全て、少年達を不利な立場に、屈辱的な状況に追いやる内容であり、到底大人しく従えるような物ではない。
だが、少年達は為す術無く男の命令に従わされてしまっている。自身の武器を捨て、身に着けていた赤と青のヒーロースーツを自らの手で脱ぎ、幼い男根が丸見えになる恥辱のポーズを取る少年ヒーロー達の表情は羞恥と悔しさで赤く染まっている。しかし、どんなに羞恥と悔しさを胸に抱いても、少年達は男に逆らえない。反抗を示す言葉さえ放てない。
寂れた港のあちらこちらに設置された機械から飛ばされている電波によって肉体の支配権を完全に奪われた少年達は、男の命令には一切抗えず、自分の意思ではもはや指一本さえ思い通りには動かせないのだ。
追い詰めたつもりが、敵の罠が仕掛けられた場所へと誘い込まれてしまった少年達。古びた倉庫が建ち並ぶ閑散とした港の路上で、惨めに犬の芸をさせられる無様な少年ヒーロー達。そんな情けない二人を黒く微笑んで見下ろし、幼い裸体をしばし観察していた男は、おもむろに脱ぎ散らかされていたヒーロースーツを拾い上げると、それを二人の前に置いた。幼い男根のすぐ真下に、仲間がさっきまで着ていたヒーロースーツがある状態だ。

「今日から君達は、私達の組織で飼育されるわけだからもうこのスーツは要らないよね? だから、未練が無くなるように、今からたくさん射精して、スーツをぐちょぐちょに汚そうね」

少年達が拒絶に表情を歪ませる余裕さえ、無かった。
男の言葉を勝手に受け入れた二人の肉体は、触られてすらいない男根を膨張させ、持ち主の意思を無視して二人を望まぬ射精へと追い立てたのだ。
唸り声を漏らすことさえ許されない二人の口が小刻みに震え、顔が甘い苦悶に染まる。敵の前で恥部をさらけ出すポーズを取らされた裸体がガクガクと痙攣し、張り詰めた男根は裸体の痙攣に合わせてぶるぶると揺れ動きながら、快楽を欠片も与えられていないのに射精を迎えさせられた。
仲間のヒーロースーツが、誇り高き赤と青のスーツが、淫らな白の体液に汚される。その事実に二人は更なる屈辱と絶望を覚えるが、それらの感情は長続きしない。無理矢理に射精へと至らされた男根はわずか休憩さえ与えられず、次の射精へと押し上げられているからだ。

「その調子で、気絶するまでイきまくろうね……そうだ、このスーツをよりまんべんなく汚せるように、腰を前後に振ってオチ○チンを大きく揺らしなさい。スーツをしっかり精液塗れに出来て、自分達がどれだけ情けない存在に成り下がったか自覚出来る、一石二鳥でしょう? 元ヒーロー君達」

嫌だ、そんなの嫌だ。
ヒーローとしてだけでなく人間としてのプライドを叩き壊される恥辱を少年達は心の底から嫌がったが、支配された裸体は男の命令を受けて従順に動き、少年達はいやらしく腰を振って男根を振り乱しながらの射精を、失神するまで行わされるのだった。
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