支配された二匹は苦悶の様を堪能される

五月雨時雨

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支配された二匹は苦悶の様を堪能される

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左右の手を頭部の後ろで組み、足を大きく開いた格好を取った狼獣人の男の裸体は、逞しい箇所もはしたない部分も何もかもが丸見えの状態となっている。
白銀の体毛も、程良い筋肉に覆われた身体も、はっきりとよく見える。男の物とは思えないくらいにみっともなく肥大化した乳首も、一切刺激をくわえられていないというのに限界まで張り詰め透明な蜜を滴らせている男根も、机程の高さを持つ四角い台の上に取り付けられた極太の張型を狼の尻穴がやすやすと飲み込んでいる光景も、無防備にさらけ出されている。
こんな姿など取りたくない。自分を捕らえた憎い悪達の目に裸体を捧げたくなどない。狼が胸の内で叫ぶ悲痛な拒絶の思いも、肉体の支配権を奪い意のままに操る黒色をした残忍な首輪には逆らえない。敵対していた犯罪組織に捕らえられ、抵抗の言葉一つすら紡げない絶望的な状況に追いやられた哀れな狼は今日も悪達の前で無様に裸体を動かし続け、意に染まぬ発情を掻き立てられた惨めな身体を甘くいたぶられ続けるしか無いのだ。

「あっ、あっ、あぁ、あおぉっ」

悪達の調教と、首輪がもたらす弛緩効果によってだらしなく緩まされた尻穴を張型でほじくらせる終わりなきスクワットが、苦しくて辛いのに気持ち良い。勝手に動く足によって上下に揺さぶられている乳首が跳ね回る刺激と、男根が自らの腹部や太ももへと打ち付けられる刺激が、異常だと頭で理解していても抑えられないくらいに気持ち良い。
開きっぱなしに固定された口から、自分を取り囲んで鑑賞している悪達への怒りを込めた唸りを漏らすことも出来ない。声を発することを許したのは淫らに蕩けた声を堪能する為だと分かっているのに、狼はもう悪達の耳を悦ばせる淫猥な鳴き声を一切制御出来ない。
嫌なのに、心地良くて。悔しいのに、その悔しさが吹き飛ぶくらいに気持ち良い。そんな淫獄に苛まれながら、為す術無くイき狂わされる狼の男。無言を貫く悪達の黒い微笑みに絶えず恐怖を加速させられながら、首輪の命令に従って裸体を休み無く上下に往復させて新たな快楽を己に生み出し、正義の存在である事実を欠片も感じさせない嬉しげな悲鳴と断続的な射精という娯楽を悪達に提供させられる滑稽な狼の男。
しかし、狼の地獄はまだ終わらない。悪の手に堕ちてからの正確な日数も忘れてしまうくらいの時が過ぎ、このまま死ぬまで悪達の見世物にされるのだろうかと諦めを募らせていた狼は、正面にいる悪の背後で部屋の扉が開いた瞬間戦慄を一気に膨らませ、直後により強い諦めを募らせつつ打ちひしがれた。
当然だろう。幾ら時が過ぎても忘れない、心の底から信頼を寄せた盟友の変わり果てた姿が開いた扉の向こうにはあったのだから。

「狼さーん、お待たせ。お前のお仲間も、同じ立場にして連れてきてやったぜー?」
「あぁ……うあぁ……っ!」

狼の仲間を引き連れ部屋へとやって来た悪の言葉を受けて、狼の正面にいた悪達が示し合わせていた通りに場所を空ける。そうして開けた空間に向かって、狼を救い出そうとして自身も悪に捕らえられてしまった漆黒の体毛を有する犬獣人の男が自らの足で歩かされていく。狼と同じように行動を掌握する白色をした首輪を嵌められ、狼と全く同じ体勢に固められた犬が、開きっぱなしの口から自らの不甲斐無さを悔い状況に絶望する呻きを漏らしつつ興奮しきった恥部をひょこひょこと間抜けに揺らめかせながらの不自由な歩行で台の上にいる狼の前へと引き出されていく。

「今日からは、二人仲良く俺達の見世物として弄んでやるよ。嬉しいだろ?」
「あぁ、あおぉっ……!」
「その身体じゃそもそも戻れやしねーだろうけど、二度と捜査員として俺達に楯突けないよう、二人一緒に打ちのめしてやるからなー? 覚悟しろよ?」
「うぁ、あぁ……おぁぁぁっ」

嬉々として浴びせられる宣言を拒む手段など、狼と犬には無い。自分と同じ立場に貶められた犬を見下ろす狼も、狼の体液で汚された床を踏み締めながら為す術無く狼を見上げている犬も、聞き入れられぬ哀願の呻きを悪達に寄せることしか出来ない。
首輪を通して新たな命令を下され、自分達の屈服を決定的な物としていく為の淫らな拷問を叩き込まれ始めても、指一本すら悪の許可無しでは動かせない二人はもはや、悪達の思い描いた通りの悶絶を迎えさせられるしか無いのだ。

「よーし、まずは狼さん。今よりももっともっと発情して、身体中の感度も引き上げて、張型でケツをほじる動きも速くさせてみろ。お仲間にイき狂うところ見せ付けながら、お仲間を精液塗れにしてやりな」
「あがっ!? げ、おぉぉぉっ!?」
「こっちの犬さんの方は、今から狼さんの精液を嗅ぐ度、飲む度に発情する変態に早変わりだ。精液で何処までも発情する淫乱な身体を延々と火照らせながら、自分と違って気持ち良く苦しんでいる狼さんを目と耳で愉しんで……早くああなりたいって羨ましがるんだぞ? 分かったな?」
「かっ、おぉぉっ……!? えっ、あぁ、えあぁぁぁ……っ!」

我慢という概念を挟む余地さえ無い絶頂地獄と、狼の精液を全身に浴びながら逃げ場の無い発情に追い詰められる生殺しの地獄。真逆の地獄を与えられ、どうすることも出来ずに心と身体を淫らに殴り付けられていく狼と犬の捜査員を作り出した冷酷な悪達はそれぞれ形の違う男根を衣服の下で膨張させつつ、自分達の支配下に堕ちた二匹が幸せそうに尾を振りながら繰り広げる愉快な苦悶を失神も休憩も発狂すらも首輪の力で認めずに、気が済むまで悠然と堪能し続けていた。
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