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国の意向で少年達は色狂いへと堕とされる

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「ひゃ、えろ……ひょめ、ろぉ……っ!」
「なんえ、こんあ……っ! えや、えあぁっ……!!」

穴の空いた黒いギャグボール越しに、拒絶と困惑と、絶望が入り混じった不明瞭な声を漏らしながら、地下室の床に並んで転がされた少年達がどうにかして責め苦から逃れようと身をくねくねともがかせている。自分の首から下を隙間無く包み込み、両腕と両足を一つにまとめてきつく締め上げている黒色の拘束スーツは幾ら試行錯誤を繰り返しても自力で脱げる物ではない。無慈悲な事実を知っていながらも、少年達はこれから自分を待ち受ける苦しみを受け入れたくない一心で背中側で縛められた腕とわずかに開くことも禁じられた足に力を込め続けている。
だがもちろん、どんなに少年達が頑張ろうとも捕獲されてしまった状況は覆せない。塞がれた口で助けを求めて鳴き喚いても、その声は地下室に虚しく反響するのみで外部には一切届かない。祖国の命を受けて敵国の要人の邸宅に使用人として潜り込み、両国の和平が結ばれた途端にどちらの国にとっても不都合な情報を把握している者として理不尽に身柄を押さえられた哀れな少年達は、スパイとして用済みになった自分達を処分し肉欲に溺れた淫乱奴隷として作り変える調教を為す術無く施されるしか無いのだ。

「やえへ、うえぇっ……おえあひが、いっはいあいおぉっ」

自分達が何故こんな仕打ちを受けなければいけないのだ。同じ立場に追いやられた仲間達の苦悶の様子を目にした少年が、自分達を見下ろす祖国と敵国が入り混じった男達に悲痛な問いをぶつける。
けれど、男達は答えない。時代が悪かったと何の救いにもならぬ渇いた慰めの言葉すらも紡がない。
ただ国の指示に従っただけの少年スパイ達が冷酷に嬲られ色狂いに堕ちる過程を愉しみたいが故に自ら調教の役目を買って出た鬼畜な男達は、ほんの少し前まで敵側だった者達と歪んだ愉悦と興奮を共有しつつ、先程問いを発した最後の少年に淫猥な攻撃を加え出した。

「ふぶっ、むあぁっ!? やっ、えや、やあぁ! とめへ、ひや……やぁぁーっ!!」

最後となった少年の裸体を覆うスーツが首の部分にあてがわれたライトの光を緑から桃色に変化させつつ、自身の内側に閉じ込められ何処にも逃げられなくされた少年の弱点達を緩い振動で刺激し始める。スパイとして情報を抜き取る際に使えるからと感度を育てた乳首周辺と、尻穴付近と、幼い男根を囲うように配置された薄型の機械が、決して絶頂には至れぬもどかしい快楽を振動を用いて作り出し少年達を淫蕩に追い詰めじわじわと狂わせていく。

「あぁ、んむあぁ! ひゃ、ひゃら……こんあのやらぁぁ……!」
「あぅ、えへ……だえか、ふっ、むぅぅんっ!」

イきたいのに、イけない。逃げたいのに、逃げられない。
救助にも期待出来ぬ立場で足りない悦楽に翻弄させられていく少年達を堪能する男達は、少年が床に男根を擦り付けるなどの勝手に快楽を上乗せする行動を取らないよう厳しく監視しつつ、従順に国に仕えた幼きスパイ達が国の意向で理性と正気が砕けるまでいたぶられる様を目と耳で味わい、笑みの黒さを際限無く深め続けていた。
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