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悪党達は望み通りに淫猥な苦悶をもたらす

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二の腕を胴体へと結び背中で交差させられた手首をきつく縛めている上半身の縄と、足首と太ももを短く括り折り畳まされた足に伸ばすことを禁じている下半身の縄の食い込みが苦しい。自由を奪う縄によって不自然な体勢を強いられ、床に敷かれた汚れた薄布の上に転がされている裸体のあちらこちらに軋む痛みが走る。
しかし、そんな状況に置かれているというのに、男は確かな興奮を募らせていた。逃走と抵抗を封じられた肉体を抑えきれぬ欲情で火照らせ、頭部に被せられた麻袋の内側で表情を淫猥に蕩つかせながら麻袋の上から噛まされた白布越しに熱く濡れた吐息と呻きを零している発情しきった男。捕らわれ、敵の本拠地にて監禁されているとは思えないくらいに淫らな姿を晒している惨めな男は、閉じ込められている部屋内に扉の音が鳴り数人分の足音が聞こえてくると同時に左半身を下にして寝転がっていた裸体を起こし、はしたなく勃起した男根を見せ付けるように揺らしながら麻袋の向こうにいる男達に対して縋る視線を寄せ、言葉を取り上げられた口で心からのおねだりを込めた唸りを飛ばした。

「んむっ、むぅ、むぅぅんっ」

気持ち良くしてください。今日もたくさん、淫らに苛めてください。聞こえてこないはずの声が聞こえてくるような錯覚を覚える程に一生懸命なおねだりの光景を見下ろしながら、男達が黒く微笑む。
連日の調教でふっくらと肥大した乳首をぷるぷると跳ねさせ、自分達が来る前から快楽への期待を膨らませて張り詰めさせていた男根を滑稽に振り乱し、縄からの解放ではなく淫猥に躾けられた肉体を苛む疼きからの解放を欲する。保安官であった頃の面影を跡形も無く失い、捕らえようとしていた悪党の手で淫らに飼育されている事実を受け入れ甘い悦びを懇願する無様極まりない男の様子を存分に眺めて胸を愉悦で満たした男達は、必死に快感を希求する保安官の願いを叶えてやるべく怒張した己の男根を取り出し、縄に身動きを制限された逞しい裸体をみっともなくくねらせている保安官に向かって取り出した男根を突き付けながら、笑い混じりに今日の凌辱を口々に宣言した。

「保安官さん、おはよう。今日もたっぷり、保安官さんをよがり狂わせてやるよ」
「まずは、上手におねだり出来たご褒美に保安官さんが大好きなことをしてやろうな。頭に被せたその袋を俺達の精液塗れにして、嫌でも精液の味と匂いがし続ける状態を作ってやるよ」
「その後は、お待ちかねのチ○ポ挿入の時間だ。鼻と口で絶えず精液を感じさせながら、俺達専用のチ○ポ穴になった保安官さんのケツマ○コに全員で中出しして、何度も何度もケツイキさせてやるよ。嬉しくてしょうがないなぁ、保安官さん?」
「んっ、んむっ、むぶぅぅんっ!」

顔が見えずとも、明瞭な言葉でなくともはっきりと分かる保安官の嬉しいの返事を噛み締めながら、悪党達は予想を超える淫乱に堕ちた保安官を可愛がり本人が望む淫猥な苦悶をもたらす為に宣言に従って己の男根を手で扱き保安官を材料にした自慰を行って、視界を閉ざす麻袋と言葉を遮る白布の猿轡を吐き出した大量の精液でどろどろに濡れそぼらせていくのだった。
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