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閑話 『SECOND SEASON』
拗ねた仔犬の慣らし方 ★
しおりを挟むさて・・・どうしようか――
拗ねた仔犬が部屋にいる。
不貞腐れた格好でソファに躰を預けたまま、こっちを睨んでる。
甘やかして愛撫してもそんなに簡単には尻尾を振ってはくれない。
そんな拗ねたところも可愛いけど。
「そんなに拗ねないで下さい」
「もういいよ。そのことは。俺も帰るわ。電車、間に合わなくなる」
「帰る?電車で?今から?」
そう言う訳にはいかない。
発情してしまったこの躰をどうしてくれます?
〝壁ドン〟ならぬ〝ソファドン〟
「そういうことしようたってダメ!そうやって咲弥いつも機嫌とろうとすんじゃん」
何とでも言っておけばいい。
もうこんなになってしまった私の男根を早く入れてしまいたい。
貴方の体内を満たして、貴方を壊してしまいたい。早く・・・・
「・・・ダメ・・・だっ・・・て・・・咲弥・・・・っ」
「躰は正直なんですよ・・・・」
捲り上げたTシャツの下からほんのり膨らんだ乳首を軽く噛む。
「ほら・・・乳首が反応してますよ・・・」
「んッ・・・やめろ・・・って・・・・」
貴方のその羞恥した声が堪らない。
舌先で膨らみ始めた乳首をゆっくりと転がす。
保さんの躰がピクンと仰け反る。
唾液で濡れた舌を腹部へと滑らしていく。
ほら、ジーンズの中に閉じ込められている男根がしっかりと反応してる。
「保さん・・・ほら、こんなに・・・・」
「・・・はぁっ・・・だめ・・・だっ・・・て・・・・」
「止めていいんですか?」
赤らんだ顔を横に背けて吐息の声で抵抗してるけど、貴方の躰は私がよく知ってる。
褐色の肌が露になった躰を俯せにさせて臀部を突き上げる。
背骨から真っ直ぐに舌で舐め下ろしていくと筋肉質の臀部が微かに動いて反応する。
尾骶骨の辺りを尖らせた舌先で突く。
強弱を加えながら・・・・
「・・・ここ・・・でしょう・・・・?」
「・・・はぁ・・・んンっ・・・・!」
拗ねた仔犬はこうやってゆっくりと慣らしていく――
尻尾はないけどね。
尾骶骨を刺激すれば可愛いほどに腰を振ってくれる。
さぁ、もう少し仔犬と戯れよう。
(俺、何でこんな声出してんの・・・恥ず・・・・)
まだ女も知らない正統派(つもり)なんだけどっ!
今が一番、青春真っ盛りで最高なお年頃なのによ・・・
何もかも咲弥のせいだ!
俺の青春返してくれ!って叫びたい!
でも・・・さっきから気持ちいいとこ突いてくんだよなぁ・・・
甘い声、駄々洩れじゃん。
いつからこんな躰になった?
咲弥の全てに躰が感じてしまう。
あん時から――・・・・
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