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4】一人魔王様のことを思い出したら興奮したので①
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4】一人魔王様のことを思い出したら興奮したので①
「は~……今日は良い日だったな」
魔王様に「帰れ」と言われた後。俺は素直に城から出て行った。途中、魔王様がいる場所を教えてくれた魔族が、「もう帰るのか?」と驚いたり、他の奴から「またフラれたのか」と笑われたが気にしない。
「フラれた記録更新も、なかなか乙なもんじゃね?」
と一蹴りしながら、城から出て羽を広げ。一気に帰って来た我が家。
夢魔だけあって、ベッドには力を入れている。大きくフカフカのベッドの上で、俺は今日見た魔王様の顔を思い出していた。ホワンホワンホワン……と目を瞑れば、思い浮かぶ魔王様の顔。顔が良くて魔族一の美人。
「……はぁぁぁ……♡顔が良♡」
『私は別に、お前にそういった感情を持っていない』
(切れ長の瞳が、俺を呆れながら見下ろす塩対応の眼差し最高♡)
キュンキュン♡ と喜ぶように、組んだ腕には柔らかなクッションを握りゴロゴロと寝そべった。それから尾っぽでバンバンとシーツを叩く。おまけにだ。種族名じゃなく、名前を呼んで欲しいと言えば、渋々ながら魔王様に名前を呼んで貰えた。
『分かった、ナイト。以後気を付けよう』
「はぁぁ~~~~っ!♡♡」
バンバンバン! とまた尾っぽでシーツを叩けば、そこだけ少しだけ凹んだ。
「ナイトだって♡ナイトって……俺の名前を魔王様が……♡」
またゴロゴロと寝転がったあと、ピタリと止まって天井を見た。興奮している身体は、背中の羽や尾っぽだけではない。好きな人に名前を呼んで貰えた興奮は、俺の身体を上げたわけで。
「んっ……♡魔王様……♡」
……へこっ♡ すりすりっ♡ へこっ♡♡
思わず握りしめたままのクッションに、自身の腰を擦り付けた。一度擦り付けてしまえば、一度が二度三度と回数が増える。へこへこと擦り付け、握る力が一層強くなりクッションには深い皺が出来ていた。
「魔王様っ……魔王様♡好きです♡」
スーハーッと鼻孔一杯に深く深呼吸しても、香る中に魔王様の匂いは無い。それどころか、これまた特性からか。敏感に下肢から匂う雄の匂いに気づき、フーッ……♡と深い息を吐いた。
「……駄目だ。魔王様のこと思い出したら興奮してきた」
魔王様と二人きりの時は、緊張や嬉しさ。そんなのもあり、一応理性が優先で勃起したことは運よく今のところは無い。だが、一人となれば話は別だ。俺は淫魔だから、正直人一倍。魔族一倍性欲は強い方だし、もう何年何十年。それ以上片思いしている相手となればなおのこと。
「あー……くそっ♡」
グググッ…‥とクッションを下半身に押し込んで、腰をへこへことまた前後する。それから体勢を変えて、クッションを押しつぶすようにうつ伏せになった。
「クッションじゃなくて、魔王様だったら良かったのに」
フーッ♡ フーッ♡
と息を吐きながら見たのは、先ほどまで俺が握っていたせいで変な形に凹んだクッションだった。それに覆い被さりながら、苦しくなっていく下半身へと手を伸ばす。ジジジッ……とズボンへと手をかけて前を開き。すぐにボロン♡と、自分でいうのも何だが立派なペニスが顔を出した。
(はー……♡一人寂しくオナるのか)
********
ちょっとRらしいことをしてみました
くっころほど癖を出さないかと思います。多分
「は~……今日は良い日だったな」
魔王様に「帰れ」と言われた後。俺は素直に城から出て行った。途中、魔王様がいる場所を教えてくれた魔族が、「もう帰るのか?」と驚いたり、他の奴から「またフラれたのか」と笑われたが気にしない。
「フラれた記録更新も、なかなか乙なもんじゃね?」
と一蹴りしながら、城から出て羽を広げ。一気に帰って来た我が家。
夢魔だけあって、ベッドには力を入れている。大きくフカフカのベッドの上で、俺は今日見た魔王様の顔を思い出していた。ホワンホワンホワン……と目を瞑れば、思い浮かぶ魔王様の顔。顔が良くて魔族一の美人。
「……はぁぁぁ……♡顔が良♡」
『私は別に、お前にそういった感情を持っていない』
(切れ長の瞳が、俺を呆れながら見下ろす塩対応の眼差し最高♡)
キュンキュン♡ と喜ぶように、組んだ腕には柔らかなクッションを握りゴロゴロと寝そべった。それから尾っぽでバンバンとシーツを叩く。おまけにだ。種族名じゃなく、名前を呼んで欲しいと言えば、渋々ながら魔王様に名前を呼んで貰えた。
『分かった、ナイト。以後気を付けよう』
「はぁぁ~~~~っ!♡♡」
バンバンバン! とまた尾っぽでシーツを叩けば、そこだけ少しだけ凹んだ。
「ナイトだって♡ナイトって……俺の名前を魔王様が……♡」
またゴロゴロと寝転がったあと、ピタリと止まって天井を見た。興奮している身体は、背中の羽や尾っぽだけではない。好きな人に名前を呼んで貰えた興奮は、俺の身体を上げたわけで。
「んっ……♡魔王様……♡」
……へこっ♡ すりすりっ♡ へこっ♡♡
思わず握りしめたままのクッションに、自身の腰を擦り付けた。一度擦り付けてしまえば、一度が二度三度と回数が増える。へこへこと擦り付け、握る力が一層強くなりクッションには深い皺が出来ていた。
「魔王様っ……魔王様♡好きです♡」
スーハーッと鼻孔一杯に深く深呼吸しても、香る中に魔王様の匂いは無い。それどころか、これまた特性からか。敏感に下肢から匂う雄の匂いに気づき、フーッ……♡と深い息を吐いた。
「……駄目だ。魔王様のこと思い出したら興奮してきた」
魔王様と二人きりの時は、緊張や嬉しさ。そんなのもあり、一応理性が優先で勃起したことは運よく今のところは無い。だが、一人となれば話は別だ。俺は淫魔だから、正直人一倍。魔族一倍性欲は強い方だし、もう何年何十年。それ以上片思いしている相手となればなおのこと。
「あー……くそっ♡」
グググッ…‥とクッションを下半身に押し込んで、腰をへこへことまた前後する。それから体勢を変えて、クッションを押しつぶすようにうつ伏せになった。
「クッションじゃなくて、魔王様だったら良かったのに」
フーッ♡ フーッ♡
と息を吐きながら見たのは、先ほどまで俺が握っていたせいで変な形に凹んだクッションだった。それに覆い被さりながら、苦しくなっていく下半身へと手を伸ばす。ジジジッ……とズボンへと手をかけて前を開き。すぐにボロン♡と、自分でいうのも何だが立派なペニスが顔を出した。
(はー……♡一人寂しくオナるのか)
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ちょっとRらしいことをしてみました
くっころほど癖を出さないかと思います。多分
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