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33】手袋を試してみた
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33】手袋を試してみた
「そうなんだ。じゃあ……さっそく試して貰っても良いってこと?」
敏感な耳元で、意味ありげに中村さんが囁けば、俺の身体はすぐに反応して力が抜けてしまう。
「……はい……っ、お願いします……」
また静かながら、確実に煩く俺の心臓はドキドキと鳴った。
今日は走って心臓が速くなったり、変に意識してドキドキしたりと、心臓が忙しい。チラリと中村さんを見れば、相変わらず俺と違って余裕がある表情だった。悔しい。
「伊織君、お店のサイト見てくれたんだね。希望があって助かるよ」
「まぁ……はい」
「ちょっと待っててね、準備してくるから」
準備という言葉に、無駄に反応してしまった。下着を履いてはいるが、緩く勃起するように下半身の質量が増した気がする。早すぎるぞ、俺。片手にはローションを持って来ていて、静かに蓋を開けた。
(あれ? あの手袋みたいなのは?)
今日はそれを試すんじゃないのかと思えば、クスリと中村さんが笑う。
「そんなにコレ、楽しみにしてたの?」
ズボンのポケットに隠したらしく、そっと手の平から取り出す。俺はあからさまに顔に出ていたのかと思えば、恥ずかしくなった。だが、今更だ。もう何度も恥ずかしいところを見られているので、気持ちを切り替える。むしろ、コロンと手の平に転がるグッズをしげしげと見た。
「触ってみる?」
ほら、と差し出されるソレを突けば、シリコン製で柔らかかった。指先に意外と密集した毛束は、オナホの中よりも細かい。指の腹で撫でてみれば、少し硬かった。
「どう?」
「ちょっと硬いですね」
「これで大事なところ、擦られていくからね?」
ココとか、と言いながら下着の上から緩く勃起を始めているペニスを撫でられた。脱いだ方が楽だろうが、全部脱ぐのは恥ずかしい。着替えは持って来ているから、また陰茎を出せばよいかと俺は静かに下着の前を開いた。俺の様子を見て、中村さんが手の平に置いていたソレを指にはめていく。
「下着、そのままで良いの? 俺は別に気にしないけど」
「流石に全部脱ぐのは……。着替えがあるので、下着は濡れても良いです」
「もう先走りが出てる」
「あ……あんまり見ないで下さい」
「ちゃんと見ないと、気持ち良いところが探せないでしょ?」
「……中村さん、やっぱりこういう時Sですよね……!」
「これは俺の自惚れだけど、伊織君。Sの俺の事、嫌いじゃないでしょ?」
「う゛っ……」
見抜かれた言葉に、何も言えなくなる。なんなら、自惚れと言いながら自信ありげ。言葉に詰まる俺をよそに、指先にグッズを付け終えた中村さんが俺の足を開いた。
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「そうなんだ。じゃあ……さっそく試して貰っても良いってこと?」
敏感な耳元で、意味ありげに中村さんが囁けば、俺の身体はすぐに反応して力が抜けてしまう。
「……はい……っ、お願いします……」
また静かながら、確実に煩く俺の心臓はドキドキと鳴った。
今日は走って心臓が速くなったり、変に意識してドキドキしたりと、心臓が忙しい。チラリと中村さんを見れば、相変わらず俺と違って余裕がある表情だった。悔しい。
「伊織君、お店のサイト見てくれたんだね。希望があって助かるよ」
「まぁ……はい」
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準備という言葉に、無駄に反応してしまった。下着を履いてはいるが、緩く勃起するように下半身の質量が増した気がする。早すぎるぞ、俺。片手にはローションを持って来ていて、静かに蓋を開けた。
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「どう?」
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「これで大事なところ、擦られていくからね?」
ココとか、と言いながら下着の上から緩く勃起を始めているペニスを撫でられた。脱いだ方が楽だろうが、全部脱ぐのは恥ずかしい。着替えは持って来ているから、また陰茎を出せばよいかと俺は静かに下着の前を開いた。俺の様子を見て、中村さんが手の平に置いていたソレを指にはめていく。
「下着、そのままで良いの? 俺は別に気にしないけど」
「流石に全部脱ぐのは……。着替えがあるので、下着は濡れても良いです」
「もう先走りが出てる」
「あ……あんまり見ないで下さい」
「ちゃんと見ないと、気持ち良いところが探せないでしょ?」
「……中村さん、やっぱりこういう時Sですよね……!」
「これは俺の自惚れだけど、伊織君。Sの俺の事、嫌いじゃないでしょ?」
「う゛っ……」
見抜かれた言葉に、何も言えなくなる。なんなら、自惚れと言いながら自信ありげ。言葉に詰まる俺をよそに、指先にグッズを付け終えた中村さんが俺の足を開いた。
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