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49】久しぶりにお店にやって来た
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49】久しぶりにお店にやって来た
「……来ちゃった」
遡ること、少し前。
お昼に工藤さんから我慢しない方がよいと言われ、中村さんに会いたい俺は連絡をせずにお店にやって来た。もうアラサーの年だというのに、恋愛一つでこんなに気持ちに振り回されるだなんて。本当に恋って人を変えるんだなと、しみじみと思う。
(普段通りに接するんだぞ)
軽く深呼吸をしながら、自分に言い聞かせる。何か聞かれたら、オナホの他に新しく買おうと思ってと言うんだぞと頭の中でシュミレーションした。
「よし!」
意を決し、お店の中へ。最後に訪れた時にいた中村さんはおらず、静かな室内と綺麗にアダルトグッズが陳列された棚が見えた。
「いないのかな……?」
他の所にいるのかもしれない。まぁ、一人の方がゆっくり商品も見れるし? 別にがっかりだなんて思っていないし? 強がりながら、初めて来た時のように棚を順番に見ていた時だった。
「え、伊織君!?」
「こ……こんばんは」
(中村さんでも、こんなに驚くんだ)
今までは、俺の方が先に見つかっていたのに。突然俺が来たことに気付いて「え」と聞こえた声は、本当に驚いたようだった。まるで、もう二度と会えないとでも思っていたような感じで、少し笑ってしまいそうだった。だがそれも、また表情が嬉しそうなものへと変わる。
「また来てくれたんだ、嬉しいよ」
「俺も会えて嬉しいです。この前は猫の写真有難うございました。相変わらず、猫来てるんですね」
(よし、ちゃんと世間話が出来てるぞ……!)
内心、ちゃんと話せて良かったと思う。
「迷惑じゃなかった? つい、伊織君を思い出して送っちゃったんだ」
「そういえば、好きな人とどう? 進展あった?」
「え゛っ!? あ、それは……その進展は無いですね」
貴方ですよ、とまた言えるはずもない。進展はない。だって、俺が距離を取っているから。同時に久しぶりに会えて嬉しいと喜んでいる俺もいるわけで。
「ごめん、言いにくかったね。今日は何か探してるの?」
「はい。実はまた、新しくグッズを買おうかなと思って」
「ゆっくり見る?」
「いえ。買うものは決まってて。以前試したローターなんですけど……」
また最後の方は、声が小さくなった。
「ローター……」
一歩近づいた中村さんが、誰もいない店内でヒソリと囁いた。
「伊織君が、おっぱいもおちんちんも気持ち良くなったやつ?」
「……ッ!」
『ぉ゛っ♡ぉ゛~~っ♡乳首♡乳首ローターで潰れちゃ……♡』
『大丈夫。こんなに芯を持っているんだもん。潰れないよ』
脳裏に、ローターを試した時のことを思い出してしまった。身体が熱くなるのと同時に、下半身が僅かに反応するように、下着の中でピクッ♡とペニスが震えた。
******
「……来ちゃった」
遡ること、少し前。
お昼に工藤さんから我慢しない方がよいと言われ、中村さんに会いたい俺は連絡をせずにお店にやって来た。もうアラサーの年だというのに、恋愛一つでこんなに気持ちに振り回されるだなんて。本当に恋って人を変えるんだなと、しみじみと思う。
(普段通りに接するんだぞ)
軽く深呼吸をしながら、自分に言い聞かせる。何か聞かれたら、オナホの他に新しく買おうと思ってと言うんだぞと頭の中でシュミレーションした。
「よし!」
意を決し、お店の中へ。最後に訪れた時にいた中村さんはおらず、静かな室内と綺麗にアダルトグッズが陳列された棚が見えた。
「いないのかな……?」
他の所にいるのかもしれない。まぁ、一人の方がゆっくり商品も見れるし? 別にがっかりだなんて思っていないし? 強がりながら、初めて来た時のように棚を順番に見ていた時だった。
「え、伊織君!?」
「こ……こんばんは」
(中村さんでも、こんなに驚くんだ)
今までは、俺の方が先に見つかっていたのに。突然俺が来たことに気付いて「え」と聞こえた声は、本当に驚いたようだった。まるで、もう二度と会えないとでも思っていたような感じで、少し笑ってしまいそうだった。だがそれも、また表情が嬉しそうなものへと変わる。
「また来てくれたんだ、嬉しいよ」
「俺も会えて嬉しいです。この前は猫の写真有難うございました。相変わらず、猫来てるんですね」
(よし、ちゃんと世間話が出来てるぞ……!)
内心、ちゃんと話せて良かったと思う。
「迷惑じゃなかった? つい、伊織君を思い出して送っちゃったんだ」
「そういえば、好きな人とどう? 進展あった?」
「え゛っ!? あ、それは……その進展は無いですね」
貴方ですよ、とまた言えるはずもない。進展はない。だって、俺が距離を取っているから。同時に久しぶりに会えて嬉しいと喜んでいる俺もいるわけで。
「ごめん、言いにくかったね。今日は何か探してるの?」
「はい。実はまた、新しくグッズを買おうかなと思って」
「ゆっくり見る?」
「いえ。買うものは決まってて。以前試したローターなんですけど……」
また最後の方は、声が小さくなった。
「ローター……」
一歩近づいた中村さんが、誰もいない店内でヒソリと囁いた。
「伊織君が、おっぱいもおちんちんも気持ち良くなったやつ?」
「……ッ!」
『ぉ゛っ♡ぉ゛~~っ♡乳首♡乳首ローターで潰れちゃ……♡』
『大丈夫。こんなに芯を持っているんだもん。潰れないよ』
脳裏に、ローターを試した時のことを思い出してしまった。身体が熱くなるのと同時に、下半身が僅かに反応するように、下着の中でピクッ♡とペニスが震えた。
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