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第四章 啼いて血を吐く魂迎鳥
第十六話 十通目の手紙㈢
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「手紙なら、玄関の郵便受けにたまってたよ」
「他人の郵便物を覗くのは感心しないが……すでに店は叉崎の手に渡っているからな」
「そー、回収するなら今のうち!」
親玉が子分を引き連れて帰っていったあとには荒れた店だけが残った。
『金蛇』の暖簾は外され、すぐに名と女将を変えた別の待合が後釜に据えられるだろう。
小さいながらも手入れが行き届いた庭、洗練された内装から、竜子が自分の店を大事にしていたのがわかる。
その店も金も置いて、いったいどこへ消えたのか。
玄関に備えつけられた郵便受けには、尋常ではない数の書簡が届いていた。
大半は叉崎一派から届いた借金の督促だ。
焦った手つきで、一枚一枚確かめていく。
「あった……!」
私が本当に探していたものは、取出口からあふれるほど積み重なった紙束の一番下にそっと埋もれていた。
娘から母への、十通目の手紙だ。
葉書の通信欄に綴られた文面はいたって簡素なものだった。
『お母さん江
十は東京招魂社。啼いて血を吐く魂迎鳥。
永かつた願掛けも、お勤めも此れで終はり。
最後にお母さんと逢へるのを楽しみにしてゐます。』
健気にも最後まで母を慕っている。
ひと目でも逢いたいその母親が、自分をふたたび売ろうとしていた現実を、本人は知っているのだろうか。
九通目にも手紙を送るのは次で終わりにすると書いていたが、今回の『最後に』は決別の意味を込めているのかもしれない。
だとしたら、もうそっとしておいてやりたいとも思う。
三年季の奉公も明日で終わる。菖蒲はもうどこへ行こうと自由だ。
私は兎田谷先生に頼んで菖蒲を捜してもらった自身の判断を、いまさら後悔していた。
銀座の文豪探偵は噂のとおり、言動に似合わず有能だった。
竜子が菖蒲に向けていたあの冷たい瞳を知っていたのに、軽率にも母娘を引き合わせるきっかけを作ってしまったのだ。
それも、助けた娘に幸せでいてほしかったという自己満足のためだ。
だとしたら菖蒲を不幸にするのは他でもない、私自身だということになる。
「──それで? いつ、どこから投函している?」
手紙を握りしめて思案に暮れていると、先生が冷静な口調で訊いてきた。
慌てて郵便日附印を確認する。
「京橋木挽町郵便局だ。すぐそこだな。日附は一月一日」
「一日? じゃあ今日届いたばかりか」
現在は一月二日の午後。
東京市内であれば翌日である今日到着していてもおかしくない。
わらべ屋一座は昨日湊稲荷にいたのだ。抜けだして投函するくらいの時間もある。
裏面をめくると、ポンチ画のような筆致で新橋芸者をのせた可愛らしい虎が描かれていた。近頃流行しているユニークな絵葉書だ。
背景には歌舞伎座。郵便局か土産屋で購入して、そのまま使用したようだ。
「なんで芸者に虎なんだ? ここは上野でも浅草でもないぞ」
「年賀用の葉書じゃないかね」
「あ。そうか。今年は寅年だったな……」
我ながらとぼけている。年越し働いていたせいで、新年の実感を失いかけていた。
絵の中にも『賀正』とはっきり書いてあった。
「取引先からの年賀状なんかは、行李に移してあったよな」
「うん。元旦の朝に届いていた郵便物は、派出所に相談に来る前に確認済だったんだね。叉崎の親分が話していた借金の返済期限は一日だから……」
「奴らのやり方なら、二日の零時になったらすぐ脅しをはじめるぞ」
「実際、俺が早朝に着いたときにはすでに何通もあった。葉書は督促状の下に埋もれていたから、動かされていないなら一日の便で届いたことになる。郵便って当日に配達されるのかな?」
「さあ。目と鼻の先だし届くんじゃないか」
普段から手紙なぞ送り合う習慣のない私に知る由もなく、いい加減な受け答えをする。
「俺が娘の居場所を知らせるため竜子さんに電話をしたのが昨晩二十時頃。そして取り立てがくる零時には店を去っていたはずだが、彼女はこの手紙を読んだと思う?」
「二十時ならもう配達時間は終わってるよな。しかし、夜逃げ前に郵便受けを確認したとは限らんだろ」
「まあ、そうか」
郵便がいつ配達されたのか、竜子が手紙を読んだのか。
兎田谷先生が気に留めているのはそういった事柄のようだが、正直なところ──私にとってはもっと重要な点があった。
日附印が押されている以上、手紙の投函日が一月一日である事実は動かないのだ。
「十件目の火災が起こったのは一日の夜明け前。どうしたって手紙の到着より先か……」
これまでの連続放火事件は、必ず手紙が届いた数日後に起こっていた。
日附印で娘の居場所が判明したら、そのあとを追って火をつけていたのではないのか?
今回、竜子は菖蒲が帝都に来ているのを知らなかった。
でなければ、わざわざ捕まる危険を犯して警察や探偵に娘を捜させる理由がない。
それなのに十件目の火災は起きてしまったことになる。
「昨日木挽町で起こった火事は連続放火事件と関係ないのか? しかし……これまでと同じで炎から子どもの声が聴こえて、その後行方不明になっている」
私が根拠にしていた法則が崩れてしまう。
一つでも食い違っていたら、残りの九つが揃っていても偶然である可能性が拭いきれなくなる。
ようやく証拠を掴めたと思っていたのに、また確信が揺らいでしまった。
「そもそも、子どもたちはどこに消えた? 親が揃いも揃って子を隠そうとしているみたいでおかしいじゃないか。この際、安否を一件ずつ確認しに行くしかないのか……」
「いったい何週間の休暇を取る気かね。俺は汽車に乗って日本縦断の旅まではついていかないよ。うちの依頼と関係ないし」
「薄情者め」
「やだ。せっかくの旅行も警察官にずっと見張られているんじゃ、羽も伸ばせやしない。烏丸と巡査殿にはさまれてお説教なんて勘弁してほしいよ」
このご時世だ。大震災の影響で家族とばらばらになったり、親戚に預けられたり、家を失って孤児になった子どもはいくらでもいる。
身売りや奉公にでて行方知れずの子もそれこそ大勢いるだろう。
私が収集できたのはせいぜい名前や当時の年齢のみ。
たったそれだけの情報から十人の子どもすべての足取りを掴むのは、先生のいうとおり、気が遠くなるほどの時間と労力が必要だった。
「先生、やっとアンタを納得させられそうだったのにな」
「俺が納得したところでねぇ。無意味じゃないかね。賞金もでないし」
「そうできれば、正解に近づくような気がしてるんだ。腕を信頼してるんだよ。言わせるな」
わかりやすく気を落とした顔をしていただろうか。
探偵はやれやれといわんばかりに肩をすくめ、木挽町の方面へ歩きだした。
「しかたないな。昨日の現場だけだったら、近いから調べてみてもいいよ。俺が必要な情報もあるかもしれないしね」
「他人の郵便物を覗くのは感心しないが……すでに店は叉崎の手に渡っているからな」
「そー、回収するなら今のうち!」
親玉が子分を引き連れて帰っていったあとには荒れた店だけが残った。
『金蛇』の暖簾は外され、すぐに名と女将を変えた別の待合が後釜に据えられるだろう。
小さいながらも手入れが行き届いた庭、洗練された内装から、竜子が自分の店を大事にしていたのがわかる。
その店も金も置いて、いったいどこへ消えたのか。
玄関に備えつけられた郵便受けには、尋常ではない数の書簡が届いていた。
大半は叉崎一派から届いた借金の督促だ。
焦った手つきで、一枚一枚確かめていく。
「あった……!」
私が本当に探していたものは、取出口からあふれるほど積み重なった紙束の一番下にそっと埋もれていた。
娘から母への、十通目の手紙だ。
葉書の通信欄に綴られた文面はいたって簡素なものだった。
『お母さん江
十は東京招魂社。啼いて血を吐く魂迎鳥。
永かつた願掛けも、お勤めも此れで終はり。
最後にお母さんと逢へるのを楽しみにしてゐます。』
健気にも最後まで母を慕っている。
ひと目でも逢いたいその母親が、自分をふたたび売ろうとしていた現実を、本人は知っているのだろうか。
九通目にも手紙を送るのは次で終わりにすると書いていたが、今回の『最後に』は決別の意味を込めているのかもしれない。
だとしたら、もうそっとしておいてやりたいとも思う。
三年季の奉公も明日で終わる。菖蒲はもうどこへ行こうと自由だ。
私は兎田谷先生に頼んで菖蒲を捜してもらった自身の判断を、いまさら後悔していた。
銀座の文豪探偵は噂のとおり、言動に似合わず有能だった。
竜子が菖蒲に向けていたあの冷たい瞳を知っていたのに、軽率にも母娘を引き合わせるきっかけを作ってしまったのだ。
それも、助けた娘に幸せでいてほしかったという自己満足のためだ。
だとしたら菖蒲を不幸にするのは他でもない、私自身だということになる。
「──それで? いつ、どこから投函している?」
手紙を握りしめて思案に暮れていると、先生が冷静な口調で訊いてきた。
慌てて郵便日附印を確認する。
「京橋木挽町郵便局だ。すぐそこだな。日附は一月一日」
「一日? じゃあ今日届いたばかりか」
現在は一月二日の午後。
東京市内であれば翌日である今日到着していてもおかしくない。
わらべ屋一座は昨日湊稲荷にいたのだ。抜けだして投函するくらいの時間もある。
裏面をめくると、ポンチ画のような筆致で新橋芸者をのせた可愛らしい虎が描かれていた。近頃流行しているユニークな絵葉書だ。
背景には歌舞伎座。郵便局か土産屋で購入して、そのまま使用したようだ。
「なんで芸者に虎なんだ? ここは上野でも浅草でもないぞ」
「年賀用の葉書じゃないかね」
「あ。そうか。今年は寅年だったな……」
我ながらとぼけている。年越し働いていたせいで、新年の実感を失いかけていた。
絵の中にも『賀正』とはっきり書いてあった。
「取引先からの年賀状なんかは、行李に移してあったよな」
「うん。元旦の朝に届いていた郵便物は、派出所に相談に来る前に確認済だったんだね。叉崎の親分が話していた借金の返済期限は一日だから……」
「奴らのやり方なら、二日の零時になったらすぐ脅しをはじめるぞ」
「実際、俺が早朝に着いたときにはすでに何通もあった。葉書は督促状の下に埋もれていたから、動かされていないなら一日の便で届いたことになる。郵便って当日に配達されるのかな?」
「さあ。目と鼻の先だし届くんじゃないか」
普段から手紙なぞ送り合う習慣のない私に知る由もなく、いい加減な受け答えをする。
「俺が娘の居場所を知らせるため竜子さんに電話をしたのが昨晩二十時頃。そして取り立てがくる零時には店を去っていたはずだが、彼女はこの手紙を読んだと思う?」
「二十時ならもう配達時間は終わってるよな。しかし、夜逃げ前に郵便受けを確認したとは限らんだろ」
「まあ、そうか」
郵便がいつ配達されたのか、竜子が手紙を読んだのか。
兎田谷先生が気に留めているのはそういった事柄のようだが、正直なところ──私にとってはもっと重要な点があった。
日附印が押されている以上、手紙の投函日が一月一日である事実は動かないのだ。
「十件目の火災が起こったのは一日の夜明け前。どうしたって手紙の到着より先か……」
これまでの連続放火事件は、必ず手紙が届いた数日後に起こっていた。
日附印で娘の居場所が判明したら、そのあとを追って火をつけていたのではないのか?
今回、竜子は菖蒲が帝都に来ているのを知らなかった。
でなければ、わざわざ捕まる危険を犯して警察や探偵に娘を捜させる理由がない。
それなのに十件目の火災は起きてしまったことになる。
「昨日木挽町で起こった火事は連続放火事件と関係ないのか? しかし……これまでと同じで炎から子どもの声が聴こえて、その後行方不明になっている」
私が根拠にしていた法則が崩れてしまう。
一つでも食い違っていたら、残りの九つが揃っていても偶然である可能性が拭いきれなくなる。
ようやく証拠を掴めたと思っていたのに、また確信が揺らいでしまった。
「そもそも、子どもたちはどこに消えた? 親が揃いも揃って子を隠そうとしているみたいでおかしいじゃないか。この際、安否を一件ずつ確認しに行くしかないのか……」
「いったい何週間の休暇を取る気かね。俺は汽車に乗って日本縦断の旅まではついていかないよ。うちの依頼と関係ないし」
「薄情者め」
「やだ。せっかくの旅行も警察官にずっと見張られているんじゃ、羽も伸ばせやしない。烏丸と巡査殿にはさまれてお説教なんて勘弁してほしいよ」
このご時世だ。大震災の影響で家族とばらばらになったり、親戚に預けられたり、家を失って孤児になった子どもはいくらでもいる。
身売りや奉公にでて行方知れずの子もそれこそ大勢いるだろう。
私が収集できたのはせいぜい名前や当時の年齢のみ。
たったそれだけの情報から十人の子どもすべての足取りを掴むのは、先生のいうとおり、気が遠くなるほどの時間と労力が必要だった。
「先生、やっとアンタを納得させられそうだったのにな」
「俺が納得したところでねぇ。無意味じゃないかね。賞金もでないし」
「そうできれば、正解に近づくような気がしてるんだ。腕を信頼してるんだよ。言わせるな」
わかりやすく気を落とした顔をしていただろうか。
探偵はやれやれといわんばかりに肩をすくめ、木挽町の方面へ歩きだした。
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