16 / 19
推しからのチョコ
しおりを挟む
攻略対象者である、シオン王子、アベル、オスカーの三人と悪役令嬢のローズ。
うんうん、一体全体なんで私の屋敷に集るのかなあ!?
「とりあえず、モブ男様はこちらの椅子に座って下さい。私メイドと一緒に蜂蜜漬けの果物を作ってみたんです!」
「そうなんだ。……僕だけここに座るのかな?」
モブ男様用の特別の椅子と義弟のオスカーと私の分しか用意していなかった。
「シオン王子と私のような高貴な者が来たというのに、準備をしてないの!?シオン王子、もう私達は帰りましょう?」
「え、やだよ。俺はここに残る」
「ホラ!私達も残るわ!」
…ローズよ。お前さんだけでも早く帰って欲しいわ。忙しい子だなあ。今更椅子を持ってくるの、別にいいけど、この騒しいままお茶会嫌だしどうしようか考えていた時、モブ男様はスッとテーブルクロスを掴み、見事なテーブルクロス引きだった!お茶菓子や花瓶などおちてない!
ヤバい!写メ!いや、無いんだった!何この特技。せっせと無言のまま、近くの庭にクロスを敷いて手招きをするモブ男様。
何あれ、尊い。
「天気も良いですし、ピクニック気分もどうですか?」
そうモブ男様はシオン王子達に提案をした。
「うーん?まあ、いっか。俺一番乗り!」
「あ!な、なら私はシオン様の隣りですわ!」
「あはは!何これ庶民とかこういうの流行ってるの?悪くないよねえ」
「えっと、姉上がよければ僕はどちらでも」
いや、みんなそう座って、私も座ろうとした時モブ男様は私の手を掴む。
「手手手手手手手手手手手手手手手!モブ男様!て、手、ててて手を握り飯的な握りのあわわわわ」
いや、何私パニックしているのよ!?冷静に!もう手は洗わないでおきましょう!よし!
モブ男様と私は予定通りの椅子に座る。あれ?あれれ?
「あ、あの、モブ男様!私モブ男様にチョコレートを作ってきました!」
「偶然だね。僕もだよ。ハイこれ」
うひゃあああ!モブ男様からのチョコレート!素敵!家宝にしなきゃ!
「……一応言うけど、食べてね?生チョコレートだし」
「う、は、はい!あ。そうだ、まあ、シオン様達にもあげますわ。私が作ったチョコレート」
私はそっとみんなにあげると、シオン王子は固まっていた。ローズ嬢なんてなんか叫んでいた。
アベルはお腹を抱えて笑い、オスカーは「何故これを出したんです!?」と怒っていた。
スカーレットはモブ男からのチョコレートに浮かれており、騒しいなか、モブ男だけ優雅に椅子に座ってミルクティーを飲むのをシオン王子は気に食わなかったのかモブ男に文句を言っていた。
「お、おい!俺は王子だぞ!なんでお前は椅子に座って呑気に美味しいお菓子と飲み物飲んでるだよ!?俺達なんて地べたで、なんかうん○みたいな謎のもの出されたんだぞ!?」
そう涙目になるシオン王子を見て、ハンと鼻で笑ったモブ男にシオン王子は詐欺だと叫んでいた。
「うへへ。モブ男様からのチョコレート。勿体ないわ!」
騒しいお茶会中、義弟オスカーだけは胃が痛いと嘆いていた。
うんうん、一体全体なんで私の屋敷に集るのかなあ!?
「とりあえず、モブ男様はこちらの椅子に座って下さい。私メイドと一緒に蜂蜜漬けの果物を作ってみたんです!」
「そうなんだ。……僕だけここに座るのかな?」
モブ男様用の特別の椅子と義弟のオスカーと私の分しか用意していなかった。
「シオン王子と私のような高貴な者が来たというのに、準備をしてないの!?シオン王子、もう私達は帰りましょう?」
「え、やだよ。俺はここに残る」
「ホラ!私達も残るわ!」
…ローズよ。お前さんだけでも早く帰って欲しいわ。忙しい子だなあ。今更椅子を持ってくるの、別にいいけど、この騒しいままお茶会嫌だしどうしようか考えていた時、モブ男様はスッとテーブルクロスを掴み、見事なテーブルクロス引きだった!お茶菓子や花瓶などおちてない!
ヤバい!写メ!いや、無いんだった!何この特技。せっせと無言のまま、近くの庭にクロスを敷いて手招きをするモブ男様。
何あれ、尊い。
「天気も良いですし、ピクニック気分もどうですか?」
そうモブ男様はシオン王子達に提案をした。
「うーん?まあ、いっか。俺一番乗り!」
「あ!な、なら私はシオン様の隣りですわ!」
「あはは!何これ庶民とかこういうの流行ってるの?悪くないよねえ」
「えっと、姉上がよければ僕はどちらでも」
いや、みんなそう座って、私も座ろうとした時モブ男様は私の手を掴む。
「手手手手手手手手手手手手手手手!モブ男様!て、手、ててて手を握り飯的な握りのあわわわわ」
いや、何私パニックしているのよ!?冷静に!もう手は洗わないでおきましょう!よし!
モブ男様と私は予定通りの椅子に座る。あれ?あれれ?
「あ、あの、モブ男様!私モブ男様にチョコレートを作ってきました!」
「偶然だね。僕もだよ。ハイこれ」
うひゃあああ!モブ男様からのチョコレート!素敵!家宝にしなきゃ!
「……一応言うけど、食べてね?生チョコレートだし」
「う、は、はい!あ。そうだ、まあ、シオン様達にもあげますわ。私が作ったチョコレート」
私はそっとみんなにあげると、シオン王子は固まっていた。ローズ嬢なんてなんか叫んでいた。
アベルはお腹を抱えて笑い、オスカーは「何故これを出したんです!?」と怒っていた。
スカーレットはモブ男からのチョコレートに浮かれており、騒しいなか、モブ男だけ優雅に椅子に座ってミルクティーを飲むのをシオン王子は気に食わなかったのかモブ男に文句を言っていた。
「お、おい!俺は王子だぞ!なんでお前は椅子に座って呑気に美味しいお菓子と飲み物飲んでるだよ!?俺達なんて地べたで、なんかうん○みたいな謎のもの出されたんだぞ!?」
そう涙目になるシオン王子を見て、ハンと鼻で笑ったモブ男にシオン王子は詐欺だと叫んでいた。
「うへへ。モブ男様からのチョコレート。勿体ないわ!」
騒しいお茶会中、義弟オスカーだけは胃が痛いと嘆いていた。
応援ありがとうございます!
22
お気に入りに追加
386
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる