【完結】長男は悪役で次男はヒーローで、私はへっぽこ姫だけど死亡フラグは折って頑張ります!

くま

文字の大きさ
23 / 180
へっぽこ姫の仲良し作戦③三章 オドントクロッサム国編

アルバムの記憶の中①

しおりを挟む
今日は驚いた事と嬉しい事が起こりました!それは…ガーネット兄様が…!ガーネット兄様が少しだけ立てるようになりました!!

「ガーネ兄たま!たった!」

車椅子から少し離れ、まだプルプルとした生まれた小鹿さん状態だけどガーネット兄様は立てる事ができた。
あの某アニメ、ハイ◯の気持ちが今ならわかる!!嬉しいよ!立ったよ!またガーネット兄様と手を繋いでお散歩も近いかも!

「瀕死状態から一ヶ月ちょっと過ぎしか経ってないのに凄いね」

とかいいながら、少し嬉しそうに話すハウライト兄様。
ガーネット兄様汗を垂らしながら、ふぅとまた車椅子に座った。

「…まだまだだな」

「ガーネ兄たま!すごいよ!エメうれしー!」

ガーネット兄様は頰を赤らめながら私の頭を撫でてくれた。今日は珍しく三人兄妹のみ一緒に過ごしてます!!ハウライト兄様がガーネット兄様の車椅子をおしてるのがガーネット兄様は気に入らないみたいでやや不機嫌気味だけどね。でも更に仲良くなれればよいと思い、思い切って今日はガーネット兄様とハウライト兄様と遊びたいとおねだりしてみた。

三人で長い廊下を歩いていると、ガーネット兄様が重い口調で

「………まだ…見ていないだろう」

ん?何が?ハウライト兄様も私はお互い見つめて首を傾げると

「…母上の顔だ」

あ、たしかに私とハウライト兄様はママの顔……知らないわ!!!ハウライト兄様は少し戸惑いながら
「……絵姿があるの?」

「…あぁ。そこの部屋に入れ」

ガーネット兄様が案内したのは以前に入った事のある薔薇の香りがする部屋…そこはママの部屋だとガーネット兄様は説明する。ハウライト兄様は初めて入る部屋に少し緊張してるみたい!私は、うん、以前ベッドの下に隠れてたけどね!

部屋へ入り、更に隣に小さな書斎部屋があった。綺麗な便箋やら、香水に白い机と椅子があり、本が沢山並んであった。

「これ…本?というかアルバム?」

ハウライト兄様が本棚にある一冊のアルバムを取り出した。パラパラとめくると、写真ではないがリアルな絵姿が何枚もあった。どうやらパパとママの二人の絵姿が沢山あった。学生の頃っぽいなあ、何故かレピさんが真ん中でママが左、パパが横を向いてるものばかりな気がする!


「へへ、ママの髪はきんぱちだね!ハウアイト兄たまいっしょ!」

「うん、でも髪色は違うけど顔のパーツはエメラルドの方が母上似だね」

ハウライト兄様はまた別なアルバムを見つけて取り出す。

「…あ…これ僕とガーネット?」

「エメもみたい!」

ハウライト兄様に見せてもらうと、そこにはママと生まれたばかりのガーネット兄様とハウライト兄様の絵姿があった。とても…幸せそうよ!!ハウライト兄様は凄く嬉しそうに見てる!ガーネット兄様はわざわざ見せようとしてくれたのかな?

「ガーネットありがとう」

「……貴様に礼など言われたくない」

「…君さ、ここは素直にどういたしましてと言うべきだよ?」

え、なんでまた二人喧嘩始まろうとしてるのさ!?やめよう!ホッコリとアルバム一緒に見よう!!

そう二人が話している時、下の本棚のほうを見ると
《㊙︎ピーターの笑える思い出!一回のみだから注意!》と書かれてあるアルバムがあった。

そっと手にして見ると後ろにいたガーネット兄様は
「レピドライトの字だな…?」

「たしかにこの達筆…レピドライトさんの字だね。しかもこれ微妙に魔力感じるんだけど…?一回ってなんだろ」

へー?なんだろう?レピさんがまとめたアルバムかなんかかな??

ペラッと私はアルバムを開いた瞬間


ピカ!!
と眩しい光が放った。

「「エメラルド!!」」

ガーネット兄様とハウライト兄様は私をそう呼び叫んだ。


………?

ん?

何も起きない?眩しいだけ??そっと目を開けた瞬間、ハウライト兄様がいて私を見てホッとした顔をしていた。

「エメラルド、よかった。大丈夫?」

「うん!大丈夫!ハウアイト兄たまとガーネ兄たまは…」

ってえ!?ガーネット兄様が腕を組みながら普通に立ってる!!

「え?ガーネ兄たま!!プルプルぢゃあない!」

ガーネット兄様は自分の足を動かし、周りを見て状況判断をしていた。

「……どうやら私達は魔力で作られたアルバムの記憶の中に入ったみたいだな。その影響か…」

へ?アルバムの中!!?どーいうこと!?周りを見渡すと知らない建物の庭先に私達はいた。

ガーネット兄様は
「我が国のダイヤモンド学園の高等部のようだな。少し見た目が古い感じはするが…」

「アルバムが記憶している中みたいだね。いつ出れるかな」

「エメ達はアルバムのなかー?おやつの時間、まにあうかなあ?」

そう話していたら

「あら?可愛い迷子さん達ね?」

透き通るような優しい声の方へ振り向くと、金髪で腰まで長く、瞳は緑色で紺色の制服を着ていた女性……

「「「………」」」

「ビックリさせちゃったかしら?あ、私の好きなキノコたべる?キノコ菓子よ」

私達は固まってしまった。だって…この綺麗な人……
さっき絵姿で見ました!ばっちり見ました!!

私達の学生の頃のママだ!!!


ガーネットとハウライトはポカンとしながら…お互い見て溜息をしながら
「「なるほど、確かにレピドライトの作ったアルバムか…」」

そう呟いた。







「ヘクシュン!」

「…レピドライト、おまえがくしゃみなど珍しいな」

「なんでしょうね?誰かが完璧な私の事を噂してるのでしょうかね」





しおりを挟む
感想 419

あなたにおすすめの小説

完結 辺境伯様に嫁いで半年、完全に忘れられているようです   

ヴァンドール
恋愛
実家でも忘れられた存在で 嫁いだ辺境伯様にも離れに追いやられ、それすら 忘れ去られて早、半年が過ぎました。

【短編】婚約破棄?「喜んで!」食い気味に答えたら陛下に泣きつかれたけど、知らんがな

みねバイヤーン
恋愛
「タリーシャ・オーデリンド、そなたとの婚約を破棄す」「喜んで!」 タリーシャが食い気味で答えると、あと一歩で間に合わなかった陛下が、会場の入口で「ああー」と言いながら膝から崩れ落ちた。田舎領地で育ったタリーシャ子爵令嬢が、ヴィシャール第一王子殿下の婚約者に決まったとき、王国は揺れた。王子は荒ぶった。あんな少年のように色気のない体の女はいやだと。タリーシャは密かに陛下と約束を交わした。卒業式までに王子が婚約破棄を望めば、婚約は白紙に戻すと。田舎でのびのび暮らしたいタリーシャと、タリーシャをどうしても王妃にしたい陛下との熾烈を極めた攻防が始まる。

処刑前夜に逃亡した悪役令嬢、五年後に氷の公爵様に捕まる〜冷徹旦那様が溺愛パパに豹変しましたが私の抱いている赤ちゃん実は人生2周目です〜

放浪人
恋愛
「処刑されるなんて真っ平ごめんです!」 無実の罪で投獄された悪役令嬢レティシア(中身は元社畜のアラサー日本人)は、処刑前夜、お腹の子供と共に脱獄し、辺境の田舎村へ逃亡した。 それから五年。薬師として穏やかに暮らしていた彼女のもとに、かつて自分を冷遇し、処刑を命じた夫――「氷の公爵」アレクセイが現れる。 殺される!と震えるレティシアだったが、再会した彼は地面に頭を擦り付け、まさかの溺愛キャラに豹変していて!? 「愛しているレティシア! 二度と離さない!」 「(顔が怖いです公爵様……!)」 不器用すぎて顔が怖い旦那様の暴走する溺愛。 そして、二人の息子であるシオン(1歳)は、実は前世で魔王を倒した「英雄」の生まれ変わりだった! 「パパとママは僕が守る(物理)」 最強の赤ちゃんが裏で暗躍し、聖女(自称)の陰謀も、帝国の侵略も、古代兵器も、ガラガラ一振りで粉砕していく。

大根令嬢の雑学無双、王弟殿下を添えて。~ 前世を思い出したので、許婚をほったらかして人助けしまくります!!

古森真朝
恋愛
気弱な伯爵令嬢のカレンは、自分勝手な婚約者レナートに振り回されていた。耐え続けていたある日、舞踏会で何者かに突き飛ばされ、階段から落ちてしまう。 その傷が元で儚く……なるかと思いきや。衝撃で前世を思い出したカレンは一転、かの『ド根性大根』みたいな超・ポジティブ人間になっていた。 『モラハラ婚約者の思惑なんぞ知るか!! 今度こそ好きなことやって、目いっぱい幸せに長生きするんだから!!!』 昔ひたすら読書に耽って身に着けた『雑学』を武器に、うっかり採れ過ぎた作物や、開墾しようとすると不幸に見舞われる土地、不治の病にかかった王族、等々の問題をどんどん解決。 領地の内外で心強い友人が出来たり、いつの間にかものすごく有名になっていたり、何かと協力してくれる王弟ヴィクトルから好意を寄せられたり(注:気付いてない)する中、温かい家族と共に仕事に励んでいく。 一方、前世から因縁のある人々もまた、こちらに転生していて――

私の息子を“愛人の子の下”にすると言った夫へ──その瞬間、正妻の役目は終わりました

放浪人
恋愛
政略結婚で伯爵家に嫁いだ侯爵令嬢リディアは、愛のない夫婦関係を「正妻の務め」と割り切り、赤字だらけの領地を立て直してきた。帳簿を整え、税の徴収を正し、交易路を広げ、収穫が不安定な年には備蓄を回す――伯爵家の体裁を保ってきたのは、いつも彼女の実務だった。 だがある日、夫オスヴァルドが屋敷に連れ帰ったのは“幼馴染”の女とその息子。 「彼女は可哀想なんだ」 「この子を跡取りにする」 そして人前で、平然と言い放つ。 ――「君の息子は、愛人の子の“下”で学べばいい」 その瞬間、リディアの中で何かが静かに終わった。怒鳴らない。泣かない。微笑みすら崩さない。 「承知しました。では――正妻の役目は終わりましたね」

貴族令嬢、転生十秒で家出します。目指せ、おひとり様スローライフ

ファンタジー
第18回ファンタジー小説大賞にて奨励賞を頂きました。ありがとうございます! 貴族令嬢に転生したリルは、前世の記憶に混乱しつつも今世で恵まれていない環境なことに気が付き、突発で家出してしまう。 前世の社畜生活で疲れていたため、山奥で魔法の才能を生かしスローライフを目指すことにした。しかししょっぱなから魔物に襲われ、元王宮魔法士と出会ったり、はては皇子までやってきてと、なんだかスローライフとは違う毎日で……?

物置部屋に追いやられた伯爵令嬢ですが、公爵様に見初められて人生逆転しました〜妹の引き立て役だったのに、今では社交界の花と呼ばれています〜

丸顔ちゃん。
恋愛
伯爵家の令嬢セレナは、実母の死後、継母と義妹に虐げられて育った。 与えられた部屋は使用人以下の物置、食事は残飯、服はボロ。 専属侍女も与えられず、家の運営や帳簿管理まで押し付けられ、 失敗すれば鞭打ち――それが彼女の日常だった。 そんなある日、世間体のためだけに同行させられた夜会で、 セレナは公爵家の跡取りレオンと出会う。 「あなたの瞳は、こんな場所に閉じ込めていいものではない」 彼はセレナの知性と静かな強さに一瞬で心を奪われ、 彼女の境遇を知ると激怒し、家族の前で堂々と求婚する。 嫁ぎ先の公爵家で、セレナは初めて“人として扱われ”、 広い部屋、美味しい食事、優しい侍女たちに囲まれ、 独学で身につけた知識を活かして家の運営でも大活躍。 栄養と愛情を取り戻したセレナは、 誰もが振り返るほどの美しさを開花させ、 社交界で注目される存在となる。 一方、セレナを失った伯爵家は、 彼女の能力なしでは立ち行かず、 ゆっくりと没落していくのだった――。 虐げられた令嬢が、公爵の愛と自分の才能で幸せを掴む逆転物語。

【完結】捨てられた双子のセカンドライフ

mazecco
ファンタジー
【第14回ファンタジー小説大賞 奨励賞受賞作】 王家の血を引きながらも、不吉の象徴とされる双子に生まれてしまったアーサーとモニカ。 父王から疎まれ、幼くして森に捨てられた二人だったが、身体能力が高いアーサーと魔法に適性のあるモニカは、力を合わせて厳しい環境を生き延びる。 やがて成長した二人は森を出て街で生活することを決意。 これはしあわせな第二の人生を送りたいと夢見た双子の物語。 冒険あり商売あり。 さまざまなことに挑戦しながら双子が日常生活?を楽しみます。 (話の流れは基本まったりしてますが、内容がハードな時もあります)

処理中です...
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
番外編を閲覧することが出来ません。
過去1ヶ月以内にレジーナの小説・漫画を1話以上レンタルしている と、レジーナのすべての番外編を読むことができます。

このユーザをミュートしますか?

※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。