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へっぽこ姫の仲良し作戦③三章 オドントクロッサム国編
へっぽこコンビは怒る
しおりを挟むえ、なんなの…ちょっとまって何、この空気。というか、さっき兄様達リビアに向けて攻撃してたよね!?なんで?!
「おや、城内に変な輩がいたのでお仕置きしてましたが…なるほど。モルガの仕業ですね」
何処からかレピさんとパパがやってきた。そんな二人に待ってましたと笑顔でプリちゃんのパパは笑った。
「あはは、レピちゃん、ピーター遅かったなー?」
「ブバルディア王…貴方知ってる感じの顔ですね」
「いや、知ったのは昨日の夜。綺麗なお姉さんがこいつらの仲間だったから口説いてたら教えてくれた」
「……その顔の傷はどうした。敵にやられたのか?」
「ピーター、これは愛する奥さんからの洗礼さ!」
そんなブバルディアに呆れた顔をするピーターとレピドライトだった。
「パパ!レピさん!」
パパは私の頭を撫でながらリビアの方に顔を向けて、パパとレピさんはプリちゃんのパパの隣に立っていた。
三人の禍々しいオーラにみんな立つのに精一杯なのに、ごく一部のへっぽこ組は何も感じないのか、急に走りリビアの前に立った。
「ちがーよ!プリちゃんのパパ!ちがーよ!リビアはね、エメ達をたすけてくれたんだよ!」
「おとーたま!このこいい子だよ!バキャーってやっつけてくれたよ!」
そんなエメラルドとプリムラの二人にレピドライトは
「おや、姫様達は…私達三人の魔力の殺気を感じないのですかね」と少し関心していた。
「エメラルド…お前にきちんと説明はしないとずっと思っていたが…そいつは反逆者軍、モルガの息子。我々の敵だ」
パパは静かに説明をした。モルガは聖教会達を束ねている反逆者軍のトップ。この世界を一つ?にする為、今世界中の国を次々と攻め滅ぼしている悪い人達だと。
「でも!でも!リビアはかんけーないよ!」
「エメラルド姫様…その国を攻め滅ぼしているのは神の子と呼ばれてるたった一人の少年の仕業です。………姫様が庇われてる、そこにいるリビアングラスですよ」
レピさんはリビアをジロッと睨んでいた。
私はリビアの方を見たらリビアは真っ直ぐ私の方を見つめ返した。何も言い訳せず、ただ黙ってそのまま俯いた。
プリちゃんは突然大声で
「こあー!!!みーんーなー!イジめちゃ!メッ!!!エメとぼくをたすけてくれたあんだよ!!いいこだよ!イジめるならぼく、こあいよ!?ハーって手握ってペシ!ってするよ!?このくちゅ、またなげうよ!」
そんなプリちゃんにブバルディアは慌てて
「いや、プリムラとにかく、こっちへこい。危ないから、な?」
「イジめる、おとーたま!僕ちらい!」
ブバルディアはその言葉に固まってしまった。
「エメラルド…私の話を聞いて…」
「パパも、リビアをイジめるの!?レピさんもお仕置きしちゃうの!?」
「え、いや、姫様?私達はただ…」
エメラルドとプリムラはキッと三人を睨んで
「「おともらち、イジめる、パパたち、ちらい!!」」
大の男三人はその言葉を聞いて固まってしまう。
「「「……は、反抗期…」」」
リビアは
「……配下達は全員やられてしまったようだから…僕はもう帰らせてもらうよ。ピーター国王、帰らせてもらう代わりに一つ、教えてあげる」
「……何をだ?」
リビアはパパ達の後ろにいるガーネット兄様達をキョロキョロとみながら首を傾げる。
「…ガーネットって子はどこ?」
ガーネット兄様は車椅子を動かしリビアを睨みながら前にでた。
「……私だ…」
「…そう……君の右眼時々痛いでしょ?」
ガーネット兄様は少し目を見開き、
「……どういうことだ」
「…君の右眼にはある種が撒かれている。自我が無くなり闇の力を得ようとするだろうね」
ガーネット兄様の隣にいたハウライト兄様は
「…それ…一体どういうこと?ガーネットの自我がなくなるって…君ふざけた事いうと…」
「……ふざけてないよ。忠告しただけ、右眼を治すには僕にはわからないけど……僕の父モルガは何か企んではいる」
え?種ってなに?ガーネット兄様闇の力を得ようとするって…小説での原作でもガーネット兄様は闇の力に魅了し得たんだよね?それに関係…してるのかな??頭が混乱してきた!どーいうこと!?
ピーターは
「……お前は……モルガの元へ戻るべきでない気がするがな…」
そんなピーターにリビアは冷めた目で
「…同情とかいらないよ」
私とプリちゃんはリビアの方振り向いたら、リビアはプリちゃんに
「君にお願いがあるんだ…ターボンを…お友達としてお願いしていいかな?」
「うん!いーよ!リビアくんもここ、いていーよ!」
プリちゃんの笑顔に釣られてリビアは笑った。
「……魔力のない王子だけど…君はとても勇敢で強い王子様だね」
「えへへへ!」
リビアは私の方を見つめて、
「…エメ…ごめんね。ありがとう」
「え、あ!まっ…リビア!」
そうリビアは言い、花びらと共に消えた。
またちゃんと、話できなかった。あんなに悲しそうな目をしていたのに…
隣にいたプリちゃんは私の頭を優しく撫でてくれた。
「またね、あえうよ?いーこしてたら、あえうよ!」
「…うん!」
その後仮面舞踏会の会場に私達は戻り、何事もなかったかのように無事仮面舞踏会は終わった。パパとレピさんは生け捕りにした、モルガの配下達はプリちゃんのパパが事情聴取をするとのこと。ターボンもその一人だったけれど、プリちゃんと私を助けてくれたので、特に罰はないがモルガについて色々話をしなければならないらしい。
「え、オオラ、プリ様の…この国にいでいーんすが!?」
「まーウチの、息子があんたを気にいってるからなー。まあ!なんとかなるだろ!」
と、ターボンの身柄はとりあえずオドントクロッサム国が引き取るとのことになった。
次の日私達は自分の国へ帰る為、馬車に乗りはじめる。
プリちゃん一家とお友達になったターボンも見送りにきてくれてた。
「プリちゃん!またね!」
「うん!エメまたね!」
エメラルドとプリムラがキャキャと手を合わせ、はしゃぐ中、ターボンはジッとハウライトを見ていた。ハウライトはそんな視線に気づいたのか
「…えっと…何?」
ターボンは慌てて
「い、いや!すまねぇです!ぎもちわるがったべよな!」
「いや、いいけど、僕の顔に何かついてる?」
「…や、あの、オオオラ、一度ルビーのペンダントロケット拾っだごどあって…その…」
ハウライトはルビーという名前を聞いてピクッと眉毛を動かして笑顔でターボンに対応をした。
「ねぇ、それ…手作りの緑色のペンダント?」
「ん、んだんだ!そのペンダントの中、おめさんの絵姿が入っでだんだ!」
「……へぇ…そう…まだ持ってたんだ」
レピドライトは
「さあさあ!皆様!もう出発ですよ!」
そう仕切り直して、私達はオドントクロッサム国を後にした。パパは私を抱っこしながら、外を眺めていた。
「パパ」
「…どうした」
「んとね、昨日、パパのこと、ちらい!って言って…ごめんたい」
昨日、パパの事嫌い!だなんて本心じゃないのに、言ってしまったから…傷ついたらどうしようか気にしていたんだよね。パパは相変わらず無表情のまま
「…気にしていない…疲れただろう。少し寝たほうが良い」
「あいっ!」
私はパパの温かい腕に包まれながら、深い眠りについた。
プリちゃんとまた楽しいダンス踊りたいな!
その時は、リビアも一緒にいたらもっと嬉しいなぁ。
パパもガーネット兄様とハウライト兄様とも一緒に並んで、みんな仲良しなれるといいなあ…。
レピドライトは眠っているエメラルドを見つめながら
「今回の一番強い方は、エメラルド姫とプリムラ王子でしたね!」
「……そうだな」
そう眠っているエメラルドの頭を撫でて呟くピーターだった。
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