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へっぽこ姫の仲良し作戦⑧ 八章 家族編
ヒロイン覚醒!
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家族と呼べるのは愛するカヨとみどりだけだ。そうに違いない。ずっと一人で生きていた私に家族を作ってくれた…大事な大事な人達。守るべき存在であり、早く会いたくてしょうがなかった。
……死んでいるなんて認めたくなかった。
幸せだったのに、何故こうもたやすく消えてしまう?私は何も悪事などしていない。
私があの世界へ戻る事が出来れば、あの二人がお帰りなさいと笑って迎えにきてくれると思っていた…。間違いなどない、正しい選択をしているはずなのに……私に弓を向けていた、あの金髪の小さな姫を見て何か心の奥が揺らいでしまった。
それでも……会いたかったんだ。もう一度。
妻に…娘に…とても会いたかったんだ。
真っ暗な暗闇の中、暖かくて光り輝く小さな優しい手が差し伸べてきた。
もしかして……みどりか?あぁ……ようやく会えた。抱きしめてあげることができる。
「…っ…えっ!」
元の世界に帰れるだろうか。もうこの肉体は無くなるだろうな……
「父上!!!!」
「……リビ…ア…グラス…」
モルガの全身は真っ黒の状態で既に足は灰となり、意識が無くなるのも時間の問題だった。それでもリビアングラスは父モルガのそばへ行き泣いていた。
「父上!!行かないで下さいっ!…そうだ……エメに…マシュマロのお菓子を貰いました。…美味しいお菓子を一緒に……父上と母上と…三人で」
「……モルガ様!先に死ぬなんて……妻と息子を置いていくのですか?!身勝手です!貴方は!人を傷つけて…沢山の罪だけを残すなんて……!」
「私のそばにいたのは…お前達だったか…」
「父上!!大丈夫です…!ガーネット王子やピーター国王も闇の力に勝ったのですから…父上だって……」
「………アイツらは規格外だ…」
「父上……一緒に…罪を償いましょう…僕達家族三人で一緒に罪を償い続けましょう…」
「……………」
「……父…上?」
モルガは何故か黙まりこみ、ジッとリビアングラスを見つめた。もう灰だらけの真っ黒な手をゆっくり動かしながら、リビアの頰を初めて…そっと触れた。
リビアングラスの目を見ていたモルガは、困ったような顔をしていた。それに気づいたリビアングラスは複雑な気持ちだった。それでも、優しい手つきで自分の頰を触ってくれていた事に嬉しくも感じていた。
「父…う…」
そうもう一度モルガを呼ぼうとした時、一瞬で……灰となって散ってしまった。
リビアングラスは灰を握りしめながら
「………結局…僕は…父上の子と認められなかったのかな……」
「リビ……あの人は可哀想で…愚かな人だったの…」
リビアングラスの母はギュッと息子を抱きしめた。
少し離れていたところに、真っ黒な状態のエメラルドにみんなかけつけていた。
「姫様!」
「「エメラルド!!!」」
「エメ!くそ!エメまで、真っ黒な状態じゃねーか!おい!起きて返事をしろ!」
「姫様!マシュマロ沢山ありますよー!!だから起きて下さい!」
「キャン!」
「ニャッ」
「マシューとクロ!おかえり!」
プリムラはクロとマシューの頭を撫でて、倒れているエメラルドの様子を伺った。
「……エメ…」
真っ黒な状態のエメラルドの姿をガーネットとハウライトは起こそうとした時、そばにいたピーター国王はエメラルドに触れて固まった。
「おや、ピーター国王どうされました?目が見えないのに貴方はとりあえず…」
「……してない」
「はい?」
「………息…が…してない……」
ピーター国王の一言で皆言葉を失った。
「……そ、そんなのありえません!!!姫様が!そんな事絶対!」
「……オーロラ嬢落ちついて!」
「ハウライト王子!手を離して下さい!!…私…私は姫様と出会えて…自分に自信が持てました。目標もできました……お姉様と和解できたのも……うっ……姫様のおかげで……」
ポロポロと泣いているオーロラ嬢にハウライトは優しく頭を撫でながら
「…………君だけじゃない…僕も…僕達、家族もエメラルドに助けられてたよ…エメラルドが…いなかったら…ガーネットと…父上とも和解出来なかった…」
そう涙ぐむハウライトにガーネットはただ、黙って俯いたままでピーター国王は放心状態だった。
「…姫様は…っ…一番誰よりも強い方です…こんなところで…」
ユーディアライトは悔しいと地面に向かって叩き、そんなユーディアライトをレピドライトは止めていた。ブラッドは剣を投げつけて
「…俺……全然…守れてねーじゃん…一番……守りたい奴なのにっ…好きな女守れてねー…な…んで、、くそっ!!バカやろう…!!」
ハナナ女王は
「………なんとも…小さき命が……消えておる…エメラルドや…」
またもやシンと静かになった時
「エメは死んでないよ!」
バッと皆プリムラの方を見た。
「…死んでなんかない!!エメまだここに沢山あるマシュマロのお菓子食べてないし、だから大丈夫だよ!」
自信満々にニッコリ笑うプリムラに、一同「確かに」と妙な納得をした。
そんなプリムラにオーロラは笑った後、倒れているエメラルドの方へ駆け寄り、小さな黒くなった手をギュッと強く握りしめた。
目を瞑ったままのエメラルドを見つめながら涙を流し
「……姫様…!私…姫様を失うなんて…嫌です!!大好きな姫様なんです!だからっ…!早く目を覚まして下さい!!!」
そう叫んだ瞬間オーロラの手から沢山の白い光りが放った。
その光りを見たレピドライトは
「……これは…ローズ王妃以上の……聖女の力ですね…」
「あぁ…たしかにこんな光りの魔力…目が見えずともわかる…」
オーロラの並外れた癒しの力が国全体包みこみ、怪我をしていた兵達を次々と治していった。
「……姫様!」
エメラルドの手をギュッと握りしめながら、強く願うオーロラの姿が聖女そのものに見えていた。
……死んでいるなんて認めたくなかった。
幸せだったのに、何故こうもたやすく消えてしまう?私は何も悪事などしていない。
私があの世界へ戻る事が出来れば、あの二人がお帰りなさいと笑って迎えにきてくれると思っていた…。間違いなどない、正しい選択をしているはずなのに……私に弓を向けていた、あの金髪の小さな姫を見て何か心の奥が揺らいでしまった。
それでも……会いたかったんだ。もう一度。
妻に…娘に…とても会いたかったんだ。
真っ暗な暗闇の中、暖かくて光り輝く小さな優しい手が差し伸べてきた。
もしかして……みどりか?あぁ……ようやく会えた。抱きしめてあげることができる。
「…っ…えっ!」
元の世界に帰れるだろうか。もうこの肉体は無くなるだろうな……
「父上!!!!」
「……リビ…ア…グラス…」
モルガの全身は真っ黒の状態で既に足は灰となり、意識が無くなるのも時間の問題だった。それでもリビアングラスは父モルガのそばへ行き泣いていた。
「父上!!行かないで下さいっ!…そうだ……エメに…マシュマロのお菓子を貰いました。…美味しいお菓子を一緒に……父上と母上と…三人で」
「……モルガ様!先に死ぬなんて……妻と息子を置いていくのですか?!身勝手です!貴方は!人を傷つけて…沢山の罪だけを残すなんて……!」
「私のそばにいたのは…お前達だったか…」
「父上!!大丈夫です…!ガーネット王子やピーター国王も闇の力に勝ったのですから…父上だって……」
「………アイツらは規格外だ…」
「父上……一緒に…罪を償いましょう…僕達家族三人で一緒に罪を償い続けましょう…」
「……………」
「……父…上?」
モルガは何故か黙まりこみ、ジッとリビアングラスを見つめた。もう灰だらけの真っ黒な手をゆっくり動かしながら、リビアの頰を初めて…そっと触れた。
リビアングラスの目を見ていたモルガは、困ったような顔をしていた。それに気づいたリビアングラスは複雑な気持ちだった。それでも、優しい手つきで自分の頰を触ってくれていた事に嬉しくも感じていた。
「父…う…」
そうもう一度モルガを呼ぼうとした時、一瞬で……灰となって散ってしまった。
リビアングラスは灰を握りしめながら
「………結局…僕は…父上の子と認められなかったのかな……」
「リビ……あの人は可哀想で…愚かな人だったの…」
リビアングラスの母はギュッと息子を抱きしめた。
少し離れていたところに、真っ黒な状態のエメラルドにみんなかけつけていた。
「姫様!」
「「エメラルド!!!」」
「エメ!くそ!エメまで、真っ黒な状態じゃねーか!おい!起きて返事をしろ!」
「姫様!マシュマロ沢山ありますよー!!だから起きて下さい!」
「キャン!」
「ニャッ」
「マシューとクロ!おかえり!」
プリムラはクロとマシューの頭を撫でて、倒れているエメラルドの様子を伺った。
「……エメ…」
真っ黒な状態のエメラルドの姿をガーネットとハウライトは起こそうとした時、そばにいたピーター国王はエメラルドに触れて固まった。
「おや、ピーター国王どうされました?目が見えないのに貴方はとりあえず…」
「……してない」
「はい?」
「………息…が…してない……」
ピーター国王の一言で皆言葉を失った。
「……そ、そんなのありえません!!!姫様が!そんな事絶対!」
「……オーロラ嬢落ちついて!」
「ハウライト王子!手を離して下さい!!…私…私は姫様と出会えて…自分に自信が持てました。目標もできました……お姉様と和解できたのも……うっ……姫様のおかげで……」
ポロポロと泣いているオーロラ嬢にハウライトは優しく頭を撫でながら
「…………君だけじゃない…僕も…僕達、家族もエメラルドに助けられてたよ…エメラルドが…いなかったら…ガーネットと…父上とも和解出来なかった…」
そう涙ぐむハウライトにガーネットはただ、黙って俯いたままでピーター国王は放心状態だった。
「…姫様は…っ…一番誰よりも強い方です…こんなところで…」
ユーディアライトは悔しいと地面に向かって叩き、そんなユーディアライトをレピドライトは止めていた。ブラッドは剣を投げつけて
「…俺……全然…守れてねーじゃん…一番……守りたい奴なのにっ…好きな女守れてねー…な…んで、、くそっ!!バカやろう…!!」
ハナナ女王は
「………なんとも…小さき命が……消えておる…エメラルドや…」
またもやシンと静かになった時
「エメは死んでないよ!」
バッと皆プリムラの方を見た。
「…死んでなんかない!!エメまだここに沢山あるマシュマロのお菓子食べてないし、だから大丈夫だよ!」
自信満々にニッコリ笑うプリムラに、一同「確かに」と妙な納得をした。
そんなプリムラにオーロラは笑った後、倒れているエメラルドの方へ駆け寄り、小さな黒くなった手をギュッと強く握りしめた。
目を瞑ったままのエメラルドを見つめながら涙を流し
「……姫様…!私…姫様を失うなんて…嫌です!!大好きな姫様なんです!だからっ…!早く目を覚まして下さい!!!」
そう叫んだ瞬間オーロラの手から沢山の白い光りが放った。
その光りを見たレピドライトは
「……これは…ローズ王妃以上の……聖女の力ですね…」
「あぁ…たしかにこんな光りの魔力…目が見えずともわかる…」
オーロラの並外れた癒しの力が国全体包みこみ、怪我をしていた兵達を次々と治していった。
「……姫様!」
エメラルドの手をギュッと握りしめながら、強く願うオーロラの姿が聖女そのものに見えていた。
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