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へっぽこ姫の仲良し作戦⑨ 九章 恋愛編
ユー君の助言
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「んー!おいしい!マシュマロが一番私を幸せにしてくれるね」
私はなんだか苛々していたので、一人でティータイムをしていた。パパも兄様達もみんな仕事で忙しいみたいだし、朝食だけは一緒に食べてくれてるけど、後は中々会えない。なんか事件でもあったのかな…?なんとなく城の警備も厳しくなってるし…ブラッドに聞いてもノーコメントだった。
さて、マシュマロケーキとマシュマロクッキーと、マシュマロチョコと色とりどりのマシュマロをもう一皿食べて、少しでも胸が大きくなって欲しいな。
「…エメ、食べ過ぎじゃないかな」
「え?あ、リビア!ようやく会えた!パパ達に何か言われたの?」
「…監獄から出す代わりに、仕事を手伝ってるだけだよ。…隣に座っていい?」
「新作のマシュマロもあるの。どうぞっ」
リビアはどうやら、パパ達の仕事を手伝うかわりに、母親と共に監獄へ出れたみたい。ただ、白い髪色のままだと、リビアだとバレるだろうし、今だにリビアを恐れてる人達もいるから髪色などを変えたみたい。名前もただの、リビだっけ。
「リビア、じゃなくてリビ元気だった?お仕事は忙しい?ちゃんとご飯食べてる?あ、お母さんとは仲良くできてる?」
私が色々と質問攻めをしているとリビア…いや、リビはクスクス笑った。
「エメ、落ちついて。うん、僕はこの通り元気だし、ちゃんとご飯も食べてるよ。母上も元気で仲良くしてる。こっちにきてから、たまに一緒に料理をしてるんだ」
「そっか。…良かった…」
元気そうにしていてホッとした。あの時からずっとリビアはどうしていたか気になっていたから…本当に良かった…。リビアはあの人の…息子だから…まだ色々言われてるみたいだけど、なんだかスッキリした顔をしていた。
「エメ、口元にチョコレートがついてるよ。マシュマロメインのようで…チョコレートメインのお菓子ばかりでプリムラ君みたいだね」
そうリビアは言いながら、優しく拭きとってくれた。心地よいそよ風を感じながら、私達は久しぶりに話した。うん、やっぱりリビアと話してると落ち着くし、穏やかな気持ちになれる。
「リビア…ううん。リビ、会いたかったよ」
私が微笑んでそう話すと、リビアは少し固まってから空を見上げてボーとし始めた。え?何?何故空を見つめはじめたの!?
「えと…リビ?」
「その《会いたい》は僕と同じかな?」
「え?」
リビアは空を見上げてから、私の方へ向き直してニッコリと話しだす。
「僕、まだエメに返事を貰ってないや」
「…え?……あっ…」
《もし、全てが終えたら……もう少し僕もエメも大人になったら…ずっと僕の隣にいて欲しいな》
昔、お城の塔でリビアに言われた事を思い出した。リビアは私の手をギュッと優しく握って見つめてきた。
「…僕は君が好きだよ。僕自身は紛い物かもしれないし、身分も良くないのはわかっている…だけど…君が大事な子であり、これからも一緒にいたい。そう思っている」
「……リビア…」
「リビね」
「リビ…あの…」
私は何故か言葉が詰まってしまった。なんといえば言いのかわからなく頭が真っ白になっちゃった。リビアは大事な人だ。嫌いじゃないし、一緒にいて落ち着く人だもの…何より…あの人の息子であるリビアを嫌いになんかなれないよ…。
「リビ様、ガーネット王子とハウライト王子が探しておりましたよ」
ハッ!と後ろを振り向くと、書類を持って現れたのはユー君だった。リビアはユー君の方を見て、席を立ち私の耳元で
「……エメ、またね」
そう呟いて立ち去った。少し動揺していたのがバレていたのか、ユー君は私の隣の席に座り、自分でポットにあった紅茶を注いで飲み始めながら、少しからかうように私に話しかけた。
「おや、その顔は好きだと言われましたか?」
「…ユー君、段々レピさんに似てきたよ。その意地悪な感じ」
頬を膨らませる私をクスクスと笑うユー君。ユー君は今は眼鏡も外し、髪は長くせず短髪だけど、やっぱりからかい方はレピさんそっくりかなと思う。ユー君は優雅に紅茶を飲み、私をジッと見つめた。
「この前はブラッド君にも好きと言われましたね」
「……へ!?なんで知っ…」
「ブラッド君も姫様も分かりやすいですからねっ。ガーネット王子とハウライトにバレて、ブラッド君、かなーりキツいお仕事を任されてる最中ですよ。あ、その仕事の割り振りは私と父上が決めましたけどね」
最近ブラッドが見かけないと思ったら、ユー君よ、貴方がある意味原因なのかな?…まあ、会わないで少しホッとしてたけどね。
「更に、プリムラ王子と喧嘩もしてますね」
「え!?なんでそれも知ってるの!?」
「私は優秀ですから!」
「それ答えになってないよー?!プリちゃん…プリちゃんとは喧嘩というか…プリちゃんが悪い…んだもの」
私が気まずい顔をしながらマシュマロを食べていたら、ユー君はまた一口紅茶を飲んだ。
「……姫様は知っていましたか?実は私が姫様の有力な婚約者候補だったことを」
「え!し、知らない!そうなの!?」
私はビックリして、立ち上がるとユー君はクスクスとまた笑いだした。またからかってる!?
「あははは!失礼っ、あまりにもビックリする姫様が可愛いらしくて…あくまでも昔の話ですよ。この国では女性の方が先に婚約者を決めるほうでしたからね」
「そっか…昔の話ね!」
「ホッとしましたか?あー残念です!姫様が少しでもこの、容姿端麗で頭脳明晰な未来の宰相でユーディアライトに恋をしていたらどんなによかったか!」
いつものユー君のテンションに私は笑った。私が笑うとユー君は頭を撫でてくれた。
「さて、我が国の可愛いらしいエメラルド姫様。誰もが姫様の幸せを願っているんですよ。一番誰と一緒にいたいのか…好きな人がいることはとても幸せな気持ちになれますからね」
「…ユー君も好きな人いるの?」
そう私が質問すると、ユー君は私に書類を見せて胸を張りながら自慢してきた。
「おや、絶賛、ガーネット王子に嫌がらせするのが私の今幸せですからね!」
うん、なんだかんだユー君だ。一瞬少し寂しそうに話すから、好きな子いるのかなあと思っちゃったじゃない!
「もう!ユー君、いつかガーネット兄様に怒られるよ。本気のやつ!…あ、そろそろレッスンの時間だわ。ユー君、久しぶりにお茶に付き合ってくれてありがとうね!」
「いえいえ、私も久しぶりに姫様とお茶して良かったですよ!後で王子二人に自慢できますからね!」
「あはは!じゃあまたね!」
私はマシュマロお菓子を少しユー君に渡して、立ち去ろうとした時
「……姫様」
「ん?なに?」
急にユー君は私を呼んで引き留めた。ユー君は優しく微笑みかけながら私に教えてくれた。
「先程好きな人がいると幸せな気持ちになれると言いましたけど、目を閉じて見た時、頭に浮かんだ人がとても大事な人だと私は思いますよ」
「…?うん、わかった。…ありがとう?」
そう言ってユー君と別れた。
夜ベッドで寝ていてユー君が言っていた事が気になった。
私はみんな大好きだ。だけど、ブラッドに告白された時、ブラッドの好きは私とは違かった。
…リビアは…とても落ち着く。好きだ。嫌いじゃないもの。一緒にマシュマロ屋さんとかしても、リビアなら協力してくれそうだなあ。今のプリちゃんなら、絶対なんか文句言ってきそう!チョコレートの味がないとかなんとかクレーム言ってくるかもね!あ、なんかまた苛々してきた!マシュマロ…もう少し食べれば良かった。
…私はそっと目を閉じた。
案の定どデカいふわふわのマシュマロが現れた。
ユー君、私はマシュマロに恋してるのかな??
……だけど、その大きいマシュマロを持ってる人も現れて…私に笑いかけていた夢を見た。
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「…エメ、食べ過ぎじゃないかな」
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「新作のマシュマロもあるの。どうぞっ」
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「リビア、じゃなくてリビ元気だった?お仕事は忙しい?ちゃんとご飯食べてる?あ、お母さんとは仲良くできてる?」
私が色々と質問攻めをしているとリビア…いや、リビはクスクス笑った。
「エメ、落ちついて。うん、僕はこの通り元気だし、ちゃんとご飯も食べてるよ。母上も元気で仲良くしてる。こっちにきてから、たまに一緒に料理をしてるんだ」
「そっか。…良かった…」
元気そうにしていてホッとした。あの時からずっとリビアはどうしていたか気になっていたから…本当に良かった…。リビアはあの人の…息子だから…まだ色々言われてるみたいだけど、なんだかスッキリした顔をしていた。
「エメ、口元にチョコレートがついてるよ。マシュマロメインのようで…チョコレートメインのお菓子ばかりでプリムラ君みたいだね」
そうリビアは言いながら、優しく拭きとってくれた。心地よいそよ風を感じながら、私達は久しぶりに話した。うん、やっぱりリビアと話してると落ち着くし、穏やかな気持ちになれる。
「リビア…ううん。リビ、会いたかったよ」
私が微笑んでそう話すと、リビアは少し固まってから空を見上げてボーとし始めた。え?何?何故空を見つめはじめたの!?
「えと…リビ?」
「その《会いたい》は僕と同じかな?」
「え?」
リビアは空を見上げてから、私の方へ向き直してニッコリと話しだす。
「僕、まだエメに返事を貰ってないや」
「…え?……あっ…」
《もし、全てが終えたら……もう少し僕もエメも大人になったら…ずっと僕の隣にいて欲しいな》
昔、お城の塔でリビアに言われた事を思い出した。リビアは私の手をギュッと優しく握って見つめてきた。
「…僕は君が好きだよ。僕自身は紛い物かもしれないし、身分も良くないのはわかっている…だけど…君が大事な子であり、これからも一緒にいたい。そう思っている」
「……リビア…」
「リビね」
「リビ…あの…」
私は何故か言葉が詰まってしまった。なんといえば言いのかわからなく頭が真っ白になっちゃった。リビアは大事な人だ。嫌いじゃないし、一緒にいて落ち着く人だもの…何より…あの人の息子であるリビアを嫌いになんかなれないよ…。
「リビ様、ガーネット王子とハウライト王子が探しておりましたよ」
ハッ!と後ろを振り向くと、書類を持って現れたのはユー君だった。リビアはユー君の方を見て、席を立ち私の耳元で
「……エメ、またね」
そう呟いて立ち去った。少し動揺していたのがバレていたのか、ユー君は私の隣の席に座り、自分でポットにあった紅茶を注いで飲み始めながら、少しからかうように私に話しかけた。
「おや、その顔は好きだと言われましたか?」
「…ユー君、段々レピさんに似てきたよ。その意地悪な感じ」
頬を膨らませる私をクスクスと笑うユー君。ユー君は今は眼鏡も外し、髪は長くせず短髪だけど、やっぱりからかい方はレピさんそっくりかなと思う。ユー君は優雅に紅茶を飲み、私をジッと見つめた。
「この前はブラッド君にも好きと言われましたね」
「……へ!?なんで知っ…」
「ブラッド君も姫様も分かりやすいですからねっ。ガーネット王子とハウライトにバレて、ブラッド君、かなーりキツいお仕事を任されてる最中ですよ。あ、その仕事の割り振りは私と父上が決めましたけどね」
最近ブラッドが見かけないと思ったら、ユー君よ、貴方がある意味原因なのかな?…まあ、会わないで少しホッとしてたけどね。
「更に、プリムラ王子と喧嘩もしてますね」
「え!?なんでそれも知ってるの!?」
「私は優秀ですから!」
「それ答えになってないよー?!プリちゃん…プリちゃんとは喧嘩というか…プリちゃんが悪い…んだもの」
私が気まずい顔をしながらマシュマロを食べていたら、ユー君はまた一口紅茶を飲んだ。
「……姫様は知っていましたか?実は私が姫様の有力な婚約者候補だったことを」
「え!し、知らない!そうなの!?」
私はビックリして、立ち上がるとユー君はクスクスとまた笑いだした。またからかってる!?
「あははは!失礼っ、あまりにもビックリする姫様が可愛いらしくて…あくまでも昔の話ですよ。この国では女性の方が先に婚約者を決めるほうでしたからね」
「そっか…昔の話ね!」
「ホッとしましたか?あー残念です!姫様が少しでもこの、容姿端麗で頭脳明晰な未来の宰相でユーディアライトに恋をしていたらどんなによかったか!」
いつものユー君のテンションに私は笑った。私が笑うとユー君は頭を撫でてくれた。
「さて、我が国の可愛いらしいエメラルド姫様。誰もが姫様の幸せを願っているんですよ。一番誰と一緒にいたいのか…好きな人がいることはとても幸せな気持ちになれますからね」
「…ユー君も好きな人いるの?」
そう私が質問すると、ユー君は私に書類を見せて胸を張りながら自慢してきた。
「おや、絶賛、ガーネット王子に嫌がらせするのが私の今幸せですからね!」
うん、なんだかんだユー君だ。一瞬少し寂しそうに話すから、好きな子いるのかなあと思っちゃったじゃない!
「もう!ユー君、いつかガーネット兄様に怒られるよ。本気のやつ!…あ、そろそろレッスンの時間だわ。ユー君、久しぶりにお茶に付き合ってくれてありがとうね!」
「いえいえ、私も久しぶりに姫様とお茶して良かったですよ!後で王子二人に自慢できますからね!」
「あはは!じゃあまたね!」
私はマシュマロお菓子を少しユー君に渡して、立ち去ろうとした時
「……姫様」
「ん?なに?」
急にユー君は私を呼んで引き留めた。ユー君は優しく微笑みかけながら私に教えてくれた。
「先程好きな人がいると幸せな気持ちになれると言いましたけど、目を閉じて見た時、頭に浮かんだ人がとても大事な人だと私は思いますよ」
「…?うん、わかった。…ありがとう?」
そう言ってユー君と別れた。
夜ベッドで寝ていてユー君が言っていた事が気になった。
私はみんな大好きだ。だけど、ブラッドに告白された時、ブラッドの好きは私とは違かった。
…リビアは…とても落ち着く。好きだ。嫌いじゃないもの。一緒にマシュマロ屋さんとかしても、リビアなら協力してくれそうだなあ。今のプリちゃんなら、絶対なんか文句言ってきそう!チョコレートの味がないとかなんとかクレーム言ってくるかもね!あ、なんかまた苛々してきた!マシュマロ…もう少し食べれば良かった。
…私はそっと目を閉じた。
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