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第7節 過去編 人魔大戦 キールとマサキ
第248話 想いが流れ着く世界
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「……というのが、人魔大戦の裏側で起きていたことだ。」
ワイングラス片手に人魔大戦の終わりまで話し、その後のことにも触れていく。
「ギランバルトはその後、アル皇太子殿下を後ろ盾にし、王国でさらに権力を貪っていった…洗脳されていたとはいえ戦争を起こした王は、支持率や吸引力が下がり、シオン皇女殿下がいてもギランバルトを完全に抑え込むことができなくなってしまっている。
実質、今の王国はギランバルトのものだ…あれはイカれてやがるな、禁忌の魔女の高性能な複製を100以上は作り出し、『野望』のための部隊として隠してやがる。」
「教会方面はサクヤたちと三賢人が対立し、勢力が二分してる…三賢人たちは聖剣騎士たちに対抗するため、化学を取り入れたり、魔剣騎士という神罰執行部隊を立ち上げたらしい。
化学や魔剣とやらには『魔神』が関わっていると小耳に挟んだが…その辺りの真相は、まだ闇の中さ…魔剣騎士の頂点は『剣帝』の成れの果てとは聞いたがな。」
「白神聖者の『奴』はまだこの世界に戻ってこれてはいない…しかし、魔王は少し前に目覚めた。まあそれは、お前も知ってるよな…今我々のボスとなり、魔族を統一してまた王国に戦争をしようとしているからな。
再び魔王六武聖を『全て』集結させ、今はユラミルティ関連で東の監獄にでもいるかもな…あの魔王は、白神聖者の奴にも反抗しそうな性格してるぜ。」
「マサキ=ジェイド=サーティナたちの一部の行方はこちらでも掴めてはいないが…オーレリア=イークレムンは王国騎士を辞めて冒険者となり、シリウス=ブライトに弟子入りしたことはわかっている。
今はAランクでギルド幹部となって、その身を研ぎ澄ませて…キール=ゴールドウィンを救う機会を待っているとさ…あの女の想いはすごいぜ、なんせただの人間なのに『人類最強』となる勢いだ…私の見立てだがな。」
「まあつまりは人魔大戦の勝者はいなく、両者痛み分けで終結したのさ…この真の勝者となるのは、今度起きた戦争で決まるだろうな。
それじゃあ行くわ…『想いが行き着くこの世界』の結末を一緒に見届けような。」
ワインを全て飲み干すと立ち上がり、話をまとめてその場を後にした…世界の真相は語らずに……。
……他の並行世界はほぼ全て奴の手に堕ちた…この世界が、人類最後の世界。
最後のだからこそ、この世界には色々なものが『流れて』くる…
すでに滅んだ並行世界の記憶や感情…様々な人の想いが『流れ着く』…だからこの世界では、不思議な現象が起こる…
『過去の映像や未来の映像が頭に浮かびあがったり』
『辿らなかった歴史などの記憶が見えたり』
『未来では出会うが、まだ会ったことのない人を知っていたり』
という…潰えたもう1人の自分たちが、想いなどを託して伝えてるかのように…。
パラドックスは、想いが流れ着くこの世界のことを『終わりと創まりの記憶が輝く…可能世界』と呼んでいた。
そんな『想いの記憶輝く』世界だからこそ、記憶と想いから奴らを打倒し、全ての平行世界を『ハッピーエンド』に塗り替える可能性があった……。
ワイングラス片手に人魔大戦の終わりまで話し、その後のことにも触れていく。
「ギランバルトはその後、アル皇太子殿下を後ろ盾にし、王国でさらに権力を貪っていった…洗脳されていたとはいえ戦争を起こした王は、支持率や吸引力が下がり、シオン皇女殿下がいてもギランバルトを完全に抑え込むことができなくなってしまっている。
実質、今の王国はギランバルトのものだ…あれはイカれてやがるな、禁忌の魔女の高性能な複製を100以上は作り出し、『野望』のための部隊として隠してやがる。」
「教会方面はサクヤたちと三賢人が対立し、勢力が二分してる…三賢人たちは聖剣騎士たちに対抗するため、化学を取り入れたり、魔剣騎士という神罰執行部隊を立ち上げたらしい。
化学や魔剣とやらには『魔神』が関わっていると小耳に挟んだが…その辺りの真相は、まだ闇の中さ…魔剣騎士の頂点は『剣帝』の成れの果てとは聞いたがな。」
「白神聖者の『奴』はまだこの世界に戻ってこれてはいない…しかし、魔王は少し前に目覚めた。まあそれは、お前も知ってるよな…今我々のボスとなり、魔族を統一してまた王国に戦争をしようとしているからな。
再び魔王六武聖を『全て』集結させ、今はユラミルティ関連で東の監獄にでもいるかもな…あの魔王は、白神聖者の奴にも反抗しそうな性格してるぜ。」
「マサキ=ジェイド=サーティナたちの一部の行方はこちらでも掴めてはいないが…オーレリア=イークレムンは王国騎士を辞めて冒険者となり、シリウス=ブライトに弟子入りしたことはわかっている。
今はAランクでギルド幹部となって、その身を研ぎ澄ませて…キール=ゴールドウィンを救う機会を待っているとさ…あの女の想いはすごいぜ、なんせただの人間なのに『人類最強』となる勢いだ…私の見立てだがな。」
「まあつまりは人魔大戦の勝者はいなく、両者痛み分けで終結したのさ…この真の勝者となるのは、今度起きた戦争で決まるだろうな。
それじゃあ行くわ…『想いが行き着くこの世界』の結末を一緒に見届けような。」
ワインを全て飲み干すと立ち上がり、話をまとめてその場を後にした…世界の真相は語らずに……。
……他の並行世界はほぼ全て奴の手に堕ちた…この世界が、人類最後の世界。
最後のだからこそ、この世界には色々なものが『流れて』くる…
すでに滅んだ並行世界の記憶や感情…様々な人の想いが『流れ着く』…だからこの世界では、不思議な現象が起こる…
『過去の映像や未来の映像が頭に浮かびあがったり』
『辿らなかった歴史などの記憶が見えたり』
『未来では出会うが、まだ会ったことのない人を知っていたり』
という…潰えたもう1人の自分たちが、想いなどを託して伝えてるかのように…。
パラドックスは、想いが流れ着くこの世界のことを『終わりと創まりの記憶が輝く…可能世界』と呼んでいた。
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