「無能」と言われた少年は『精霊』と出会う

雪狼

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第一章  

第二話 フィーリアと特訓

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泣き止んだ僕にフィーリアは言った。

「クロ…強くなりたい?」

と…

僕の心は決まっている。

「強くなりたい‼︎」
と僕は答える。

「どうして強くなりたいの?」
と彼女は問う。

僕は答える。

「僕が僕自身であるために。
 もう誰にも『無能』と言われないために」

すると彼女は少し笑を浮かべこう言った、

「それで良いのよ。
 誰にも縛られず自由に生きるべきよ。」

と。そして彼女が

「私達が強くしてあげる!」

そして僕の精霊による特訓が始まった。


特訓一日目

最初に始めた特訓は
「魔力感知」である。

本来なら魔力感知は子供の頃から覚えていくものなのだがハーベスト家では大した教育もされてこなかったので初歩技術からである。

フィーリアが、

「まずは、『魔力感知』から習得しましょう。私と手を合わせて。」


そう言われ、手を合わせると…
体中を巡る謎の力とそれと同じような力を周りから感じた。

「それが魔力よ。
 それじゃあ次に『魔力操作』を覚えましょう」

「空気中にある魔力を集めてみて」

上手くできない。それどころか動かすこともままならない。

「初めてだからできないのは当然よ。
一度だけ手伝ってあげる。それで感覚だけでも覚えてみて。」

そう言うとフィーリアは僕の手を掴み魔力を集める。

「これが…魔力」

「さぁ、今度は一人でやってみて」

フィーリアと一緒にやった時のように魔力を集める。

「できた‼︎できたよフィーリア!」

「よくできてるね。合格よ」


それじゃあ次の特訓はレティに任せようかしら…


「任せてー‼︎」


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