異世界へ行くと役に立つこと

キロ

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1章 コミュ障には限界があります

パリピは苦手なんです

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目が覚めると何も無かった。
真っ白い床、壁、天井ははるか遠くまで続いていた。
「ここはどこ。」
声を発すること視覚、聴覚はかろうじて使える。
なにやらどこからが声がする。でも僕は実体がないみたいだから移動することが出来ない。
すると急に目の前に現れた。金髪のイケメンが。生きていた頃の僕の1万倍くらいイケメンが。
「やあやあ!ようこそ!僕は神様だよ!ここは生きていた頃良い行いをしてきた人が死んだ時に訪れる場所なんだよ!天国の1歩前っていうか!まあそんな感じなんだけど、とりま異世界行かない?」
「…は?」
「は?って酷いなー!敬語とか習わなかったの?!勉強たくさんしてきたのにそんな当たり前のことができないの??」
「勉強ってさ、意味ないんだよ。」
「いやいや!それが生きる時が来るんだよ!いつだと思う?今でしょ!!」
意味不明な事言って盛り上がってる。女子高校生かって。
でも何となくわかった。これは夢だ。僕は病みすぎて死んじゃった夢を見てるんだ。夢ならそのうち覚めるはず。
「のんのんのん!夢なんて思ってるそこの君!夢じゃないんだなー。現実なんだな!あ、死んでるから現実でもないか!」
自分でボケて自分でつっこんで爆笑してる神様が目の前にいて夢じゃないと思えるか?
「じゃあ俺はなんで死んだんだ?」
「鋭いねぇー!なんでかってね、寝てる間にこーんな風に刺されて死んだよ。」
文の終わりにハートがつくかと思うぐらい甘い声で言ってきた。写真を見せながら。
「うわ。こんなの見せられちゃったら信じるしかないんですけど。まあ死にたいと思ってたしいいけどね。」
「そーんな君にチャンスだyo!いまなら異世界にご招待します!Lvもスキルも家、容姿、お金なんかも全てお望み通りに用意してあげよう!」
「あーはい。おまかせでよろしくお願いします。」
「おまかせでいいのかい?」
「はい。」
ここではい。と言ったのがいいのか悪いのか。のちのちわかる事になる。だが今はいち早く一人ここから出たいと思った。こんなテンションの高いパリピとは一緒にいるだけで疲れてくる。
「でわー、異世界へー、レッツラゴー!!!」
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