異世界へ行くと役に立つこと

キロ

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1章 コミュ障には限界があります

これは信じるべきですか?

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「おい、おい。」
目を開けると青空が見えた。俺は見知らぬ人にに起こされ目が覚めた。ちゃんと夢から覚めれたらしい。ただベットの上ではない。芝生の上でだ。何故だ?
俺は一人暮らしだし、家もあるはずだぞ。まだ夢の中なのか?
「おい、あんたどこから来たんだ?そんな格好してここら辺のもんじゃないだろ。」
いや、こっちのセリフ。なんでベットにいないんだ?ていうかお前誰だよ。今どき冒険者コスプレをこんな山奥でするもんか?そもそもなんで俺は山奥にいるんだ?
「に、日本から、き、きまし、た。」
あああ。今になってコミュ障発揮するなよ。頭では考えてるのになにそんな相手が分かりきったこと言ってるんだ。
「日本?どこだそれ。」
嘘だろ?日本知らない日本人がどこにいる。
「それよかこんな所で昼寝なんかしてたらモンスターに食われて死んじまうぞ。」
「モンスター?」
「そうだ。」
「なんてったってここは人食い森だからな!俺みたいな上級冒険者とかじゃないとそう簡単に入れないよ。お前、迷い込んだのか?食われなくてよかったな。そろそろ俺も帰るところだから街まで送ってってやるよ。」
「あ、はい。ありがとうございます。」
「しっかしイケメンだなお前。イケメンだから食われなかったのか?モンスターに。」
そんなこと言いながら彼はガッハッハッと笑った。
ていうかイケメンなんて生まれてから1度も言われたことがないんだが。
「お前名前はなんて言うんだ?俺はアルマ・デリビア。みんなからはリビって呼ばれてるからお前もそう呼んでくれ。」
急に自己紹介されてもね。そして、外国人なのか?名前が日本とはかけ離れてる。でも、日本語悠長に喋ってるわけだしただの偽名か?
「俺の名前は桜坂滝郎です。」
「なんだその名前。珍しいっていうか聞いたことないぞ?タキロウって呼べばいいか?」
「はい。」
妙に長い夢だな。そう思ってたら彼が手を握ってきた。思いっきり握ってるようで手がおれるかと思うくらい痛かった。痛い?夢じゃない?まさか。あのうさんくさい神様がいってたことが本当に起きたのか?
そんなことを考えながら歩いていく。リビがなんか言ってるようだったが神様に似てテンション高めで話しかけてくるからあまり聞けなかった。
「街が見えてきたぞ!しかし、帰り道モンスターに合わないとか運がよかったな!」
街。ドラゴンが浮いてるのが街か。冒険者、魔術師、エルフのコスプレをしてる人が山ほどいるのが街か。そびえ立つてっぺんが見えない塔があるのが街か。
うん。ここは異世界だ。
「ここが俺の街だ!お前もゆっくりしてくといい。」


いや、無理です。
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