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2章 慣れるしかないなんて
俺は形より心から入りたかった
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「そうだ。剣を買わないとな。」
「剣?」
「そうだ!戦いに出るには必要だからな。」
戦いか。やったことないし、できるかな…。
「ここだ!俺がいつも買ってるところさ。普通のお客さんはいつもぼったくられるけど俺がいれば多分大丈夫。」
多分って。
「おおい。ハリイいるか?」
「おお、久しぶりだな。どうしたんだ?急に。」
「実はな、タキロウに剣を売ってほしいんだが。」
「お主か?良い体つきをしてるの。」
「あ、ありがとうございます。あの、剣が欲しいんですが…なるべく頑丈で軽いのでお願いします。」
「いいぞ。これなんかどうだ?」
見せてきたのはいかにも勇者が使ってそうな剣だ。でも、かっこよくて憧れる。
これ、ほしいな。
「これはまだ魔法が付与してない状態で5パイルだ。付与付きだとあと、5パイル必要だがな。」
魔法付与か。俺たしかスキルあった気がする。俺にもできるのかな?
「あ、付与は自分で出来ると思います。」
「付与をだと?」
「スキルにあったとおもいます。」
「見せてみろ。スキル表示の仕方は「スキル」と願いながら指で四角くなぞれば出てくるぞ。」
言われたとおりにやって見たらスキルが出た。
何度見ても自分で見てもすごいスキルだよなこれ。
あったあった!
「魔法付与」
でも使い方分からないしな。
「ほんとだ。あるじゃないか。ちょっとやってみせてみろ。」
「それが、やり方わからなくて…。」
「なんだと?こんな便利なスキル持ってて使ってないだと。やり方はな、剣を持ちながら「付与」と言うんだ。付与の魔力量の調節は何回かやればできるはずだから、今は適当に一回やってみろ。」
「分かりました。…付与!」
眩い光が一面に広がった。
剣が軽くなって逆に剣の内側にはなんとも言えない温かさがこもっており、本当に剣が強くなったような気がした。
「なんと!初めてでこの付与量。お主、センスがあるぞ!」
「おお!すごいじゃん。」
「リビ。これで大丈夫かな?」
「ああ。なんなら俺のより強いかもな!」
リビは俺の剣をみながら大きな声で笑った。
でもね。剣が強くても俺自身が弱ければどうなってしまうのやら。冒険の前に剣術教えてくれよ。心から願った。
「剣?」
「そうだ!戦いに出るには必要だからな。」
戦いか。やったことないし、できるかな…。
「ここだ!俺がいつも買ってるところさ。普通のお客さんはいつもぼったくられるけど俺がいれば多分大丈夫。」
多分って。
「おおい。ハリイいるか?」
「おお、久しぶりだな。どうしたんだ?急に。」
「実はな、タキロウに剣を売ってほしいんだが。」
「お主か?良い体つきをしてるの。」
「あ、ありがとうございます。あの、剣が欲しいんですが…なるべく頑丈で軽いのでお願いします。」
「いいぞ。これなんかどうだ?」
見せてきたのはいかにも勇者が使ってそうな剣だ。でも、かっこよくて憧れる。
これ、ほしいな。
「これはまだ魔法が付与してない状態で5パイルだ。付与付きだとあと、5パイル必要だがな。」
魔法付与か。俺たしかスキルあった気がする。俺にもできるのかな?
「あ、付与は自分で出来ると思います。」
「付与をだと?」
「スキルにあったとおもいます。」
「見せてみろ。スキル表示の仕方は「スキル」と願いながら指で四角くなぞれば出てくるぞ。」
言われたとおりにやって見たらスキルが出た。
何度見ても自分で見てもすごいスキルだよなこれ。
あったあった!
「魔法付与」
でも使い方分からないしな。
「ほんとだ。あるじゃないか。ちょっとやってみせてみろ。」
「それが、やり方わからなくて…。」
「なんだと?こんな便利なスキル持ってて使ってないだと。やり方はな、剣を持ちながら「付与」と言うんだ。付与の魔力量の調節は何回かやればできるはずだから、今は適当に一回やってみろ。」
「分かりました。…付与!」
眩い光が一面に広がった。
剣が軽くなって逆に剣の内側にはなんとも言えない温かさがこもっており、本当に剣が強くなったような気がした。
「なんと!初めてでこの付与量。お主、センスがあるぞ!」
「おお!すごいじゃん。」
「リビ。これで大丈夫かな?」
「ああ。なんなら俺のより強いかもな!」
リビは俺の剣をみながら大きな声で笑った。
でもね。剣が強くても俺自身が弱ければどうなってしまうのやら。冒険の前に剣術教えてくれよ。心から願った。
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