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異変②
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異変は急に起きた。
田中「…なさい。」
佐藤「え?」
田中「ごめんなさい。ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい。」
佐藤「どうしたの!?大丈夫!?」
田中「ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい。」
田中の顔をよく見ると、涙で顔が濡れ、呼吸も過呼吸気味になっている。
どうしたらいいのか分からず、とにかく安心させなければならないと思い、佐藤は田中のことを抱きしめた。
周りから変な視線が送られているのが痛いほど分かる。
しかし、そんなことを気にしてる暇はない。とにかく今は大切な人を守らなければならなかった。
佐藤「大丈夫?急にどうしたの?」
田中「ごめんなさい。」
佐藤「田中は何も悪くないよ。」
田中「ごめんなさい。」
田中は壊れたラジオの様にただ同じことを繰り返すだけだった。
何が彼をこうさせたのかは明らかだった。
試験に落ちたことによる親への恐怖。
これしかないと思った。
とにかく、今はこの場を何とかしなければならないと思い、佐藤は田中を抱きしめながらずっと声をかけ続けた。20分程してようやく会話が出来るようになってきた。
佐藤「大丈夫?」
田中「ごめんなさい。急に怖くなっちゃって。」
佐藤「そっか。少しは落ち着いた?」
田中「うん。家に帰りたくない。」
佐藤「(やっぱりか)家に帰らないっていう選択は出来ないかな?どこか近くのホテルかネットカフェとかで過ごせないかな?」
田中「それは出来ない。今までも友達との泊まりですらも許してくれなかったから。」
佐藤「そうだよね。じゃあ帰るしかないのか。帰れる?」
田中「帰りたくないけど、帰るしかない。」
佐藤「そっか。帰ってる途中連絡取ろう?帰るまで気を紛らわせることくらいは出来ると思うし!」
田中「そうだね。ごめんなさい。」
佐藤「だから、田中は何も悪くないよ!とにかく私もどうしたらいいのか分からないから、色々調べてみるね!」
田中「ごめんなさい。」
佐藤「とりあえず帰れそう?」
田中「うん。帰る。」
佐藤「わかった。私も家に着いたらすぐ連絡するね!」
田中「分かった。ごめんなさい。」
佐藤「田中は何も悪くないんだから謝らないの!」
田中「分かった。じゃあまたあとでね。」
佐藤「またあとでね!」
佐藤は急いで家に向かった。佐藤の家は大学から自転車で30分の所にある。急いで家に帰り、田中にLINEを送った。
佐藤「家に着いたよ!気持ちは落ち着いてる?」
田中「帰りたくない。親にどう説明すればいいんだろう。」
佐藤「そうだね。もし、田中から言うのが辛いなら私から田中の親御さんに話しようか?」
田中「それは大丈夫だよ。自分のことだし、佐藤も俺の親ともめるのは嫌でしょ?」
佐藤「嫌だけど、田中のことが第1だし、田中が辛い思いするくらいなら私が少し辛い思いしてもいいんだよ!」
田中「いや、結局佐藤から話してもなんで自分で言えないんだって怒られるだけだから自分で言うよ。」
佐藤「そっか。でも辛いことがあったらもっと私を頼ってもいいんだよ?こういう時こそ彼女を頼ってもいいんだよ!」
田中「でも、自分のことはできるだけ自分で何とかしなきゃだから、頼るのは申し訳ないよ。」
佐藤は今田中に何か言っても無駄だと感じた。
佐藤「分かった。でも、誰かに頼りたくなった時はいつでも頼っていいからね!」
と自分の居場所があることを伝え、その後は田中の気を紛らわせるために、いろんな話題で話をして時間を繋いだ。
田中「そろそろ家に着くよ。」
佐藤「分かった。何か辛いことがあったらすぐLINEしていいからね!」
田中「ありがとう。じゃあまた後で連絡するね。」
佐藤「またあとでね!」
約1時間半
田中とLINEをした。
佐藤は思った。
今まで生きてきた中で最も大きな困難にぶつかることになるだろうと。
田中「…なさい。」
佐藤「え?」
田中「ごめんなさい。ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい。」
佐藤「どうしたの!?大丈夫!?」
田中「ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい。」
田中の顔をよく見ると、涙で顔が濡れ、呼吸も過呼吸気味になっている。
どうしたらいいのか分からず、とにかく安心させなければならないと思い、佐藤は田中のことを抱きしめた。
周りから変な視線が送られているのが痛いほど分かる。
しかし、そんなことを気にしてる暇はない。とにかく今は大切な人を守らなければならなかった。
佐藤「大丈夫?急にどうしたの?」
田中「ごめんなさい。」
佐藤「田中は何も悪くないよ。」
田中「ごめんなさい。」
田中は壊れたラジオの様にただ同じことを繰り返すだけだった。
何が彼をこうさせたのかは明らかだった。
試験に落ちたことによる親への恐怖。
これしかないと思った。
とにかく、今はこの場を何とかしなければならないと思い、佐藤は田中を抱きしめながらずっと声をかけ続けた。20分程してようやく会話が出来るようになってきた。
佐藤「大丈夫?」
田中「ごめんなさい。急に怖くなっちゃって。」
佐藤「そっか。少しは落ち着いた?」
田中「うん。家に帰りたくない。」
佐藤「(やっぱりか)家に帰らないっていう選択は出来ないかな?どこか近くのホテルかネットカフェとかで過ごせないかな?」
田中「それは出来ない。今までも友達との泊まりですらも許してくれなかったから。」
佐藤「そうだよね。じゃあ帰るしかないのか。帰れる?」
田中「帰りたくないけど、帰るしかない。」
佐藤「そっか。帰ってる途中連絡取ろう?帰るまで気を紛らわせることくらいは出来ると思うし!」
田中「そうだね。ごめんなさい。」
佐藤「だから、田中は何も悪くないよ!とにかく私もどうしたらいいのか分からないから、色々調べてみるね!」
田中「ごめんなさい。」
佐藤「とりあえず帰れそう?」
田中「うん。帰る。」
佐藤「わかった。私も家に着いたらすぐ連絡するね!」
田中「分かった。ごめんなさい。」
佐藤「田中は何も悪くないんだから謝らないの!」
田中「分かった。じゃあまたあとでね。」
佐藤「またあとでね!」
佐藤は急いで家に向かった。佐藤の家は大学から自転車で30分の所にある。急いで家に帰り、田中にLINEを送った。
佐藤「家に着いたよ!気持ちは落ち着いてる?」
田中「帰りたくない。親にどう説明すればいいんだろう。」
佐藤「そうだね。もし、田中から言うのが辛いなら私から田中の親御さんに話しようか?」
田中「それは大丈夫だよ。自分のことだし、佐藤も俺の親ともめるのは嫌でしょ?」
佐藤「嫌だけど、田中のことが第1だし、田中が辛い思いするくらいなら私が少し辛い思いしてもいいんだよ!」
田中「いや、結局佐藤から話してもなんで自分で言えないんだって怒られるだけだから自分で言うよ。」
佐藤「そっか。でも辛いことがあったらもっと私を頼ってもいいんだよ?こういう時こそ彼女を頼ってもいいんだよ!」
田中「でも、自分のことはできるだけ自分で何とかしなきゃだから、頼るのは申し訳ないよ。」
佐藤は今田中に何か言っても無駄だと感じた。
佐藤「分かった。でも、誰かに頼りたくなった時はいつでも頼っていいからね!」
と自分の居場所があることを伝え、その後は田中の気を紛らわせるために、いろんな話題で話をして時間を繋いだ。
田中「そろそろ家に着くよ。」
佐藤「分かった。何か辛いことがあったらすぐLINEしていいからね!」
田中「ありがとう。じゃあまた後で連絡するね。」
佐藤「またあとでね!」
約1時間半
田中とLINEをした。
佐藤は思った。
今まで生きてきた中で最も大きな困難にぶつかることになるだろうと。
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