人生和歌集 -風ー(1)

多谷昇太

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世に住みたからず(4)

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われにては1000円ほどの宗教心(こころ)かは主の求めにぞ応ふべくもなし

おひかりさま九条武子の喜捨がりに応へし人におなじふすべけど

※上2首は私が所属する某宗教団体の寄付の要請にまったく応えられないわが懐の惨状を詠んだものです(かろうじてわずか1000円だけを喜捨しました)^_^;。〝我こそは達磨大師になりにけれ弔はむにもお足なくして〟というわが師・樋口一葉と同じゅうすべく(?)詠んだのではないのですが…。ちなみに九条武子は関東大震災時に広く世に喜捨を求めました。

【九条武子写真。彼女は西本願寺の〝お光様〟と呼ばれました。歌人でもあります】


夕月夜入るべき人のかかはりにもれてひさしくなりにけるかも

片糸のたゆべき悪(わる)のかかはりの離れでつけばかかはりかねて
※上2首はその某宗教団体で活動できぬ様を詠んでいるのです。ストーカーの悪どもの生活・睡眠妨害の為に正直何もできません。宗教活動も、のみならず仕事に就くことさえも。哀、哀、ただ悲惨…。

泡沫のうき草暮らし終までもサーカスごとしも見世物なくに
※ストーカーどもの〝ひっ付き(どこに移住しても必ず隣住してくる!)〟から逃れるべく過去何度も引っ越しし、また職も移らざるを得ませんでした(睡眠妨害の為に遅刻し結局首になるのです)。まっこと、私はサーカス暮しです。

流れては浮き世の川に消へてゆくなにを空しき泡沫づくし

    【♬旅のつばくろ悲しゅうないか…♬という歌通りのわが身です】


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