人生和歌集 -風ー(2)

多谷昇太

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第一章 政治・社会

シンガポール

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和歌一首…雑歌123.シンガポール

シンガポールそは我らが指標にて誰も彼もが真似して生くも

詞書:外国企業の安価な労働力としてスタートしたシンガポールは後に起業し、さらには金融市場を起こして今では世界有数の国際金融センターとなっている。中国はそれを踏襲した形だろう。しかしはて、これをワールドワイズで皆が踏襲したら?全員株主ばかりになって働く人間がいなくなる?М&Aなどは株主の利益を第一とした、この現象の悪しき側面、その最たるものだろう。
#株主資本主義👎

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関連歌・真なきか

貧者に真なく富貴に誠ありやスラムにガザに由々しさ充つる

詞書:「身を売る酌婦に真なきか、錦衣玉食の名士らに誠ありや?」なる樋口一葉の言葉がある。貧と争に住めば人らの言動端(はした)なくなり、富貴に住めば洗練されおろう。ガザの人々の呪い喚き、他方で戦を成す金満家ら静かなり。だがしかし、いずれが品無きか?そしていずれに真ありや?

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