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機動兵士

ゴルダンとガルダン

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「ガルダンさん、死んじゃいやー」
   と秘書のエリーゼは泣き叫んだ。
「ガルダンは新兵器のロボです。死んだのはゴルダンですよ」
  と私がいうと、エリーゼは
「じゃあ、ゴルダンさん、死んじゃいやー」
  と泣き叫んだ。
 すると、草藪から黒焦げになったチャーリー・パイナップルがやってくる。
「私のことは嘆かないのかね」
  と声をかけてくる。
「あ、もちろん、社長のことも心配していましたが」
   と秘書は言うと、ヨロヨロしている社長を助け起こした。
「俺たちも生きているぜ」
 というと、草藪からゴルダンとクワンプが現れる。
「ゴルダンさーん」
   と爆乳秘書は抱きついてきた。
「認めたくないものだな……、ゴルダンがこんなにモテていることを」
「そんなことよりも、逃げなきゃ。あの白い悪魔が追ってきますぜ!」
 とクワンプ。
「よし、静馬君。君が、ザゴに乗って奴を引きつけるんだ。時間稼ぎをしてくれればいい。その間に、私は逃げるから」
「えええ?えええ???」
「君のロボット乗りの技量なら、奴を倒せる……何故なら君は、ニューマンだからだ」
「ニューマン」
「ああ。人類は、ニューマンによって革新される。君は十分にニューマンの素質があるよ」
「社長、その言葉、信じていいんですね」
「少なくとも私はそう思う。この、赤い獅子座群の……私がな……」
「わかりました。やってみます」
  というと、私は、ザゴを操縦して、またさっきの工場のところへと向かうのであった。
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